前のお話
今日は待ちに待った金曜日。なんとリオルの話を聞いたいとこのお兄ちゃんが、ガラルからはるばる来てくれるのです! というわけで今日は、学校が終わったら寄り道せず帰ります!
「って言ってませんでしたか?」
「そのはずだったんですけど
……」
そのままお家に帰るはずだった私たちですが、急きょ予定を変更して「タブンネの里」のお手伝いをしています。
「凶暴なポケモンですか」
「はい。正体は分からないんですけど、通学路に危ないポケモンが住み着いたみたいで、何人か襲われたみたいです。だからお迎えを呼んでくださいって言われました」
「でも今日はリノンさんのお家の人は確か」
「パパは出張でママは遅番、おばあちゃんはぎっくり腰なのでお家でナゲキに介護してもらってます」
そう。間の悪いことにみんなすぐに迎えに来られません。リオルがいるといっても、バトルは得意じゃないので、私たちだけで帰るのは心配。そう思ったママがいとこのお兄ちゃんにお願いして、タチワキシティにお迎えに来てもらうことになったのです。
「お迎えが来るまで時間があるので、その間お手伝いに来ました!」
「なるほど、偶然とはいえありがたいですね。今日はちょっと忙しいので」
「いそがしい
……? 譲渡会準備とかありましたっけ?」
「そうではないのですが、緊急事態が起きちゃったんですよね」
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