主人公
主人公は性別・本名はありませんが不便だったのでデフォルトネームとして、「容器」や「船」という意味を持つ「Vessel(ベッセル)」と呼ぶことにします。
◇地上世界(過去編)
ある事件によりその命を散らしてしまった可愛そうな子。トリエルと仲が良く、人間国の王の末子でもある。鼻が利く。本当なら、モンスターと人間の懸け橋になれるはずだった。
| 名前 | ベッセル |
| 由来や絵文字 | 呼び名がないと不便なので「容器」「船」という意味を持つ言葉から名づけ。仮称なので物語上は「あなた」や「キミ」「あの子」と表記される。 |
| 年齢 | 16(享年) |
| 性別 | なし |
| 身長 | 150cm |
| 誕生日 | 雪解けの時期(正確な日はだれも知らない) |
| イメージカラー | ①ターコイズグリーン #009988 主に洋服に使われる色。
②淡い虹色 髪や瞳の色。 |
| ソウルカラー | 淡い虹色(髪や瞳と同じ) |
| 外見 | 中性的な顔立ちで、肩まで伸びた淡い虹色の髪。ほんのりウェーブが掛けられている。まんまるで子猫のような瞳も髪と同じく淡い虹色に輝く。角度や光の加減で様々な色に見える。 |
| 服装 | ダークターコイズの長袖と、黒のズボンと紫の靴。 モンスター国王家の紋章が描かれた金の懐中時計を首から下げている。 |
| 性格 | 天真爛漫。考えるより動くタイプ。 |
| 仕事や役割 | 人間国王の末子。トリエルのともだち。 |
| 一人称 | わたし |
| 二人称 | 名前の呼び捨て、きみ |
| 話し方 | とてもフランクでくだけた物言い。 「~だよね!」「でしょ!?」などハキハキと喋る。 |
| その他 | トリエルとは人間国に彼女が使者として来たときに知り合い、意気投合する。その後、成長したベッセルが今度はモンスター国へと使者として向かうことになり、その滞在中に事件が起きてしまう。 |
◇地下世界(本編)
気づいたらイデュイア山の大穴前に立っていた。何かに導かれるように穴へと落ちていく。物語が進むことで徐々に姿が変わることも。
| 名前 | ベッセル |
| 英語表記 | Vessel |
| 年齢 | ??? |
| 性別 | なし |
| 身長 | 150~170cm |
| 誕生日 | 雪解けの時期(正確な日はだれも知らない) |
| イメージカラー | ①ターコイズグリーン #009988 主に洋服に使われる色。
②淡い虹色 髪や瞳の色。 |
| ソウルカラー | 淡い虹色(髪や瞳と同じ) |
| 外見 | 中性的な顔立ちで、肩まで伸びた暗い虹色の髪は少しぼさぼさ。ほんのりウェーブが掛けられている。少し伏目がちな瞳も髪と同じく暗い虹色。角度や光の加減で様々な色に見えるがどれも少し悲しげな色合いのよう。
モンスターを倒す度に、瞳孔が縦に、頭からは角やフワフワな長い垂れ耳が、おしりにはもふもふな尻尾が、手足は獣のようになり、背中からは黒い翼が生え、だんだんと容姿が人間ではなくなっていく。 |
| 服装 | ターコイズグリーンのシャツはぼろきれのようで7分丈ほどの袖。黒のズボンも裾がボロボロになっている。靴は履いていない。 |
| 性格 | 寡黙で物静か。感情の起伏がほぼないのでどんな性格かよくわからない。 |
| 仕事や役割 | 主人公。 |
| 一人称 | ワタシ |
| 二人称 | オマエ(それぞれのキャラクターとのデート後のみそのキャラクターの名前を呼び捨てにする) |
| 話し方 | 寡黙。口を開くと不遜な言葉遣い。 「~だ」「~だろう」など、感嘆符は基本つかない。 ※P、TLルート後は元のフランクな口調になる。 |
| その他 | 主人公の初期装備は 「金の懐中時計(壊れている)」 「ボロボロの服」 「鉄の棒(鉄柵の一部)」
なお、アイレムまたはガーソンを倒した場合は鉄の棒が「短剣(装飾にヒビあり)」に固定されて変更できなくなります。
初期段階では言葉を忘れてしまったかのように口を開いても「あー」や「うぅ……」のように唸るような声しか出せない。みんなとデートしていく度に言葉を取り戻します。
ちなみに完全皆殺しルート(Gルート)に踏み入ると遺跡後から、非常に流暢で不遜な話し方となるが、進むごとに感情をなくし、言葉をなくしていく(途中でGルートを取りやめた場合はまた言葉を失う) |
◇ネタバレ(クリックで開きます)
主人公の出生については、人間の王と主人公の母の話をしなくてはいけない。
***
人間の王が若い頃に森で狩りを楽しんでいた際、クマのような凶悪な動物に襲われる。ケガをし、動けないところを、とある女性モンスターに助けられた。一目で彼女が気に入った王は、妻に迎えたい、と何度も彼女を口説く。
しかし、彼女は身分やその種族の違いから王の誘いを断り続けていた。
王もまた、臣下たちから良い顔はされておらず、悩みに悩んだ。
満月の夜。王はこれで最後だ、と彼女に会いに行く。
彼女は小さな泉のほとりにいた。月を見て、涙を流していた。
「私も、一目見た時からお慕いしておりました」
振り返った彼女は、一度だけ、と王の愛を受け入れた。
翌朝、王の隣に彼女はおらず。彼女が身に着けていた金の懐中時計だけがそこには置かれていた。
***
彼女は、モンスター国王族の遠縁であった。王族の魔力を継ぐその体は皆、真っ白な毛をもつ。しかし、彼女の毛色は淡い虹色をしていた。一族の中でも、少し異様な存在として、爪弾きまではいかないものの、あまり待遇はよくなかった。
そんな彼女は、人知れず、人間国との境界に位置する山奥にひっそりと暮らすことにした。
しかし、そこは人間国の王が狩りを楽しむ場所でもあった。
王にその毛色を褒められ、愛を囁かれ、嬉しく思いながらも、やはり劣等感はぬぐえなかった。しかし、彼女もまた王のことを愛してしまった。
満月の夜。泉のほとりで彼女は願う。
王の愛が、本物で、自分と同じであることを。
そして、彼女は一度だけ、受け入れた。
まだ太陽の昇り切らないうちに、彼女はそっと王の元から離れていく。愛が同じとわかっただけで、それだけでも嬉しいことだった。そして、王の覚悟も伝わった。
彼は、自分を認めさせるためにもしも自分が彼を受け入れたら、反対する勢力をつぶそうと考えていたのだ。争いは、いけない。
「これを、私と思って。どうか、平和で、幸せな日々を」
金の懐中時計を置き、彼女はその場を立ち去った。
***
その数年後、彼女の腕には自分と同じ毛色、いや髪色をした赤子がいた。
モンスターは愛がなければ生まれない。
王の愛は、ゆっくり、ゆっくりと彼女に染み込み、そして、赤子となった。
人間の王の血を引き、モンスター国王族の魔力も受け継いだ赤子。
その赤子が、主人公(仮称:ベッセル)である。
すくすくと育ったが、母が事故により死亡すると、噂を聞きつけた人間の王、つまり、実父にて保護された。
やっと見つけた可愛い末子に、父王は母の形見だ、と金の懐中時計を渡し、大事に大事に育てることにした。あの時の、愛した者の面影を感じながら。
***
そして、さらに月日は流れ、モンスター国の姫君が使者としてきた。
初めて見るモンスターに、ベッセルは興味津々だった。
大臣や兵の目をかいくぐり、そっと姫君に近寄る。
白く、美しい毛並みの中に、真っ赤で真ん丸な瞳が輝いていた。
「あら、あなたはだぁれ?」
「こんにちは! 真っ白で綺麗な毛並みね! わたしね、ここに住んでるの! ねぇ、きみはどこから来たの?」
「ふふっ、ありがとう! 私はね、ちょっと遠いモンスターたちの国から来たの」
モンスターの国。それは、母の生まれ故郷であるとベッセルは知っていた。
父王からも、いずれはあちらへお前も連れて行こうと約束されていたからか、ベッセルはその後も好奇心のままに姫君にモンスターたちのことを聞いた。
そうして、仲良くなったふたりは、また数年の後に、今度はモンスター国にて再会し、大切な友となる。
だが、運命は残酷にも、ふたりを引き裂いた。
ベッセルの死を、受け入れられない姫君、トリエルが国一番の研究者へと命令をする。
―― あの子を蘇られろ、と。
一度体から離れた魂を、無理やり呼び戻されたために、地下編のベッセルは歪な存在となり果てた。
プレイヤーが望むままの操り人形へ。
彼らの幸せを願うならば、どうか、どうかその手を穢さぬように。
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