色々SS詰め

pkmnと最後に沢田の短文



・ハウくんと社畜がバトルツリーに登る

「はあああ……少年〜〜もうお姉さん無理」
「ええー早くない?まだ十連勝だよ?」
「違う、お仕事がむり」

ああまたか。
隣で項垂れているスーツの女性を尻目にマラサダを頬張る。今日はカスタードクリーム入りだ。
バトルツリーで最近一緒になるお姉さんなのだが、何やら仕事が上手くいかない様で。最近では気晴らしに来ているのかはたまた愚痴を言いに来ているのか、ちょっとよくわからなくなっている。
お姉さんと初めて会ったのは半年くらい前のことだ。いつも一緒にマルチで組んでいたヨウが、ちょっとガラルにいってくるからと急に島を飛び出していったので、代わりの相手を探していた所に名乗りを上げたのがこの人だ。
チャンピオンの代わりにはちょっとなれないだろうけど、なんて本人は謙遜していたが、連れていたペンドラーはかなり鍛えられていたしバトル中の指示はベテラントレーナーのように的確だった。

「ほらほら、そろそろ次登るよー」
「うん……そうね、次行きましょう」

腹ごなしのマラサダも最後の一口になったので、ほらほらというように次を促す。
一体今日は何が原因なのか、話を聞いてもきっと俺にはよくわからない。それでもこのお姉さんは、一回りも年下の俺に、いつも仕事の愚痴を漏らしつつバトルでストレスを発散していくのだ。
あと十連勝できたら今日は愚痴タイムにしてあげよう。きっと大人は大変なことばかりなのだから。