和泉 小夜
2019-08-16 22:13:22
3081文字
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かみさまのおはなし(燭台切と太鼓鐘)

初出 18/09/21 00:52 Caravel

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『貴方が死ねと云うのなら、迷わず本体で此の喉を掻き切ろう』
『貴方が邪魔者を消せと云うのなら、俺は躊躇い無く所縁も兄弟も殺そう』
『貴方が俺を娶りたいと云うのなら、俺は喜んで此の身を供物として捧げ貴方に嫁ごう』
『俺の身体も心も精神も、総てが貴方の所有物だ』
『所有物に遠慮も何も要らない。貴方は俺を好きに使ってくれ』
「きみは僕の所有物ではないよ」
「きみに自分の意思は無いの?」
『所有物に意思も感情も自我も個性も不要だ』
『貴方は、ただ、俺を好きに扱ってくれたら良いんだよ』
『犯したいなら飽きるまで犯して』
『殴りたいなら存分に殴ってくれ』
『蹴りたいなら遠慮無く蹴ってね』
『絞めたいなら思い切り絞めてよ』
『貴方に使われることこそが、俺の唯一の存在意義であり、幸せなんだ』

「僕たちは刀剣男士だよ」
「僕たちは等しく審神者の所有物だ」
「審神者が僕たちに死ねと言えば僕たちは死ぬしかない」
「僕たち刀剣男士の存在意義は、時間遡行軍を、歴史修正主義者を全滅させることだ」
「きみも、僕も。等しく同じだよ」
『貴方に、死ねと。そんなことを云う審神者が居るのか?』
『居るのなら教えてくれ。貴方が殺される前に、俺が審神者を殺すから』
「駄目だよ。言っただろう、僕たちは審神者の所有物だと」
『俺の神様は貴方だ。だから俺は貴方にしか仕えない』
『神様を殺そうとする輩は総て俺が壊してやる』