救助隊ファイル EM0-2-6
Leon・Clovis
〈基本情報〉
性別:男性
年齢:18
身長:172cm
EM能力:①
『細胞変化』②
『水流操作』
〈能力値〉
①攻撃総合値:A+
・腕力:A
・CSエネルギー:S
②耐久総合値:B
・持久力:B
・物理強度:C
・精神強度:B
③戦闘技術総合値:A+
・学力:A
・戦術:S
・技術:A
・俊敏:S
・EMコントロール:A
〈隊員適正度〉
"A"
ユニオン警察としての心持ちも相まって、"正しき者を救い悪を裁く"に重きを置いている。とはいえ少々独断敵過ぎる気もするが。まぁ良いだろう。
〈分析ファイル〉
救助隊とユニオンの"クリスタル解放同盟"にてユニオン側から派遣された諜報員。EM0-2では参謀及び情報管理及び後衛火力を担当する。アルバートとウェンとは面識がある様子。
EM0-2の隊員とは”プリズムタワー・ハイジャック事件”にて対立していた為、彼をこのチームに入れることに対する議論は長く続いていた。しかしいざ入ってみると想像とは異なり、彼はそのエージェントとして培ったコミュニケーション能力を活かして隊員ともスムーズな連携を取れるようになっていた。
しかし、勘が鋭い者は気づくだろう。彼が彼なりのルールに則って対話を行っていることを。ファイル作成にあたり彼自身への質問を行ったが、「コミュニケーションが得意か否か」という質問に対して彼は首を横に振った。そして自由時間では、彼は自室に身を置くことの方が多いようである。とはいえ同室のアルバートとの喧嘩は絶えないようで、こちらの彼は本来の姿なのかもしれない。壁に穴を開けるのは勘弁して欲しい、と隊長は嘆いていたが。
戦闘技術は優れているが、どれも単独行動に向いたものである。集団行動には慣れないようで単独時と比べると戸惑う姿も見られるが、作戦に影響が出るほどのものでは無い。
諜報員、狙撃手、情報管理、技術関係、参謀等、様々な分野を網羅する為、人員幅の狭い救助隊には革新的な人材だと評価された。
〈注意事項〉
①本所属はユニオンである為、ユニオンと救助隊の個人間の問題が同時に発生し彼の出動要求が両方から出された場合は、ユニオン側への出動を優先とする。
②彼のEM能力、「細胞変化」は非常に危険な能力である。彼がユニオンで培った信頼はそう覆せるものでは無いが、念の為の注意が必要。
③彼の”諜報員”としての情報は一切外部に流してはならない。
④”キキュイさん”なるクリスオネを連れている。特に特筆する程のことでは無いが、念の為ここに記す。
彼の文字のように見えてそうでは無い字体のメモ
「御機嫌よう、救世主の皆様。私は"クローヴィス"と申します。ええ、彼の兄弟のようなものです。何卒…よろしくお願いいたします、ね?」
Crovis
〈基本情報〉
性別:男性※
年齢:18※
身長:175cm※
EM能力:『破壊』
※肉体的には記述通りである
〈能力値〉
①攻撃総合値:A+
・腕力:A
・CSエネルギー:S
②耐久総合値:B
・持久力:B
・物理強度:C
・精神強度:B
③戦闘技術総合値:A
・学力:S
・戦術:A
・技術:B
・俊敏:C
・EMコントロール:S
〈隊員適正度〉
"判定不能"
彼が果たして隊員として正しい姿であるかなど、誰も評価を下すことが出来ない。そもそも彼は壊すためにだけ生まれた存在であるのだから。とはいえ、一部の常識のじょの字もない蛮族と比べれば彼はマシな部類だと言える…そんな声も上がっている。
何故、彼がこの世界に残る道を選んだのか。
その選択は彼にとっては危険極まりないものであるはずだ。何故なら、使命を破った罰として大いなる天は彼を殺すかもしれない。人として生き慣れていない彼はちょっとした失言で正体を見破られ人々に命を狙われるかもしれない。新たな"破壊の意思"が生まれ彼を排除しにやってくるかもしれない。
彼の宿り主であったレオンは、彼の決断が全く理解出来なかった。何せ、この世界が救われた暁にはあの物騒な不死者から逃げるためにも早々とこの世界とはおさらばすると思っていたからだ。
「何故、私が此処に残ったのか。恐らく愚かな私の宿り主はそんなことを考えているところでしょう。そうですね、この世界が美しかったから───この理由だけでは満足していただけないようですから、もう1つ程付け加えましょうか。
私だってね、罪悪感が無いわけではありません。破壊者と不死者、二人の少年の人生を奪い世界を危機に晒したことも、私の中には蟠りとして残り続ける。けれどもそんなことはどうだって良いのです。それはあくまで私の責任。…けれども彼らは役割を果たしました。それでいて、待っていた未来が悲しいものだなんて、可哀想でしょう?
- ────私が居なくなれば、この世界は本来あるべき姿に戻ります。そうなれば、彼らの持つ力も全て無かったことになるのです。…不死の力だけで辛うじて縋りついていた肉体がどうなるか、わかっていたのでしょう?…貴方のことを言っているのですよ、アムリタ。わかっていて、遺書も書かなければ別れも言わずに…全く正気の沙汰とは思えません。いいえ、既に正気では無かったのかもしれませんが。まぁ、生きていると知った貴方の腑抜けた顔は中々傑作でしたよ。…なんです?私が言えた話では無い?ええ、存じ上げておりますよ。けれども…そうですね。言うなれば、貴方方の救世主としての姿に感銘を受けたのですよ。
ともかく、私は親愛なる兄弟や私を受け入れてくれた仲間の為にも、貴方を生かさねばなりません。ほら、万一新たな破壊の意思が誕生しても貴方がいればどうにかなるでしょうし。
それにね、兄弟と約束したんです。"もしも自分が世界を救うことが出来なのなら、その時はその世界を見せてやる"…彼はそんな風に意気込んでいましたから。私は彼のお兄さんですので、可愛い弟の願いくらいな叶えて差し上げないと。…え?弟は私じゃないかって?さぁ?私の方が長年生きてますので、私がお兄さんですよ。
さて、ご理解いただけましたか?貴方の納得の行く回答だったでしょうか?嘘?いいえ、どれも本心ですよ。私はね、貴方方が思っているよりも他者に情が湧きやすい性質みたいで。この世界も貴方方も、ずっと見ていたら愛おしく思えてきたんです。ですから私は、"破壊"という形ではなく、"平和"という形で、この物語に終止符を打ちたいと思っています。
……何しろ私は、物語はハッピーエンドの方が好きなもので。」