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澄香
2025-03-31 18:26:44
9391文字
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ロマサガ2
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ロマサガ2】あるモラトリアムの話
弊バレンヌ帝国最後の皇帝の即位までと、その仲間たちの話。
――日常と呼べた日々。
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ある家族の話
報告してみた家族の反応。
「アンタってほんっとそういうとこ短絡よね。軽率、考え無し、無鉄砲、刹那主義」
「戦場じゃ何があるかわからんしなー」
「そういうとこ! 学費とか諸々考えたコトあるわけ!?」
双子の妹、レスカの反応はいつも通り。
「父さんは別にかまわないけど?」
お?
「お前達が宮殿の倉庫から泣いて出てきた時から、男手一つには余ると覚悟してたし」
「何それ!?」
いや知らん。マジで知らん。なんだそれ。
小さい頃に父さんと宮殿に行った記憶ぐらいはうっすらあるけどなんだそれ!?
「それも陛下に抱えられて」
「え
……
マジで覚えて無い
……
何それ
……
」
……
えーっと陛下の御年六十五歳で物心つく前なら四十台後半
……
ダメだ、出て来ない。
妹の方を見る。無言で首を振る。だよな、覚えて無いよな。
お前覚えてたら絶対どっかで言いふらしてるよな。
「翌日にレスカがクラックスさんのローブめくって騒ぎになってそれどころじゃなかったけど」
「ヤメテー!!」
反応からしてそっちはお前は覚えてるのか。ほー
……
。
「うわぁ
……
」
「やめて! ドン引きするぐらいなら笑って! おいコラマジで引くなぁー!!」
「デモセクハラダシナー」
「深夜に血みどろ帰還した奴に言われたくないわよ!」
「あ、そうだ父さんに聞きたい事あったんだ」
「シアルフィコノヤロウ
……
」
妹の放った禁じ手をスルーしたところでちょっと別の話。
「ヤウダからの使節に、ナズナって女の子、いませんか?」
まかりなりにも仕事に関わる話だし回答は期待していなかった。
大方「はい」も「いいえ」も無く終わるだろうと思っていた。
「いないよ」
「え?」
「ヤウダの使節に、ナズナという名の子は、いないよ」
……
言い切られた。
「シアルフィ、アンタ、殴り込みかけると思われてるわよ?」
「いや流石にそこまでは」
忍び込むぐらいはしたかもしれんが。
……
まあ、そんな事もあるぐらいに思ってた翌日。
「ありゃま。こっちもちょーどヤウダに行く話しよーとしてたとこ」
当事者からこう聞いて、はて、と。
嘘にならない程度に誤魔化されたかもしれないな、と。
「
……
そうか、旅先で会うかもしれないな」
「んー、新入り軍師君とすれ違う機会があるかなー?」
「アイツはどんだけ出世しようがお偉方に会いに行く図が思い浮かばんな」
「うっわ長年培われた信頼!」
「数年ブランクがあるけどな」
あと、露骨な煽りには乗ってやらん。
「まっ、ヤウダで会ったら観光案内ぐらいはしたげるって事で!」
そうして、何時ものようにドロンと消えてしまった。
……
こっちの交友関係把握されてる事については、まあいいか。
今更アイツの正体が何でも驚きはしないだろうし。
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