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かずきち
2025-06-02 00:37:28
4983文字
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夜っぽいのまとめ
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合わせていた唇を離して、恋が息を吐いているうちに鼻筋へ口付ける。吐息の中にくすぐったがる笑いが混ざるのを聞くのが好きで、戯れに唇を瞼へ移動させて、次は頬へ、その次は耳の後ろに。口をひらいて首筋をなぞりながら胸元までおりて来たら少し力を込める。
「あっつ
……
」
「暑い?布団少し避けようか」
ぶつからないように遠慮がちに身じろぎながら言われて冷えたら良くないと思って被せていた布団を捲ったら、恋はそうじゃなかったような申し訳なさそうな、気まずそうにして自分の耳の後ろを触った。
「あついはあつかったんだけど」
「ちがった?」
「うん。
……
その」
「?うん」
「
……
郁の舌が
…………
熱くて」
言いにくそうに、ちょっと恥ずかしげに訂正されてきゅ、と口を噤む。熱いと暑いを勘違いしたのも恥ずかしいんだけど、そう恋が感じる程に熱を上げてがっついてたのかと思うとそっちの方がよっぽど恥ずかしい。
何も言えなくなって手で口を塞いでると「あ、でも」と熱に浮かされた惚けた顔が、ほんのちょっと嬉しさを混ぜた声で塞いでいた手をこじ開けてきた。
「熱かったからかな。くっついたとこ、全部きもちくて」
「
……
そ、れは」
何よりです。
……
というかそれに関してはそうであれと思ってやっているから、
……
やっぱり、何よりです。
想定外の空気が作られてどう続けたものかとその手を取ってみたけどそんな俺の逡巡もつゆ知らず、ぱやぱや笑っているのを見たら、今更恋相手に面子も何もないし、喜んで貰えてるならいいやと開き直る事にした。でもこっそり布団を戻そうとしたらそれはバレてしまったみたいで「さむくないからそのまんまでいいよ!」と恋に笑われてしまった。
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