usagipai
2026-03-12 08:39:48
7841文字
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お花見




🔸セリネロ
「セリウスさん……忙しいのに来てくれて、ありがとう。会いたかった……デス」

「ごめん……ほんとは話したいこと、いっぱい考えてたのに……実際に会ったら、嬉しくて全部吹き飛んじゃった」

「えっと……とりあえず、ご飯……ご飯食べよう? 一緒に」

「セリウスさん……いろんなこと、あったよね」

「でも、こうやって桜を見ながら、のんびり過ごせる日が来るなんて……あの頃は思ってなかった」

……また来年も、こうして一緒にのんびり桜を見られたら……嬉しいな」


🔸ラルトラ
「ラルグさん〜。今日はロシアン弁当の他にも、色々用意してきたんですよ……って、ラルグさん? ラル…………

……え、ちょっと待ってください。酔い潰れてる!?」

「な、なんでですかラルグさん! まだほとんど始まったばかりなのに……ラルグさん、ラルグさんってば……

……まったく。お酒もそんなに飲めないくせに、無理するんですから」

……まぁ、そういうところも可愛いんですけどね」

「ほらラルグさん、ここに頭を乗せてください。膝枕なら、地面より寝苦しくないでしょう?」

……ラルグさん。貴方が寝てる間にしか言えませんけど」

「いつもカッコよくて、強くて、みんなを引っ張っていく貴方が……僕は好きです」

……今みたいに、酔い潰れて無防備になってる貴方も……好きですよ」

「僕はまだまだ子供だから、こんな気持ち……ちゃんと伝えられませんけど」

「でも、いつか僕が大人になったら……

……おや?」

「ラルグさん、起きましたか?」

🔸ナツラク
「ラックさん!!どうですか?美味しいですか?」

……ははは、よかったです!そんな勢いで食べてくれると、作った甲斐がありますよ」

「ほらラックさん、ここ。ご飯粒が付いてますよ……もう、相変わらずですね」

「最初に会った頃は、正直……とんでもない悪い人だと思ってたんですがね」

「でも、貴女のことを知れば知るほど……なんだか放っておけなくなって」

「気が付けば、こうして世話を焼くのが楽しくなってきました」

……ふふ、変ですか?」

「でも貴女だって、犯行を止めに来る俺のことを邪魔だと言いながら……なんだかんだ、こうして隣にいてくれるじゃないですか」

「だから……まぁ、お互い様ってことでいいでしょう?」