カレット
2025-09-24 20:44:00
5178文字
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アメリコ小話詰め合わせ3

アメリコやアメリコ前提のまとめ/大体111話の後に書いてるメガボルテージ編より後の話/何でも許せる方向け




 貴公子のような姿で堂々と空から現れた、彼に目を奪われた。

 思い出のあの島にひとり、途方に暮れたような表情を、長く重く垂れた髪で隠すような彼の姿を覚えている。
 今やその髪は整えられ、顕になった白皙は眩しいほどで。闘志の戻った双眸は宝石のような輝きを湛えていた。
 高貴な佇まいに似合いすぎるほどの上等な三つ揃えを着こなす様が、知らないどこかのあたりまえの大人のようにさえ見えた。

 また、遠くに行っちゃった。
 やっと追いついてきたと思ったのにな。

 そもそもがいくつも年上なのだ。その上血の滲むような研鑽を積んできたであろう彼の立つ場所に、すぐに追いつけると思う方が間違いだ。
 それでも、道を見失った彼を見つけた時は、この人も私とそう変わらない歳の子供なんだと思ったのだ。前に手を差し伸べてもらったように、こちらからも手を差し出せることが嬉しかった。なのに。

 すっかり立ち直った姿を頼もしく感じているはずなのに。手の届かない人になったなあ、なんて思うのはお門違いだろう。


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111話のリコちゃんがネガティブ思考だったら