無窓居室
2026-04-20 03:53:18
5419文字
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ブックサンタ2024

クリスマスイブの👦その両親と😈とあの人。👦の両親の描写はほぼ捏造です。
👦の父×👦の母はCP表記した方がいいんでしょうか…?



12月24日午後23時30分


「もしもし」
「もしもし、あなた?どうしたのこんな時間に」
「いやぁ、サンタクロース業務は無事に終わったかなって」
「多分ね。ぐっすり寝てる枕元に置いておいたから」
「良かった。いやー、まだ仕事中なんだけどどうしても気になっちゃってね」
「呆れた、大体あなたが言い出したことなのになんで私がカードの準備から箱代わりの袋の縫い直しまでしてるのよ!」
「ふ、袋……?あ、いや、カードの件は申し訳なかったって思ってるよ。ちょうどクリスマスに出張が入っちゃうなんて。でも、こっちの地方にある直営店で買ったのを2パック、速達で送ったろ?それが精一杯だったんだよ、本当にごめん!!」
「しょうがない人。どうしてそこまでサンタに拘るの?」
「さとしの奴、小さい頃にはおもちゃ売り場へ行くたびに、サンタさんにこれお願いする〜って言ってたのに、最近さっぱりだろ?それが寂しくてさ」
「そのわりに、さとしにサンタさんって居るの?って訊かれても毎回はぐらかしてたじゃないの」
「居るって大人が断言しちゃうのはフェアじゃない気がするんだ。僕だって小学5年生にもなれば、サンタクロースの存在を疑うのが自然だってことくらい分かってるよ。でも、心のどこかにもしかしたら……って余白の部分を持ち続けてくれたら嬉しいなって、僕は思うんだよね」
「はいはい。またトリップしてるわね」
「でも君、そんな僕に惚れたんだろ?」
「あなたの夢想癖に付き合えるのなんて私くらいですから」
「ひどいなぁ、そうとも限らないじゃないか」
「あら、出張なんて言って、まさか可愛い〝お仕事〟とご一緒なの?」
「そ、そんな訳ないよ!!年末年始には絶対に帰るから!そしたら久し振りに料理も作るよ。楽しみに待ってて」
「ふふ、期待しておくわ……そろそろ切るわよ、あなたの声でさとしが起きちゃいそう」
「うん、また。メリークリスマス」
「メリークリスマス」