ろころころ
2024-11-18 20:55:09
10689文字
Public 救助隊ファイル
 

救助隊ファイル EM0-2






救助隊ファイル EM0-2-4



Albert ・Scarletアルバート・スカーレット


〈基本情報〉
性別:男性
年齢:18
身長:165cm
EM能力:『着火』バーニング

〈能力値〉
①攻撃総合値:A
・腕力:A
・CSエネルギー:A
②耐久総合値:B
・持久力:B
・物理強度:B
・精神強度:B
③戦闘技術総合値:B
・学力:B
・戦術:C
・技術:C
・俊敏:B
・EMコントロール:B

〈隊員適正度〉
"A"

彼が隊員適性をこのように評価された理由は、決して能力だけでは無い。隊長は彼のことをこう評した。"俺の炎は皆を導く明かりとなるけれど、彼の炎は皆を暖める灯火なんだ"

〈分析ファイル〉
パンデモニウム構成員の過去を持っているEM0-2の戦闘員。パンデモニウム時代に一通りの戦闘技術は学んだらしく、救助隊へ加入してからも直ぐに戦闘任務へと駆り出された。
隊長は彼のことを以外にも高く評価しているが、この評価に関しては賛否両論である。彼は年齢の割には精神的に脆く、敵の不幸な境遇に共感し動けなくなってしまったり、そもそも競争心が薄いため戦闘には不向きな性格を持っている。加えて過去のトラウマ、それらによる「着火」の能力の暴走、最終的には自殺未遂を引き起こすといった形で、不安定な面が度々表に出ているのだ。こうした面から、多くの隊員達が"彼の評価は隊長の贔屓だ"と考えている。

部隊長のウェンや臨時加入員のレオンとは面識があるらしく、医療担当のエステルとはパンデモニウム時代のチームメイトであったらしい。
また、CROSSUNIONのトップ、シルヴィアは彼の母親であるという噂も流れている。


彼の戦い方は非常にシンプルである。「着火」による炎を特殊なグローブで纏わせ、そのまま殴り掛かるのが一般的。場合によっては着火により敵の進路を塞いだりラーラの持ち合わせる爆弾を活用することもあるようだが、性格上本人も戦闘は避けたいのか基本は救助隊に当たっていることが多い。とはいえ彼の能力は戦闘より救助や探索に向いているのは確かである。


〈注意事項〉
①パンデモニウムや孤児院の話を彼に振るのは極力控え、もし死を望むような瞬間を目にしてしまったら、必ず引き留めるべし。
②エステル、ウェン、レオンといった昔からの知り合いと共に配置すると精神が安定しやすい傾向にある。



彼の経歴の調査結果

彼自身の口から聞き出せずとも、意外と繋がりの多い彼の過去を知る人物というのは存在するのだ。

「カマトト野郎?そうですね、昔はもうちょっと明るくて"良い奴"でしたよ。確かに孤児院でのあの光景は私だって忘れられませんから。それくらい、酷くて理不尽なものでした。まぁだからといって、私は誰かさんみたいに常にジメジメしてるキノコの苗木になりたいとは思いませんが。」

「民族から飛び出たばかりの俺に積極的に関わろうとしたのも、文字を教えたのも彼なんだ。いや、文字はクローヴィスだったか?ふむ、忘れた。」

「トトくんは、仲間想いで優しい方これはどの時代だってきっと変わっていないんです。仲間想いで優しいからこそ、死んでいってしまった彼らの想いを"責任"として背負ってしまう彼は、その責任を無関係なものとして突き放すことが出来ないんです。」

彼、彼女らによると、アルバートは二度、自身の目の前で大切な人々を失う経験をしている。
一度目は孤児院襲撃事件マーガレット オブ ジェノサイド。この事件で、彼はウェンとレオンを覗いた"大切な家族達"を失った。それも、全員が両目を繰り抜かれ天井から吊るされるという非常に残酷かつ悪虐非道な形で。
そして二つ目の経験は、パンデモニウムで同チームのメンバー三名を、G・Gとの交戦にて失ったことである。この経験もまた理不尽なもので、後程パンデモニウムとG・Gは協力関係であることが判明した。つまり、彼の仲間の死は住民達に"パンデモニウムがG・Gと敵対している、善良な組織であること"を教え込ませるための演出に過ぎなかった。
そうして死に際に、彼の大切な人たちは、必ず彼にこのように伝えた。

君ならきっと、世界を救える────