月刊かびや / かなむら様 『Abikyoukan waltZ 秋の巻 失踪者捜索巡り』 CoC6版
KP:3keさま
PL:有明/神那華露
華露で参加して良かったなあ
…!!
タイトルと概要から想像するより、ずっとやさしくていい話でした
…。このシリーズの空気感がよくわかる
…。
受け取り方や話の流れ?ノリ?がPLによって大きく変わる話かな
…と思うのですが、華露は、真正面からスタンダートに、いろんなものを受け取れたと感じます。住みたいなあ、この町
…。
このシナリオでちょうど不定の狂気が解除されたのも、よい流れでした
…。
ネタバレ感想:シナリオから受け取る感覚について
有明は、このシナリオ題材をセンシティブだなと感じています。
青山御影は、徹頭徹尾「化け物になりたくない」を動機としており、その探索行に付き合うかたちでシナリオは進んでゆくのですが、青山さん、「ご本人が臆病」かつ「食屍鬼について何も知らない」のですよね。
知らないから、今までの自分の常識から外れるから、怯えて、自分の中にある血を否定してしまっているように見えていて…強い言葉を使うならその態度は差別的とも見えるし、「未知への恐怖によって自分の中に流れる血を否定してしまうのはかなしいことだな」と感じていた。
華露は「母親気取り」というのがキャラクター設定としてあるので、「おまえはじきに犬になる」と宣告しにきた(そして動揺する息子の様子を見て「町を調べてみろ」と別の選択肢へのヒントを出した)お母様の気持ちも考えてしまっていたから余計に。お母様は既に食屍鬼なので、人間でいることは母子の決定的な決別となりうるのでは?と動揺していたのもある!
賽山でお母様は食屍鬼になることを勧めてくると思っていたので、青山さんの気持ちだけを聞いたお母様の態度に胸がぎゅっとなりました。華露はきっと彼女のようにはなれない。
賽山の山中で姿を見せないままに母子の交流をしてる様子、切なくもあたたかな昔話感あって、目に浮かぶようで…とてもいい…。この空気を、青山御影が人間として生きてゆきたいと意思を固めてゆく様子を、青山御影にとって食屍鬼が未知の化け物ではなく心優しい生き物へと認識がゆっくり変わってゆくさまを、置き卓でじっくりを味わえた。しあわせ。
キャッチコピーの「でも、ここにいようよ。」は、青山さんに「まだ人間でいようよ」と言ってるイメージを持っていたのですが、よく考えたら、食屍鬼になった彼らも賽町で生きているのですよね。「食屍鬼に変貌したとしてもこの町は受け入れるよ」というメッセージとも読める。懐の深い町である…。
あと、私事ですが、このシナリオに連れてきたい継続ペアがいる!!となりました。食屍鬼になった兄と生きていける町があるとは思わないだろ。びっくりした。このまま「いつか制止のための魔術効果は切れてお兄ちゃんはお前を食い殺すだろうね」エンドで終わるしかないと思ってた。問題の先送りエンド迎えたな~と笑っていたのですが、諦めないって大事ですね…?(いっそ困惑している)
→ 湯けむり怪物
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