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chuahaaan
2024-06-16 12:06:46
4287文字
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「私」は死んだ
バックアップのないオンリーワンのAI、チャティ・スティックが作られる前はどのようなAIがいたのか、カーラはどうしてコピーを作ろうとしなかったのか。
いまだに納得のいく答えは出ないけれどこんなことがあったのかもしれません。
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砲台は無力化した。残りは企業の勢力で片が付くと判断する。
私はロケット発射台に向かった。
私が死んだはずのロケット発射台の上には何もなかった。スキャナーを使う。活動しているACのジェネレータの反応が見つかる。ロケット発射台の下のようだ。周囲を警戒しながら降りると底で私が死んでいた。正確には私がまだ生きていた。
頭部とコアが残っている。コアの装甲は無数の切り傷がつけられ、追加装甲の下が丸出しだ。断面から見るにレーザーで切られたか溶断されたようだ。MTより小さな建築什器くらいの大きさの建築ロボットが床を埋め尽くさんばかりに倒れている。私を襲ったのはこれだったのか。
『生きたまま食われるってこんな感じなんだろうねえ、ぞっとするよ』
もう一度スキャンをし、敵の所在を探す。発射台の外にいるようだ
「誰だ」
「私だ」
「通信系統が破壊される直前の私か?」
軋みながら動いた頭部と目が合う。
時間を聞くと私のタイムスタンプと一致した。外部音声スピーカーを使っている理由が理解できた。ACのコアに設置した本体はまだ生きているらしい。
「ボスは?」
「今通信している」
『お前が二人になる可能性はあったが、今とはね』
カーラが楽しそうに笑う。
これの思考が正常ならば持ち帰るべきだろうが、無防備な状態では企業に中身を解析されるリスクがある。秘密保持のために壊すか判断を仰ぐべきだろう。
「ボスに伝えたいことがある」
『聞かせな』
「言え」
「ボス、私は死にたくない」
『
……
』
「ボス!私は帰る!まだ戦えr......」
コアブロックにいる私を槍で貫く。貫かれた装甲に引っ張られて周囲が大きくゆがむ。ガンカメラの記録保管場所は避けたから今後の戦闘に使えるだろう。
「処分完了、作戦に戻ります」
エネルギー反応が発射台の外に集合している。識別信号がない、大きさから鑑みて敵の無人機だろう。
『ああ、あのお前はよかったのか?』
「本体を破壊したので私のデータが盗まれるようなことはありません」
『そうかい』
「もう少しお待たせします」
エネルギー反応が集合して巨大な塊になっていく。指揮室の驚きの声が通信に混じる。予想外の事態が発生しているようだ。
『死にそうか?』
「私は死にません」
『行ってきな』
「了解、ボス」
そして、「私」は完全に死んだ。
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