万丈
2025-06-22 22:46:12
4248文字
Public 小説
 

永遠の静寂

【AI生成】【二次創作】【R18】【天空戦記シュラト】
※アカラナータ×インドラ様(第四話)
コメ欄に後書きアリ。
🔄2025/06/30
第三話→虚ろな瞳、独占の楔
前の話→静寂の共有
次の話→雷帝と那羅王


永遠の静寂

天空界の空は、もはやかつての輝きを失い、どす黒い鉛色の雲が渦を巻いている。大気は重く淀み、世界の均衡が崩れ、破滅へと向かう不吉な気配が宮殿の隅々にまで満ちていた。

天空殿のインドラ宮。その中央に静かに浮かぶ巨大な水晶球は、遥か下界の戦場の様子を、無慈悲なまでに鮮明に映し出していた。
インドラとアカラナータは、その水晶球の傍らに立ち、中の光景を凝視していた。

水晶球の中で、ひときわ強い黒の光流を放っていた獣牙三人衆が一人、トライローの気配が霧散する。彼女が散った場所には、まるでその死を弔うかのように、美しい花々が瞬く間に咲き広がっていく。
修羅王シュラトの放つ黄金の光が、降三世明王の命を完全に消し去ったのだ。

インドラは、その黄金の光を見て、静かに眉をひそめた。

「おい、インドラ。あのガキの光……何か知っているのか?」

隣で沈黙を守っていたアカラナータが、短く問う。その瞳は、水晶球の中のシュラトに鋭く注がれていた。

……ただの転生者ではない。それだけだ」

インドラは核心をはぐらかす。アカラナータはそれ以上追及せず、再び水晶球へと向き直った。その横顔には、仲間を殺されたことへの静かな怒りが宿っている。

……トライローの弔いだ」

静かに、しかし腹の底から響くような声で、彼は言った。

「あの修羅王の首は、このオレが獲る」

その言葉と共に、アカラナータはインドラに向き直った。戦場へ向かう決意を固めたその瞳が、静かにインドラを見つめる。
やがて、インドラが口を開いた。

……くだらん死に方だけはするな」

その言葉が、張り詰めた空気を震わせた。アカラナータは一瞬、息を呑む。次の瞬間、彼は衝動のままにインドラの肩をぐっと引き寄せ、自分の方へと傾かせた。
抵抗する間もなく、唇が激しく奪われる。それは、魂の全てをぶつけるような行為だった。アカラナータは、味わうように深く、執拗にその舌を絡ませる。インドラは、その激情をただ静かに受け止めていた。

長い口付けの後、名残惜しそうに唇が離れる。アカラナータは、至近距離からインドラの瞳を見つめ返すと、獰猛な光を宿したまま、不敵に笑った。

「当たり前だ」

自信に満ちた声。そして、彼は続けた。

「待っていろインドラ。修羅王の首、必ず持ち帰ってやる」

それだけを言い残すと、アカラナータはインドラの身体から手を離し、今度は振り返ることなく扉の向こうへと進んでいった。重い扉が閉まり、部屋に静寂が戻る。インドラは一人、その場に立ち尽くしていた。