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戌丸アット
2022-05-29 23:33:40
33972文字
Public
戦国basara
三家SS詰め
三家(戦国basara)
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【ポッキーの日・三家】
今日と言う日がやってきた
三成はイベントと言うイベントに興味のない男であった
だが今日がポッキーの日である事くらい知っている
何故なら幼馴染みである家康と言う男が、やたらとイベントを気にする男であったからだ
「今日はポッキーの日だぞ!ポッキーゲームをしよう!」
「
……………
」
やっぱり騒ぎ出した、と思いながら差し出されたポッキーを食す
すると普段、食事を疎かにする三成が何かを食べるのが嬉しいのか、家康はキラキラと効果音が付きそうな笑顔で三成に尋ねる
「お!食べる気になったか?」
「ポッキーゲームなど、くだらん
…
食べてポッキーなど消してやる!」
「えぇ!?あっ!それはダメだ!」
思った事は口に出すタイプの為に言わなければ良いのに食べながら三成は、家康を睨む
どうやらポッキーが無ければポッキーゲームをしなくても良いと思ったらしい
言われて三成の考えに気付いたらしい家康は慌てて差し出していたポッキーを後ろに隠す
「うるさい!ポッキーを差し出せ!!!」
「それではダメなんだ!三成!全て食べてはポッキーゲームが出来ない!」
「黙れ!大体、あんな茶番は口付けがしたいだけのものだろう!!!」
「
………
へ?ワシの言ってるポッキーゲームは違うぞ?」
「
……………
は?」
コイツは何を言ってるんだと思った三成は思わず掴んでいた胸倉を離しながら目が点になる
そんな三成に不思議そうにしながらも家康はポッキーを2本取り出すとクロスさせ、一本を三成に持たせて、もう一本を自分が持ったかと思うと引っ張り出した
するとポッキーは鍔迫り合いをするようにぶつかり合い、暫くして三成の持つポッキーが折れた
「よし!ワシの勝ちだー!」
「
………
私の知っているポッキーゲームと違う
…
」
「え、そうなのか?ワシが元親に教えて貰ったのはコレだぞ?」
「
………
そうか」
折れたポッキーのように三成は何処か惚けながら勝ったと喜んでポッキーを食べる家康を見た
どうやら家康は真剣らしい
怒って損した、三成の気分はそんな気分だった
一般的なポッキーゲームと言えば普通はポッキーの両端を銜えて食べて行き、キスをするか、先に離れた方が負けと言うのだろう!と思いながら、呆れ返った三成は持っていた本を握り締めながら思った
「どうした?三成!なんだか元気がないぞ?」
「うるさい
…
私に構うな
…
」
「んー
…
三成!三成の言うポッキーゲーム、するか?」
「
………
なっ!貴様、分かって言っているのか!?」
「ん?」
絶対に分かっていない
と言うか、分かっていて言っており、尚且つわざと知らない振りをしているなら、とんだ化け狸である
「どうするか教えてくれ!」
「い、いい!やらん!」
「なんだよ!気になるじゃないか!記念だ、やろう?」
「っ!」
ふっと三成は思った
実は2人は恋人同士なのだが、元々幼馴染みな為か恋人らしい事をした事がない
今日も家康の家に遊びに来たが、やっている事はゲーム機で遊んで休憩しているだけだ
ならば折角のイベント、三成とて恋人らしい事をしてみたいと思った
「よし、家康!ポッキーを銜えろ」
「ん?うん、ほうか?」
「そうだ、動くなよ」
「?」
ぱっと見では、やはり家康は抵抗をしないが分かってもいないように見えた
しかし分かっていないなら構うものか、知っていてやっているなら乗ってやる
そう思い切った三成は驚いた家康が体を離す間もなく、凄い勢いでポッキーを食べていくと、さっきの勢いまでが嘘のように家康の唇へそっと口付けた
「なっ!?え、へっ!?」
「ふん、それはわざとか」
「え?あ、な、何がだ!?ともかくビックリしただろ!!!何するんだ!」
「世間、一般的なポッキーゲームだ」
「そんな訳あるか!!!」
「
…
ならば調べてみろ」
「分かった!!!」
顔を真っ赤にして怒っているのか、照れているのか、それとも両方なのか
スマホを取り落としたり、お茶を妙に飲んだりして、やっと落ち着いてスマホで検索したらしい家康は耳まで真っ赤にして、のんびりと本を読む三成の肩を全力で叩き、三成の肩は脱臼しかけた
ーーあとがきーー
友人に「ポッキーの日だなー!」と会話してて読みたいと言っていたので突貫三十分ほどで書き上げたものです
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