sousakuyamamusume
2025-05-18 20:36:57
1773文字
Public 一次創作
 

彼岸警邏隊9



 目を覚ましたときに、ずいぶんと懐かしい後ろ姿が見えた。
……ツルギ?」
「あら、おはよう。」
「なんだって、こんなところに。」
「たまには有休を取らないと怒られちゃうの。だから、お見舞いに来たって訳。」
 有休か。わざわざ、俺のためにそんなことをするなんて、随分と心配されたもんだ。
「ああ、そうそう。お見舞いついでに面白いものを見せてあげる。」
 そういってあいつが差し出した端末に映っていたのは。
 俺を襲った輩の本陣で暴れ回るスギナとマテバで……あ?
……まて、あいつ今日会議だったんじゃ」
「特別任務につき延期。」
「マテバは講習会が」
「『体調不良』、だそうよ。」
 ったく、お前らってのはどうしてこう……
「そろいもそろって馬鹿なことを……!」
「あら、私は好きよ?ああいう無鉄砲なところも。」
……おちおち寝てもいられねぇ。それで、わざわざこれ見せに休暇まで取って来たのか。」