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かずきち
2025-06-18 00:17:56
7038文字
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SS
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SS詰め4
アオハルまとめ
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バスケ部の二人
※郁と恋は出てきません
「が〜く、寄り道してかない?」
部活が終わって着替えも済んで、さあ帰るかと更衣室のドアに手をかけた所で孝明さんに後ろからドアを押さえつけられて阻止される。振り返れば普通に放課後の寄り道を誘うだけにしてはやけににまにまと笑っている顔があった。これは。さてはなんか企んでるな。
「いいですけど、どーこ行くつもりなんですか」
聞けばその口元が描いていた弧を更に深くさせる。
「じゃ〜ん。これ見てよ」
「これ
……
って」
チャラ、と音をさせて孝明さんの手の平の上に乗っていたのは体育館の鍵だった。いつもだったら最後まで残って戸締りしてく部長が持っている筈の体育館の鍵。
「どうしたんですかこれ」
「それがさあ、部長に人待たせてるから戸締り頼むって渡されたんだよね」
「部長が?珍しい事もあるもんですね」
珍しいどころかもしかしたら初めてかもしれない。いっつも俺たちがちゃんと帰るのさりげなく待ってから帰る人なのに。
俺が興味を持ったのがわかったのか、手の平の鍵を指に通してクルクルと回して孝明さんが更に続ける。
「で、さっきの話しなんだけどさ」
「どんな相手なのか見に行こうって?」
思惑を先回りして答えてみせると返事の代わりに今日一番の笑顔を返してくれた。この人、中々に人が悪いんだよな。
「流石に気になっちゃわない?」
「うーん。そうですねぇ
……
」
「ダメならいいんだけどさ?」
言われて少し考えてみる。いやいや、あの部長が何より優先する相手を見に行くとか、そんな覗きみたいな趣味の悪い事。いやぁ、いくら誘われたからといってもそんな事なんてなあ。
「もちろん、行くに決まってるじゃないですか」
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