Privatter+
Font
Serif
Sans Serif
Color
Light
Dark
auto
Font size
Large
Medium
Small
Language
Japanese
English
Sign in with Google
Sign in with ID and password
Account ID
Password
Sign in
Forgot password?
Create account
雨宮水月
2024-07-01 19:10:39
14365文字
Public
FTN
Clear cache
モノクロのチューリップ
Fate Table Night カルデアif
ヴァンピル=アセナの幕間
よその子と原作キャラをお借りしています。
合作作品(SBさん、リロードさん)
(2021年12月の作品)
1
2
3
4
ー進行度3ー
[回想]
わたしは母である。
わたしは祖である。
わたしは、ただの孤狼である。
ずっと、それでいいと思っていました。
仲睦まじくすれば、裏切り傷つけてしまう。
親愛を受け取っても、わたしには返せるものが牙しかない。
愛は、こわい。
愛は、いたい。
愛してしまう、自分が怖い。
そんな、弱い自分がなによりも、嫌いです。
だから。そう。これは。
神への、愛への反抗であり。
わたしが、わたしへ反抗する一歩なのです。
……
そんな勇気、なくても良かったのに。
酷い、ひとたち。
[カルデア]
ユダ=ダザイ「ああ、やはりここにいらっしゃいましたか。旦那さま。少々お時間をいただけますか」
マスター
《どうしたの?》
《もしかしてアセナのこと?》
ユダ=ダザイ
「ええ、ええ。先日お任せいただいた件はもう少しでその花を咲かせましょう。どうかご心配なく」
「本題は、シミュレーションの一部に異常を発見致しましたことでして。はい。エネミーが条件を満たす者にしか倒せない仕様になっているといいますか」
マスター
《そんなことある
…
?》
《その条件って?》
ユダ=ダザイ
上:「先に万能のお嬢さんに尋ねられれば、とも思ったのですが
……
どうやら別件で席を外されているようだ。となれば旦那さましかおりません」
下:「さすがは旦那さま、話が早い。ありがとうございます」
「
……
はい。すべての条件に該当される方はたった一人。お連れいただければ、すぐに御案内申し上げます」
[暗転]
[鬱蒼とした森]
メドゥーサ「さて、どうやって仕掛けますか?」
アセナ「
……
何も考えてませんでした」
メドゥーサ「ええ
……
しっかりしてください」
アセナ
「うう
……
人狼たちに任せて衝動のまま食らいつけばいい話なんですが、こう、なんといいますか」
「
……
ただの、八つ当たりなので。申し訳ない気持ちはあるのです」
メドゥーサ
「話を聞く限りだと、かなり苦しまれているはずですよね? なんでそんなに後ろめたさを持つのですか」
「どうあれ貴女は神に弄ばれた。彼らは傲慢で、怒りっぽくて、勝手です。私も人のことは言えませんが」
「古今東西、神とはそんなものです。八つ当たりしたって、ちょっと強い風が吹いた程度だと思われますよ。腹が立ちますが、それが神なのです。オリュンポス十二神の一柱ならなおさら」
「それに、貴女は以前召喚された際にアテナと会っているんでしょう」
アセナ「?! な、ぜ
……
」
メドゥーサ「おっと。口が滑りました。聞かなかったことに」
アセナ
「それは流石に無理があります
……
」
「ですが、はい。確かにあの時わたしは、神を屠ると吼えて
……
卑怯な手を使い、アテナ様に報復しようとしました」
「結果、何も出来ずに終わりましたが
……
」
「
……
あの時のわたしは、冷静さに欠けていた。ただただ、激情に流されるままでした」
「一時だけでも、あの御方から言葉と、情けをかけていただいた。それが苦痛で、怖くて、仕方ありませんでした」
「
…………
今は、ちゃんと。向き合える気がします」
メドゥーサ
「
……
なら、貴女が先陣を切ってください。全力で援護しましょう、アセナ」
「貴女が立ち向かう力を得るために神を吸血しても、誰も咎めたりしません」
「その宝具は怪物たる人狼のものではあるでしょうが、それは自分の心を守るために使っても良いのですよ」
アセナ「
……
!」
[場面転換]
ユダ=ダザイ「ええ、ええ、こんなに頼もしいことはない。美しい女神さま、此たびはご同行いただきありがとう存じます。実に光栄だ」
アテナ「不明な点も多いですが、そしてこの男と、というのも大変遺憾ですが、マスターの命となれば仕方ありません。事情は分かりました」
ユダ=ダザイ「そう仰せにならず。私とあなたは実に相性がよかったはずだ。ああ、そのはずです」
アテナ「知りません。不快です」
ユダ=ダザイ
「ふふ、あなたはいつも手厳しくおられる」
「
……
さて。問題の地点はこの辺りのはず。私が少々呼び寄せてみましょう」
アセナ
(アテナ様
……
)
(
…………
そうですね)
(嫌われるためにも。これは、必要な儀式です)
[回想]
ユダ=ダザイ「いいですか、ご麗人。私がこの十字架に口付け致します。それが──」
[現在]
ユダ=ダザイ「──これが、合図だ!」
ガサッ
アセナ「──女神アテナ!」
アテナ「
……
あなたは」
マスター
《アセナ?!》
《あれ、メドゥーサも?》
アセナ「ここで会ったが、ええと、何年目? そんなに経ってません? い、いえそんなことどうでも良いのです!」
アテナ「マスター、下がってください。嫌な予感がします」
アセナ「完全に八つ当たりですが、わたしは神が嫌いです! あの時のこともあの時のことも屈辱です。 なので、今日こそあなたの頭蓋
……
噛み砕いてやりましょう!」
マスター
《どういうこと?》
《アテナ、何したの?》
アテナ
「何もしていません。
……
少なくとも、マスターに召喚された私はなにも」
「何が何だか分かりませんが、マスター、応戦の許可を
……
」
ユダ=ダザイ「こんにちは、アテナさん」
アテナ「!」
(キィン!)
ユダ=ダザイ「おや、弾かれてしまったか。流石は美しき女神さま、一筋縄では為せぬようだ」
アテナ「貴方、まさか最初から
……
」
ユダ=ダザイ「舞台は整いました。さあ、あの人を罰して下さい。どうとも身勝手に、罰して下さい。捕えて、殴って、裏切って、屠ってやるがよい!」
アセナ「というわけで。 女神様、その傲慢なる血を
……
いただきます!!」
[戦闘]
サポート:アテナ固定
エネミー:アセナ、ユダ=ダザイ、メドゥーサ
防衛戦。数ターン耐えきったらクリア。
1
2
3
4
Reaction
If you make a mistake, you can cancel it by pressing the reaction.
Custom color
Reset color
広告非表示プランのご案内