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Momosei808
2024-10-27 20:36:44
10381文字
Public
SD(リョ花)
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なんかおおきくてかわいいやつ
唐突にリョータとの体格差を意識してしまった花道が悩む話。
エッチな場面は……ご想像にお任せします(??????)
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困惑したリョータを他所に、やがて花道は、ぽつりぽつりと語り始めた。
「今日、オレんとこのクラスの奴がよ、言ってたんだ。『エッチする時、相手が自分より重くてデカいとしんどい』って」
「
………………
」
「『自分よりデカい相手だと、なえる』っても言ってた」
「
………………………………
」
「だからオレ、思ったんだ。リョーちんも、実はそう思ってんじゃねーか?って。オレとのエッチに付き合ってくれてるけど、本当は疲れるし、しんどいって感じてるんじゃねーか、って
……
。だってリョーちん、オレよかずっと小さいし、オレより細いし。オレの方がずっとデカくて重いだろ。エッチする時にオレの脚とか腰とか、色んなところを抱えるのが、実は大変なんじゃねーかって
……
」
黙って聞いていたリョータは、何故今日花道があんなに悩みを抱えている風だったのかを、やっと理解した。
(成程な
……
。花道は、エッチする時に自分のがデケーし重いから、俺の負担になってるんじゃねーか、って疑ってたんだな。最初に俺の腰とかを気にしてたのはそーいうことかよ。んで、さっきアイドルを見せて、どう思う?って聞いてきたのは、俺が自分より小さい子をどう思うかを探ってたのか
……
。んで、俺がああいう回答したから、小さくて華奢な子も俺のストライクゾーンなんだと思って、自分と比べて不安で堪らなくなった
……
、ってことか)
流石のキャプテンとしての洞察力を発揮して、花道の胸中を思い遣る。
それと同時に──、
(いや、でも花道に、俺が花道の重さに潰されるもやし野郎だと思われてたのはちょっとショック
……
。ていうか、しんどいって何だよ。こっちはしんどいどころか、チャンスがあればもっとヤりたいと思ってるんですけど???? 男子高校生の性欲ナメんなコラ!!!!!!!)
こういう風に、明後日の方向にもキレ始めていた。
花道は、恋人の不穏な様子に気付かないまま語り続ける。
「リョーちんは、オレの、初めてのコイビト、だし。初めての、その
……
、エッチした人だし。だから、トクベツ、なんだ」
「
………………
」
訥々とした花道の語りを、リョータは黙って聴き続ける。
「オレ、リョーちんにしんどい、って思われてたら、ツライ」
花道は、そう言うと。
またもぽろり、と大粒の涙を零して。
リョータはすかさず、花道の頭を抱え込むように抱き締めた。
「
……
ッ、りょー、ち」
戸惑いの声を上げる花道を、リョータは膝立ちになって抱き締めた。
花道の脚の間で膝立ちして彼の頭を抱えると、以前の坊主頭よりも髪がだいぶ伸びたことが窺える。
坊主頭の頃よりも、ずっと柔らかい感触がする。
リョータは、花道の赤い髪に顔を埋めながら言った。
「俺が不用意なこと言って、お前を不安にさせたんなら、謝る。ゴメン、花道」
「りょーちん
……
」
「でもよ
……
、お前、全然分かってねー」
「
……
へ?」
「だからよぉ! お前、俺がお前のことどんだけ好きか、俺がいつもどんだけお前とヤりたいと思ってるか、全っっっ然!!! 分かってねーよ!!!!!」
「
……………
え???????」
自分の頭を優しく撫でていたリョータが、いつの間にか自分を見下ろしていたことに気付いた花道は、呆気に取られた様子でリョータを見上げた。
リョータの瞳は、それはそれは爛々と輝いていた。
それはもう、狩りを始めたコヨーテのように。
「はなみち」
リョータは優しく呼びかけて、にっこりと笑った。
だがその笑顔の奥に、良からぬ何かを感じ取って、花道は後ずさりをした。
リョータはそれに負けじとついてきて、膝立ちのまま花道を見下ろしている。
ごつごつとした太いリョータの指が、花道の頬を優しく撫でたかと思うと──、
「っ、ひゃあっ!? りょーちんっ??」
「しょっぺ」
リョータは、花道の頬を流れていた涙を舐めたかと思うと、そっと花道の身体の上に伸し掛かり始めた。
優しく大きな体にプレッシャーをかけて、自然と畳の上に横になるように促す。
そして、花道が大人しく畳の上にころんと転がされると、リョータは満面の笑みで花道に馬乗りになった。
花道は、そんなリョータを不安げで、それでいて期待を隠せない瞳で見つめている。
「りょ、りょー、ちん」
「花道
……
」
互いを呼び合う声にも、いつの間にか熱が籠っている。
二人で熱い眼差しを交わしながら、自然と唇を重ねた。
最初は軽く、触れ合わせる程度。
次第に、ちゅ、ちゅ、と音を立ててキスをしたかと思うと。
やがて口を開き、絡み合うように口を交わらせる。
テレビはその間も点けっぱなしで、歌番組は終演に向かい始めていたが、それを気にする人間はこの部屋には居ない。
今、二人は目の前の相手にだけ夢中になっていた。
ちゅる、と唾液を零しながら、リョータが唇を離した。
間近で花道を見つめながら、真摯に語り掛ける。
「花道、俺、お前とエッチしてしんどかったこと、一度も無いから。重くてもデカくても、それがお前だし、それはそれで興奮するし? あとな、俺の好みは『お前』だから。だからヘンに卑屈になんなよ。
……
それと、俺をチビだなんだって心配すんじゃねーよ」
リョータの表情は、部屋の蛍光灯の光を背負っていたからか、はっきりとは見えなかった。
それでも花道には、リョータの表情もその心も、ダイレクトに伝わって来た。
自分に対する誠意も、愛情も。
込み上げる愛しさに逆らわず、花道は下から腕を伸ばし、リョータに抱きついた。
ぎゅうぎゅう、と少しばかり強い力で抱き締めると、リョータはこら、と少し窘めるように言うと、後は花道の好きなようにさせてくれて。
「リョーちん、オレ、リョーちんのこと、好きで良かった。リョーちんとエッチ出来て、良かった」
花道が心のままに呟くと、リョータが突然、
「そっか~~~良かったかぁ。じゃあ花道、ちょっと試してみてーことあんだけど」
こういうことを、言い出して。
花道は、首を傾げた。
「
……
何だ?」
徐々に嫌な予感を感じ始めた花道に対し、目の前の恋人は花道に伸し掛かったまま、再びキスをした。
「お前が自分のデカさと重さを気にするってんなら、そーいうのあんま気にしねーでエッチ出来るようにしてみたくねえ?」
リョータはそう言って、花道の上で着ていた制服を脱ぎだした。
ばさりと学ランを居間の畳の上に放り出して、ついでにテレビのリモコンに手を伸ばし、後ろを振り返らずにテレビを消した。
完全に静かになった部屋は、お互いの存在を強く感じさせる。
居間の畳の上で二人が身体を重ねるのに、そう時間はかからなかった。
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