色々SS詰め

pkmnと最後に沢田の短文




・沢田+10と部下

ボンゴレの庭には、ここローマの地では珍しいそれはそれは立派な桜の木が一本植わっている。
十代目がイタリアへ移住した際に、ありったけのお金を注ぎ込んで遠い東洋の島国から遠路はるばる移植された桜の木。もちろん経費である。
春には綺麗なピンク色の花を咲かせ、夏には青々とその木に葉を繁らせる。秋には葉が落ちてしまうが、冬の間に花を咲かせる準備を整えているのだそうだ。

「秋には焼き芋もするんだよ」
「焼き芋?ですか」

そう、焼き芋。日本ではよく秋に食べるんだよ。そう言ったボスはにこにこ顔で窓の外へと視線を投げる。
桜の木は本部のどこからでも眺められるが、特にこの部屋、ボスの執務室からの眺めが格別であった。

「キミは今年が初めてだよね?きっと気にいるんじゃないかな」

少しずつ葉が色づいてきたその木を眺めながら、まだ見ぬ焼き芋に思いを馳せた。