ネツシ②写しハーレムを作ったら、恐妻にバレた本歌の話【ちょぎくに】


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長義は本丸の写しとうまく行ってなかった。

ちなみに写しは極。長義が嫌味を言っても無視で、かなり生意気。

長義はSNSで愚痴っていた。

『なんで本歌と写しなのにこんななんだ
『馬鹿するような目だった』
『もう少し俺に優しくしても良いんじゃないか?』

そんな時話しかけられた。

『あんたもしかしてヤマンバギリクニヒロか?』
はぁぁ???写しを俺を間違えるなんて!と頭に来たがハタとある事を思いつく。
『そうだ』
『やっぱり!俺もなんだ!仲良くしてくれ!本科とのことは難しいよな。俺の本丸もなんだ』
『あんたもか?』

それ以降フォロワーに写しが莫大に増えた。写しから相談が寄せられ、ヤマンバギリクニヒロのアカウントとしては一番有名になっていた。

長義の目論見は写しハーレムを作る事だった。

最初はSNSだけでも写しをそそのかして、良い気分になりたいと思った。
そのうちうじゃうじゃ増え、ずぶずぶハマって行った。
莫大に増えた今、ハーレムを作るという高みを目指していた。

そしてついにオフ会を開く。
右も左も写しばかり。みんな布で揃えたから、極と違い素直で可愛い。
長義はかつらを被り、さらに布を被って参加した。
「『為の』さんは極めてないんだな」
「そうだょ………そうだ」
「常々ヤマンバギリクニヒロらしからぬ堂々とした態度だから極だと思っていた」
(^_^ ;;;;)

しかし思わぬ事件が起きる。

「この会場に本科が紛れ込んでるらしいぞ!!」

写し達はオロオロし始めた。帰ると言い出す者までいる。

これは良くない。折角の写しハーレムが台無しだ。
「本科が紛れ込んでいるなんて良くない!1人ずつ布を剥がして確かめる!だからみんな座って!」
長義が本歌なので自分が主体となって探せばバレない。そしてガセだったということにして、写し達を落ち着かせよう。
ついでに布を剥がして恥ずかしがる写しを堪能できる。一石二鳥。

しかしそこに一振りの写しが乱入する。

「お前、こんな所で何してる?」

長義に向けて冷えついた言葉を投げられられた。
それは本丸の極写しだった。




紅碧さん(@benimidori0621)が描いてくだいました。