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水晶氷山
2024-11-15 22:12:24
10252文字
Public
毛魂
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過去に投稿した毛魂二次文再掲
過去X(旧Twitter)に投稿した掌編やSSを過去投稿検索やメディア欄から遡るのも手間だと思ったのでこちらに再掲載いたします
拙文・捏造・妄想・イマジナリーバーババ・イマジナリー白幻死装徒などご注意ください
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【燃え上がるのは】(ゴイスー)2021/02/14投稿
全て見ていた。
敗れていく他の発毛獅志の姿を。任務外でも交流があるような奴等も、あまり関わりのない奴等も、皆一様に傷付き倒れていく様を。
極楽鳥は自ら死を選び、ゆうこは力を失った。他の奴等もきっとそれぞれ無念を抱えて散ったのだろう。
ああ、背負うものがまた増えてしまった。
あの男はもうすぐここに辿り着く。そして俺たちがそれを迎え撃つ。大丈夫だ、ここにはシゲキ様も豆腐もいる。きっと俺の手で、俺たちの手で成し遂げられるはずだ。
兄さんの為に。ビービビ様の命令に応える為に。そして倒れていった仲間たちの無念を晴らす為に、必ずあの男を殺さなければいけない。
【「俺は、ここにいていいのか」】(さすらいの豆腐、ゴイスー)2021/05/15投稿
当たり前であろう?
もちろん発毛獅志のナンバー2に抜けられるのは大きな痛手であるだとか、お主の力を利用した強力な合体技が使えなくなるのは惜しいだとか、そのような戦略的な理由もあるのだが
……
拙者個人としては別の理由がある。
……
「拙者と友になりたい」、そう先に望んだのはゴイスー殿のはずだ。
拙者の人間への憎悪を知りながら、それでも歩み寄ろうとするその愚かなまでの純粋さ。苦々しくは思っていたが嫌いではなかった。
それを先に諦められては興が醒めるというもの。
せいぜい「ここ」に縋りついて精一杯足掻いて見せろ、人間。こちらもそう簡単に折れてはやらぬがな。
【おいていかれた】(ゴイスー)2021/10/6投稿
時々、俺だけが未だあの戦いに取り残されているのだと改めて思うことがある。それは他の発毛獅志と話しているときだったり、ビービビ様から指令を受け取ったときだったり
……
何気ない瞬間にそれを思い知らされることが多い。
失うものの多い戦いだった。それでも俺以外の皆は新たな何かを得ようと足掻いていた。現にゆうこは真拳を再び修得したし、豆腐は他種族の力も少しは認めるようになった。シゲキ様は恋を見つけた。極楽鳥はビービビ様への忠誠をより確かなものにした。イルカは帰ってきた。そしてビービビ様は何というか憑き物が落ちたように見える。
……
あの戦いから変われていないのは俺だけなんだ。
それでもこの憎しみを切り捨てられるほど、今更すべて諦められるほど、大人になんてなれそうにない。
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