enoki181
2022-08-26 20:59:30
11732文字
Public リプレイ
 

【ストリテラ】ルートイレヴンは眠らない(夕星×上原)【リプレイ】

俳優:成海さん、エノキ


●メインチャプター

▼逃走劇の始まり
 主演:運び屋コンビのドライバー

 都心のビル街を縫うように、車は夜を駆けていきます。
 この辺りはふたりの縄張りの同然ですが、荷物を狙う何者かによる追跡が本格的に始まるのも時間の問題でしょう。
 今のうちに、どこへ向かうのか、誰に荷物を渡すのかを調べてしまいましょう。

上原珠天 : そういえば、と思い出す。
ハンバーガーショップの死体はどうするつもりなのだろうか。

「支部長、あの死体って片付けの連絡入れました?」

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夕星晋 : 「いや……そうだなぁ、いれといてやるか」

電話を掛けた先は普通の警察だ。
今は誰もいない街の中だが、すぐに騒がしくなるはずだ。

「攪乱させておいた方がいい。そんな予感がする」

受け取った荷物に手をつける。あの依頼人、行き先を言う前に死んじまったからな。

[ 夕星晋 ] コレクト : 0 → 1

上原珠天 : 「行き先、書いてありますかね? ていうか明かりつけますか?」

周囲を見渡すと街灯の光はあまりなく、車内も暗かった。
もし積み荷の箱の中に行き先が書いてあったとしても、見えづらいだろう。

[ 上原珠天 ] コレクト : 1 → 3

夕星晋 : 「そのままでいい」

外の光をあてに確認する。
受取人とメモされた少女の写真。随分幼いわけだが、何を届けさせられるんだか。

「受取人はお嬢さんだとよ。そういや、お前、妹いたなぁ。こんな頃もあったのか」

ルームミラー越しに見えるよう、写真をヒラヒラと振って。

[ 夕星晋 ] コレクト : 1 → 2

上原珠天 : 妹、と言われて心臓が一瞬早く動く。
それからミラー越しにその写真を見る。……ああ、懐かしい。蒼華も昔はこんなに小さかったなあ。

「そうですね。昔はよく懐いていてくれたなあ」

最近は年頃だし、こんな年の離れた兄とはあまり会話も弾まないだろうから、実家に帰っても言葉数はそんなにないが。

「その子も依頼人の大切な人なんでしょうね」

[ 上原珠天 ] コレクト : 3 → 4

夕星晋 : よく見ると依頼人の面影を感じさせる気がする。
嫌な記憶が過ぎる。知らない所で勝手に死ぬ父親、か。

……勘弁してくれよ」

乾いた笑いと共に、更に荷物を漁った。
地図だ。隣県のテーマパークに丸い点が打たれている。場所の名前を上原に告げた。

「昔妹連れてったことは?いい兄やってたんだろ?」

[ 夕星晋 ] コレクト : 2 → 3

上原珠天 : 「あー、あそこですか。懐かしいですね。ジェットコースター一緒に乗りたいってせがまれたんですよ。身長足りないから、無理だったんですけど」

まあだから、観覧車でがまんしてくれと連れていったなあ。
今は友達と存分に遊んでくれてることだろう。

「この先に高速道路の入り口があるんですけど、乗りますか?」

隣県ならこのまま公道を走ってもまあ問題はない。どの道テーマパークの開園時間には間に合うだろう。

[ 上原珠天 ] コレクト : 4 → 5

夕星晋 : 「乗っとけ、仕事は早く終わらせとこうぜ。男二人のドライブデートを堪能したいってんなら下道にするか?こっちは構わないけど?」

わざとらしく煽り文句を加えながら。
こいつの妹の件、あんまり時間がないだろうに。

上原珠天 : 「いや……まあ、乗りましょうか」

無人の街にエンジン音だけが響いている。
その静けさが、余計に胸を騒がせた。

……なんか嫌な予感がするなあ。

[ 上原珠天 ] コレクト : 5 → 6

夕星晋 : 「浮かない顔してんなぁ、せっかく遊園地に行くってのによ」

テーマパークと遊園地って違うんだっけか?まあいい。
上原の困り眉を眺めて笑みを深めた。

[ 上原珠天 ] FP : 0 → 1