水晶氷山
2024-11-15 22:12:24
10252文字
Public 毛魂
 

過去に投稿した毛魂二次文再掲

過去X(旧Twitter)に投稿した掌編やSSを過去投稿検索やメディア欄から遡るのも手間だと思ったのでこちらに再掲載いたします
拙文・捏造・妄想・イマジナリーバーババ・イマジナリー白幻死装徒などご注意ください


【ポマードリング陥落前のゴイスー】2021/04/11投稿
兄は本当にそいつを殺そうとしているのだろう。自分と同等あるいはそれ以上に強くなったそいつを。かつて苦楽を共にしただろう兄弟弟子を。
それが何の為なのか知る必要はない。自分に兄の目的を阻止するつもりはないからだ。
けれど、もしも兄がそれを為せなかったなら、その時は己が―――


【ゆうこの過去を聞いたゴイスー】2021/04/11投稿
一通り話し終えた所で相手の顔を見る。相変わらず感情の読めない表情をしていた。
あの人間たちの愚かさに憤っているのか、それとも使命から逃げたウチに呆れているのか……そんなことを考えているうちにやがて相手が口を開く。
「ゆうこは優しいんだな」
……はぁ!?」
思わず声が出てしまった。


【かまら様とモルカー】2021/04/11投稿
モルモットと車を混ぜ合わせたような生き物がかまらの目の前でプイプイと鳴いている。
まるで自らの真拳の生成物のような特徴の生き物だったが、特に真拳を発動した記憶はない。
それに自分が真拳で生み出した生き物ならもう少し無生物の要素が強くなるはずだった。
かまらは首を傾げた。


【まだゴイスーのことも「自分達をテニスボールとして認めなかった者たちの1人」として見てた頃の豆腐】2021/04/11投稿
ただ、拙者の一つ上の席に収まるあの男だけは気に食わない。種族だけ見ればただの人間でしかないにもかかわらず実力で拙者を上回る者。
奴の強さを妬んでいるという訳ではないのだが、この拙者が人間に劣るという事、それがひたすらに気に入らない。
……人間は嫌いだ。『俺達』を認めなかったから。


【GURAさんがゴイスーをいぢめる話の導入】(GURAさん+ゴイスー)2021/07/26投稿
『俺に兄を傷付けられた』そう言って戦いを挑んできた真拳使いを返り討ちにし、せっかくなので監禁してもう一週間が経つ。
大した理由じゃない。この男の心が折れる様を見たかっただけ、つまりただの性癖だ。兄を倒した男にどうやっても敵わないと気付き、絶望に沈む……その様が見たかったのだ。


【ピーマン編で真説の強敵が噛ませになってる回】(雨水、イマジナリー白幻死装徒C)2021/07/26投稿
「じゃあな、雨水、ポル。お前たちとは友達になりたかったよ」
男のその言葉を聞いて、雨水は彼の正体に気付く。
ⅨEXの一角、白幻死装徒。他の色の軍団と顔を合わせる場では常に装束を纏い素顔を晒さなかった彼等―――目の前の男は、恐らくその中の一人だ。
しかしなぜ、その一人がピーマン陣営にいる?


【生きてたツルビーニャがナメ郎の動向知って怒る回】2021/07/26投稿
あいつが一度は帝王を継ごうとしたこと、しかし今は吹っ切れて新たな道を歩んでいるということを知った。
……なんだそれは。
ふざけるな!
俺をねじ伏せておいて、俺が望んだものを手にしながら、あっさりとそれを手放すだと!?
お前にとって俺はその程度の存在に過ぎなかったのか!!?


【エリートアカデミー入学前に一族を滅ぼしてるツルビーニャ】2021/07/26投稿
紅い炎に包まれて、息子が笑っていた。
ああ、わかっていた。村を焼くこの炎は息子が起こしたものなのだと。
「どうして、こんなことを」
問いかけると、息子は柔らかな微笑みを崩さないまま答えを口にした。
「俺は王になりたいのです。あの百年前の怪物のような、世界を統べる支配者に」


【興味とフィーリング】(ビービビ、イマジナリーバーババ)2021/10/17投稿
 その日、俺は初めてバーババ兄ィが泣いている所を見た。
 いつも俺達に振りまく明るい雰囲気は何処へやら。膝を抱え込み顔を伏せ、声を抑えながら静かに泣いていた。
 確か今日は兄ィがカミの毛真拳の修行に取り組む最初の日じゃなかったか?道場で何かあったのか?
 そう思って尋ねてみると、兄ィは涙を拭きながら答える。
「ごめんな、ビービビ。俺、カミの毛真拳を継ぐ資格がないみたいなんだ」
 ……意味がわからなかった。
 資格がない?兄ィが、最強の真拳を継承できない?そんな馬鹿な、だってバーババ兄ィはいつだって俺達のヒーローだったじゃないか。もしもカミの毛真拳を受け継ぐなら俺かバーババ兄ィだろうといつも思っていたのに。
 そして、それをどうして俺に謝るんだ?


【ハッピーエンドは何処にある】(OVER、クリムゾン、GURAさん、ボーボボ、ゴイスー)2021/10/17投稿
「知らねえ顔があるが……まあいい、全員殺してやるよ」
 マルハーゲ四天王が1人、OVER。
(ボーボボと赤髪は潰し合って消耗した所を狙う。表の四天王は俺が仕留められるが、巻き込まれてくれれば最高だ)
 裏マルハーゲ四天王が1人、クリムゾン。
……クク、面白い取り合わせだな」
 黒賭博騎兵衆リーダー、裁きのGURAさん。
「必ず優勝します」
 そして世界を救った救世主、ボボボーボ・ボーボボ。
 この4人が『第1回ゴイスーを幸せにできるのは誰だ選手権』にエントリーした猛者共である。
「全員初戦敗退だ」
 ゴイスーの静かなツッコミは誰にも聞き入れられなかった。


【道を見失う話】(ツルビーニャ、ナメ郎)2021/10/17投稿
「これは返す」
 そう言うとナメ郎は上着を脱ぎ、俺に差し出す。
 それは何に頼ってでもお前を超えるという俺の決意。ヒトであることを手放してでもお前を屈伏させるという俺の覚悟。もう二度と叶わない夢。
「オレにはきっともう必要ないものだからな」
 返されたそれが酷く滑稽なものに見えてくる。かの怪物のガワをなぞっただけの紛い物。
……お前も自分の進む道を見つけられると良いな」
 憐れむような目をしたナメ郎のその言葉に目眩がする。
 やめてくれ。そんな目で俺を見ないでくれ。
 道はとっくに見つけていたんだ。それをたった今、いや、あの時お前が閉ざしたんだ。今更別の道なんて見つかるはずがないのに、勝手なことを言わないでくれ。


【引退騒動】(さすらいの豆腐、ゴイスー)2021/10/17投稿
「ゴイスー殿が発毛獅志を辞めるという噂を伺ったのですが、それは真ですかな?」
……いや、かもしれないというだけだ。確定事項じゃない」
 経緯をざっくり説明してやると、豆腐は納得したらしい。
「確かに、ゴイスー殿が毛の王国に留まる理由はもうありませぬな。ビービビ様がボーボボを殺す理由はもう何処にもない。故に、ここにいてはゴイスー殿の望みは叶わない」
 改めて事実を突き付けられると結構ショックだ。それも豆腐の口から言われると余計に。
「それで、ゴイスー殿はどうしたいのです?」
「?」
「ボーボボの命だ兄君の為だといったもの関係なしに、ゴイスー殿はどうしたいのです?」
 問いかける豆腐の顔に、感情らしきものは浮かばない。


【三悪パニックin新・毛の王国】(ビービビ、ハレクラニ、ビタミン姉妹、シゲキX)2021/10/17投稿
「世界一の遊園地……いいな、行きたいなぁ……
「でもハレルヤランドってこの国の外にあるんだよね……行きたいなんて言ったらパパに迷惑かけちゃうかな」
 刹那、ビービビとハレクラニの間に交わされるアイコンタクト。ややあってハレクラニが口を開く。
「ハレルヤランドは誰であろうと受け入れる。たとえそれが、一大勢力の長の娘であろうとも」
……だ、そうだよ。次のお休みのとき遊びに行こうね」
「「本当!?やったー!!」」
 大喜びする姉妹を、ビービビは優しい父親の目で見つめていた。
「ついでにオレも連れてってくれない?」
 OVERとゴイスーの殺し合いを止めようとして巻き込まれ鋏を突き刺されたシゲキXが口を挟んだ。


【とある影の話】(ライス、柊、邪ティ)2021/10/17投稿
「そういえばアンタたち、似てるわよね」
「このただの変態と僕のどこが似てるって?」
「キングになれなかった奴とボクのどこが似てるって?」
「「表に出ろ」」
 ライスは定期的にアジトに遊びに来ては柊と喧嘩している。
「顔とか体格の話よ。もしかしたら親戚だったりする?」
「こんな奴と血の繋がりがあってたまるか」
「もしもあったら迷わず失血死を選ぶね」
「それとも、私と同じで、どっちかがどっちかの……
 そこまで言って邪ティは口を噤む。
 柊とライスの雰囲気が急に冷たいものへと変わったからだ。あの戦いで柊が本性スク水を曝け出す前の雰囲気ともまた違う、まるで触れてはいけない禁忌に触れてしまったかのような冷たさに―――


【救世主じゃなくても】(ボーボボ)2021/10/17投稿
「鼻毛真拳奥義『近未来救世主神話』!!」
「ギャース!!」
 その日もボーボボ達は毛狩り隊と戦っていた。
 今回の敵は『相手のトラウマやコンプレックス、その他負い目に感じていることをひたすら責め立てるような幻覚に閉じ込める』という陰湿な異能の使い手だったが、例のごとくボーボボ達はハジケることで能力をほぼ無効化。いつものように敵を奥義でぶちのめし勝利した。
 この一件は何事もなく解決した、誰もがそう思っていた。

 次の朝、眠りについたボーボボが目を覚まさないという事態になるまでは。