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木蔦(キヅタ)
2022-01-11 11:26:57
3899文字
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生まれ変わった長義くんが前世の恋刀を探す話【ちょぎくに】
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長義視点
相変わらず恋刀はかわいい。平民だった事に引け目があるのか控えめ。写しの時もそうだった。
正妻にしようと画策中。一旦どこかの侯爵家の養女にして、妻に迎え入れよう。それも用紙上のやりとりで済ます。あとは病弱ってことで家に閉じ込めておけば男だなんてバレない。
恋刀は前世と全く変わらない。仕草、表情、性格
…
。
閨での反応も同じで、つい煽られてしまう。あれから毎晩抱いてる。
同じ所を見つけるたびに「ああ、やっぱり彼だな」と思う。しかし昔話をするとなぜか彼は表情を曇らせる。それが不思議だった。
ある日彼は言った。
「俺はそいつとは違うんだ
…
っ」
その一言でピンと来た。
彼は「昔と今は違うんだ、昔の俺を重ねないで今の俺を見てくれ」と。だから様子がおかしかったに違いない。
「わかった、ごめんね。今のお前の事をたっぷり愛すよ」
「へ?」
「でも勘違いしないでほしい。昔がどうあれ、今のお前にも心底惚れているんだ」
「えっと
…
だから俺じゃなくて
…
」
「お前はお前、そうだろ?」
「いや、なんていうか」
「好きだよ」
暗転
比べるなんて、彼が最も嫌がることだ。自分としたことがいけないいけない、と思う。
前以上に愛してやればそんな不安もなくなるだろう。
そうして誤解は解けぬまま、ちょぎくには幸せに暮らした。
お疲れ様でした!お読みいただきありがとうございました!
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