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MN*B
2024-06-23 02:40:06
13255文字
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蠱毒な夢術廻戦:pixivバックアップ
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E.28 違乱反劇
シリーズ中第45話になります。
注意書きは1ページ目、もしくはシリーズ概要の方にあります。
このシリーズの閲覧、ブックマークやいいねなど、どうもありがとうございます。前回はスタンプをたくさんいただきまして、ありがとうございました!
お久しぶりです、お待たせしました。
今回、オリジナル要素が強いです。
4P目はぶっちゃけ最初と最後の数行くらいを読めば理解できるかと思います。じゃあなんで書いたかと言えば、単に情報開示ですね。
次回、想定より話の進みが早いので一気に時系列も進みそうです。
投稿は二週間後ほどを予定しています。
追記:執筆が終わりません。遅れます。すでに一万六千字まで膨れ上がってて、こっちとしても困ってます!!!なんでぇ!!!?
【挨拶】
あけましておめでとうございます。去年はお世話になりました。
今年もこのシリーズを、アニメ二期の範囲が終わるまで書いていく予定です。執筆は前に比べるとスローペースなので、投稿頻度もぼちぼちですが、お付き合いいただけると嬉しいです。
#夢術廻戦 #オリ主 #オリキャラ #究極メカ丸 #虎杖悠仁 #五条悟 #吉野順平
2024年1月8日 01:52
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建物が揺れ、着地する足元がグラつく。耐え切れずに転がって、膝をついた。それでも立ち上がり、吹き抜けから離れる。
息が乱れる。足が震える。
頭が痛い。心臓が限界を叫び、なのに暴れている。
水、
せめて、水が
人の騒めき。人の気配。動揺、不安、好奇
……
そんな気配が一つ膜を隔てたように、水の中から聞いているかのように、ぼやけて聞こえた。
ここにも生きている人たちが、それなりの数いるようだ。
「おい、君。大丈夫か」
「怪我してるの?」
横から聞こえてきた二人分の声に、朧げなまま尋ねる。
「
……
ここ、何階」
「え、地下4階だけど」
全然跳べていないことにため息が出そうだ。今はとにかくここを少しでも離れなければ
……
。
俺が上がってきた吹き抜けは、もっと上まで続いているが、アイツが追ってくる可能性がある。別ルートから移動するしかない。
俺に話しかけてきた男女二人に警告する。
「逃げて、くれ。ここは
……
危険だ」
五条さんは
……
あれは捕らえられたのだろう。ああ見えて最強と名高いらしい五条さんが捕まったとあれば、その影響は計り知れない。
ただでさえ呪霊が下で
屯
たむろ
っている。一般人がこんなところに居れば、死が近いのは分かりきっていることだった。
「5階から、離れ」
言葉の途中で身体から力が抜けてよろめき、壁にぶつかる。横にいる二人がどよめいたのが分かった。
身体に足りないものしかない。何もかもが不足している。
栄養、水分、休息。すべてを欲している。今の俺には体内にあるべきものすら欠けていた。
「いったい何があったんだ」
「それよりちょっと休んだほうがいいんじゃない」
俺は下を向いたまま首を横に振る。壁に手をつき、それに沿って歩き出す。
まだだ。まだ、休めない。せめて伝えなければ。
ここはどこだ。出口は? 外に
……
俺の後をさっきの二人が着いて来て、何か言ってくるのがぼんやりと分かったが、内容が不明瞭になっていく。
俺は立ち止まり、自分の胸元、首元にあるはずの釦を指差しながら話す。
「伝えて
……
五条さん、が
……
つかま、た」
「
…
て
……
とる?」
「つ
………
どういう
…
?」
とにかく外へ。助けを呼ぶ必要がある。
……
そう口にしたが、言葉になっているか怪しいものだった。
二人は何事かを話し合い、離れていく気配がした。それに少しだけホッとする。
二人が去っていった方向に顔を上げれば、蛍光灯の光に目が眩む。
エスカレーターを横目に、膝から崩れ落ちる。自力では外には届かないことを悟り、霞み出す視界を凝らした。
這いずり、死角となる場所を目指す。
これ以上は動けない。一度、立ち止まる必要があった。
手を伸ばしボタンを押せば、運よくすぐに扉が開く。中に入ったところで、力尽きて進めなくなる。
……
敵にバレないことに賭けるしかない。
俺はこれ以上の移動を諦め、獣鉤手によって消耗した肉体を回復させることに努めた。
肉体への浸食が大きく進み、獣鉤手によって埋められていた部分が多かった。それがすべて失われたことにより、“中身”がごっそり抜け落ちている。
そんな状態であっても俺がまだ生きていられるのは、他でもない俺だからだ。
俺は反転術式が使え、術式も肉体の保持に向いていた。他の人じゃきっと耐えられない。
「五条さん
……
」
俺の代わりに引き受けた、あの人のことが頭によぎる。
甘えて、気が緩んでしまった自分が情けなくて。
……
それでも、大きく息を吸った。
こうしている内にも人が死ぬ。だとしても、今の俺では何も成し得ない。だから、少し休む。
「いのち、だいじに
……
か」
自分の命だけでなく、俺自身を優先したのはいつ振りだろう。
……
いや、俺は俺の気持ちを優先させてきたつもりだ。
空笑いが出たが、掠れるばかりで声にならず乾いた音だった。
「ひでぇよな」
俺はアンタのことを優先したかったのに。
瞼と一緒に意識が落ちた。
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