やや
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おにしょたのビマヨダ未満(ちょっとだけビマヨダ)

いずれビマヨダになるおにしょたなビマ+ヨダの小ネタ。小説にはできなかった!
2025/06/07:3ページ目に高校生×小学生ネタ追加。くっつく瞬間も少しだけ。
4ページ目に昔ふせったーに載せてた小ネタも収納。3ページ目の元ネタ的な雰囲気のもの。3ページ目の流れとは違うけど、当時同じ設定で考えてたビマヨダ小ネタ。


おにしょた2


ビマはその後しばらく何回も駄菓子ドーナツをヨに食べさせてた。でもヨに「わし様、このドーナツ好きだ」と笑顔で言われて、つい「ドーナツなら俺も作れるぜ」と答えてしまう。
なんとなく、駄菓子にこのヨの笑顔をとられるのはむかついたビマ。
「そうなのか!」
「おう、でも、油使うし材料が今日はないからまた今度な」
「うむ!約束だぞ、ビーマ!」
はしゃいで帰っていくヨの姿を微笑ましく見守るビマ。この日から、ビマ母に付き合ってもらってホットケーキミックスのドーナツ作りの練習をする。

そしてついにヨへのお披露目の日。念の為ビマ母の仕事が休みの日に、作ってる間だけ見ていてもらうことにした(中学生ビマ一人で揚げ物はまだ危ないので)。
「箱にホットケーキ描いてあるぞ?ドーナツ作るのではないのか?」
なあなあ、と質問をたくさんしてくるヨに
「これでドーナツも作れんだ。危ないから揚げてる時は近づくなよ」
と答えてやるビマ。
「危ない?」
「油はねたらおまえがヤケドしちまうからな」
「心配?」
「当たり前だろうが、ヤケドは跡が残っちまうぞ」
「ふーん」
なんだかわからないがニコニコしだしたヨに、ビマの頬も緩む。
「すぐ作ってやるからな!」

そうして危なげなく完成した揚げドーナツ。
「丸いドーナツだ!」
ドーナツ型がないのでスプーンで落として揚げた不揃いコロコロドーナツ。粗熱をとってからビマはヨのお口にひとつ運んでやる。ぱくりと小さい口がドーナツをかじる。
「美味しい!!」
キラキラと目を輝かせるヨに大満足のビマ。
「だろ?!たくさん食えよな」
はむはむ一つ食べきるヨ。
「もっと!」
「あ〜、じゃあ、これだ」
「おっきい!」
「一番大きいのだから、おまえのな」
「いちばん?」
「おまえのために作ったんだ、一番いいのはおまえが食えよ」
ゴロッとしたサイズ感のをヨの口へ。ヨは何口かかけて食べていく。
「おいしい」
ヨの目がビマの方を向く。
「ビマ……ありがとう」
そうして、ヨがふにゃとはにかんだ。見たことがない、ヨの子供らしく、純粋にお礼を言うその笑顔にビマの相好も崩れる。
「どういたしまして。何でも作ってやるからな!」

その後、ビマは母と色々練習して、ホットケーキやカップケーキも作れるようになる。その度、ヨに食べさせて「おいしい!」「これで何でも作れるのだな!」「魔法みたい!」「ビーマはすごい!」とヨに言われてビマは満更でもない。

とは言っても、ホットケーキミックスでビマが作れそうでヨが好きそうなレパートリーもそろそろ頭打ち。どうしたものかと悩むビマ。
ヨに美味しいと言ってもらいたい。食べた時のヨの笑顔を見たい。小さいなりに自分の弟たちの面倒をみて良いお兄ちゃんをしているヨに、自分のところでくらい無邪気に振る舞わせてやりたい。
うーん、うーん……と悩みまくったビマ。ついに、「ホケミ使わないで普通に菓子を作りゃあいいんじゃねえか?」という天啓を得る。

初めて作ったのは、普通のドーナツ。卵、砂糖、牛乳、バター、薄力粉、ベーキングパウダー……。ちゃんとドーナツ型で、揚げた後には砂糖をたっぷりまぶして。
作ってる間はヨがビマの作業を見ながら「あの魔法の粉は使わんのか?」「まあるいのは?」とか聞く。興味津々のヨが可愛いビマ。ちゃんと一個一個質問に答える。
「おう、今日は特別なの作ってやるぜ。ドーナツ型抜きするか?」
「うむ!」
「このドーナツの真ん中のとこ丸めて、まあるいドーナツにしてやるよ」
「おお!」
以前より作る時間が楽しいとビマは感じてる。間違いなく、ヨがいるから。

初めてのビマドーナツは両手でヨが持ってはむりと一口。はむはむ……とし始めた途端ヨの顔がぱあっと明るくなる。味わおうと一生懸命噛んでいるのがわかる。瞳は輝きを増す。ヨの言葉がなくてももう感想は一目瞭然だった。
むぐむぐごくり。
「おいしい!すんごくおいしぞ、ビーマ!」
「そうか!」
「うむ、なんかな、いつもよりな、ぎゅっとして、じゅわっとして、」
「おう」
「味もな、甘くて、なんか、」
「ああ」
「わし様、このドーナツいちばん大好きだ!」
一生懸命説明してくれた後の「大好き」にビマも満面の笑み。
「おまえが美味しいって言ってくれると俺も嬉しいぜ」
ぽんぽんとヨの頭を撫でてやるビマ。
「んふふ、嬉しいか?いちばん?」
「一番だ、一番嬉しい」
「フフフ!」
ほっぺを赤くして、ビマに撫でられるヨの笑顔をまた見たいなあ……とビマは思ったりしている。

この経験から、ビマは料理部がある高校を探し始める。もっと料理の腕を上げてヨに美味い菓子を作ってやりたいなあ、という気持ち。

この後、高校にあがり部活で帰りが遅くなるようになったビマにヨが怒ったり、ヨも小学生になって同級生と遊ぶ時間が多くなってビマが少しさみしく思ったり、ヨが自分も一緒に作ってみたいと言うようになったり、ヨがバレンタインに小さいカップチョコ(チョコスプレーかかってるあの手作りお菓子)をビマに作ってくれてビマが感涙したりする。

そうして他にも色々あって(未定)大人になってビマヨダになる!



あとがき設定裏話
・両親や近所の人から聞くに、ビマはどうやら好青年でスポーツも万能で家のお手伝いもしっかりしてと大変評判がいい。ヨはそんなビマが自分の心配をしてくれるのは嬉しい。
・自分に一番大きいドーナツを躊躇いなくくれるのも嬉しい。
・自分のために特別なドーナツを作ってくれるのも嬉しい。

・ビマはヨが自分にどんどん懐いてくれるのが嬉しいし、自分の料理を手放しで喜んでもらえて嬉しい。

・ビマ両親もビマの手料理を美味しいと食べてはくれたけど、ビマに家庭内の役割を押し付けないように、重荷にならないように、思いやりの気持ちで「無理して作らなくていいよ」と、声をかけてた。ビマもヨに食べさせるまで気づいてなかったけど、「美味しい!もっと作って!」と言ってもらう方がビマにとってとても嬉しかったし、やりがいにもなった。

・ビマ両親は、2人を微笑ましく見守っている。ビマは体つきもよく運動もできるのに部活にも入らず、特別誰かとつるんだりもせず、あんまり何かに夢中にもならずで両親とも少ーし心配してたんだけど、ヨの面倒を見つつ、料理をするようになってとても生き生きとしてきたから、喜んでいる。

早くビマヨダになれ〜!(ヨが成人するまで無理)