柚子茶
2026-02-14 22:41:04
4016文字
Public 私とリオルシリーズ
 

私とリオルとときどきいとこ 後

リノンのいとこがイッシュに来る回後編。
仲直りできるかな。


 仲直り作戦の最終段階。あたし自身があの子に近付く。こちらに気付いたあの子が、また逃げ出そうとする。
 待って。お願い待って。あなたと話したいことが沢山あるの。
「待ってシママ!」
 ぴたり。ゼブライカの足が止まる。やっぱりあの子だ、あたしのシママだ! 
「さみしい思いをさせてごめん。守ってあげられなくてごめん」
 目と目があう。凛々しくはなっているけれど、あたしを真っ直ぐ見つめてくれるところは変わっていない。
「迎えに来るのが遅くなってごめん。スカーフ、大切にしてくれてありがとう」
 顔を寄せてくれたパートナーをゆっくり抱きしめる。走り出す直前だったからか、メリープたちの電気を引き寄せたからか、少しだけピリピリする。
 だけどそんなことどうだっていいの。この子ともう一度触れ合えたことの方が、ずっとずっと嬉しいのだから!
「おかえりゼブライカ!」