万丈
2026-01-25 21:41:55
5610文字
Public 小説
 

見守る会

【AI生成】【二次創作】【天空戦記シュラト】
女官のみなさんが生暖かく双璧を見守るシリーズ。
調和神スーリヤ様もこっそり見守っています。

関連の話1→雨宿りと、触れたい衝動
関連の話2→その熱を知ってしまったから
関連の話3→光流治療と熱の在処


双璧の行方を見守る会~新婚観察記録~

雷帝インドラ様と幻帝ミトラ様が、ついに、ついに結ばれた。
その歴史的瞬間の翌日から、我々「双璧の行方を見守る会」のメンバーは新たな、そしてより重要な任務に就いていた。

それは――お二人の、その後の「イチャイチャ」を全力で見守ることである。

だが最初の数日間、我々はもどかしさで身悶えすることになった。
あれほど情熱的に結ばれたはずのお二人が、なぜか以前よりもぎこちなくなってしまっているのだ。

「見た!? 今朝の食堂!」

昼下がりの洗濯場で、若いニーナが悔しそうに報告する。

「インドラ様、ミトラ様の隣に座ろうとして、寸でのところでやめて一つ席を空けて座られたのよ!」

「わかる! 昨日の回廊でもそうだったわ! お二人の指先が触れそうになった瞬間、ミトラ様の方がさっと手を引かれて……!」

「ああもう! じれったいわね!」

古株のリーラが洗濯物をバン! と叩きつけた。

「せっかく結ばれたというのに、何を今更遠慮しているのかしら、あのお二人は!」

我々にはわかっていた。
長年の友情があまりに深すぎたのだ。恋人になったからといって、どうやって距離感を縮めればいいのか、お二人とも戸惑っておられるのだ。
その初々しさはたまらなく尊い。

だが、しかし!
我々が見たいのは、そんなプラトニックなものではない!

……頑張って、インドラ様……!」

「ミトラ様、もっと大胆に!」

我々は天空殿の片隅から、見えないエールを送り続けた。

そしてその祈りが通じたのか。
数日後の夜、事件は起きた。
深夜の見回り当番だった女官が、青ざめた顔で、しかし興奮に目を輝かせながら我々の元へ駆け込んできたのだ。

「み、見ました……! インドラ様の私室の窓辺で……!」

彼女の報告によれば。
インドラ様がミトラ様をまるで獲物を捕らえるかのように壁際に追い詰め、それはもう激しく貪るように口づけておられたという。
ミトラ様も最初は驚いておられたが、すぐにその首に腕を回し、熱く熱く応えておられた、と。

「「「きゃあああああ!」」」

洗濯場に歓喜の絶叫が響き渡った。
ついにインドラ様が我慢の限界を迎えたのだ!

その日を境に、お二人の様子は一変した。
一度タガが外れてしまえば、あとはもう堰を切ったかのようだった。
隠しているつもりなのだろうが、我々の目はごまかせない。

訓練中、ミトラ様の額の汗を拭うインドラ様の指先が、必要以上に優しくそして長い。
作戦会議中、机の下でお二人の足がそっと絡み合っている。

そして何より、任務からお戻りになるたびに、お二人の首筋や手首に真新しい赤い所有の証が、うっすらと(しかし我々の目にはくっきりと)刻まれているのだ!

……昨夜はさぞお激しかったのでしょうね……

「ええ……。インドラ様のあの満足げなお顔……

「ミトラ様のあの蕩けきったご様子……

我々はその一つ一つの「気配」を発見するたびに、心の中でガッツポーズをした。
もはやじれったさはない。
あるのはただひたすらに、甘く官能的な、供給過多の日々。

……リーラさん」

……ええ」

……尊すぎて、明日も頑張れますね……

「ええ……。我々の会もいよいよ安泰ね……

天空殿の片隅で、我々「双璧の行方を見守る会」は今日も今日とて、供給される糖分を糧に日々の激務に励むのだった。

お二人の幸せが我々の幸せ。
これからも全力でその恋路を(壁のシミになってでも)見守り続けようと、固く固く心に誓いながら。