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無窓居室
2023-01-10 01:41:59
6622文字
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午餐 その後
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午餐 その後
原作BTWと釣り回の後しばしば👹を食事に誘う😈の話。
2〜4p目に暴力およびダメージ描写、性的な仄めかしがありますが具体的なものではないはず。
全体的に😈👹だと思いますが3p目だけ👹😈
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背中の翼が溶けるように消えて男が傍へ降り立つ。着地の際にも何の音もさせないのを気障だと思った。腕が動けば足首をもいでやるところだ。
「こう言うのも無粋かもしれませんけど」
声がやけに近くで聞こえると思い、仰向けの体の上にのし掛かられたことに気づいた。語られる耳元にまったく呼吸がかからないので相手が本当に生きている存在なのか確信がなくなる。それも悪魔などという者には意味のない疑問かもしれない。最初から。
「オレちゃんあなたをとても気に入りました」
声がひそめられて体同士が近くなる。片膝をついた相手に足を掴まれ持ち上げられると、ほぼ感覚のなかった内腿が反射的に痙攣した。
男は股の間に割り込んでくる。原始的な征服の儀式。理に叶っているのがうんざりだ。
「
…
意外としょうもないことするんだな」
無理に返事をしたので喉の奥から血が上がってきた。地面に叩きつけられたまま痺れた体はまもなく全身が痛みを訴えだすだろう。
たしかに幻滅を感じて、この男に何の幻想を抱いていたのだろうと自分を訝しんだ。
「しませんよ、あなたが想像してるようなことなんて」
悪魔は満足げに笑う。
「意味ないですから。このまま犯したところでオレちゃんがいっとき気持ち良いだけで、あなた何とも思わないでしょう?せいぜい次は勝って同じことを仕返してやろうと思うくらい。違いますか?」
アカネは眉を寄せた。歪みを大きくする相手の目と口元。凶々しい笑みは尋常な生き物ならばそれを見せるだけで思考を奪ってしまうだろうと思えるほどだ。
「オレちゃんどうせならもっとロマンチックな方が良いです」
男の言葉は既に自分と交わっているつもりではないかと錯覚するほどに熱を帯びていく。かと思えば突然ひどく冷静になってアカネを戸惑わせた。
「ここで何もされない方があなたはオレちゃんを忘れられなくなるでしょう?いつでも出来るけれどやらないのだと印象づけておいた方がアカネさんの心に残れそうなので。即物的な仕返しなんかとは違う理由でオレちゃんに挑んできて欲しいんです。そのうちあなたは理由を忘れるでしょう。オレちゃんと戦う口実を探すようになる
…
」
「ずいぶんな自信だね」
「もちろんその前にオレちゃんあなたに殺されてしまうかもしれません。それはそれで良い。命を賭けるだけの価値ある勝負だと思っていますから」
コイツは狂ったのではないかと思いながら、アカネは男が立ち上がりやがて背を向けるのを見送るしかない。
その姿が見えなくなってから、予期していた痛みが体のどこにも来ていないことで悪魔に治癒の魔法を流し込まれたのを知った。
魔力の流入路となった、内腿の掻き傷だけが肌に残っていた。
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