榎本奏江
2026-03-28 09:37:30
7950文字
Public ふたさに
 

【ふたさに】追体験で想いだして

小説未満の小話。今後、漫画or小説になる予定のモノです。
Twitterに上がっていたものを最低限の加筆修正のみです。
突然始まって、途中ではしょったり、突然終わります。


かなり時間差で、髪にキスされたことに混乱する桔梗(審神者)

桔梗(キス……だったよね?唇触れてたよね?なんで?元気づけるためって?ん??髪にキスする必要ある?ヒサが?ヒサが、どうして私に???あの(非公式試合で目が合った)ときみたいにドキドキする……。落ち着かない……、なんで?? いや、あの時のタイミングなら私しかいないし、他にやるのも変な話だけど、確かに変な考えはなくなったけど、その変わり、ヒサのことで頭がいっぱいになるどうしよう。この後、どう顔合わせよう?いや、今はオフだからすぐ会うわけじゃないから大丈夫か。その頃には落ち着くよね?大丈夫、大丈夫……。いつも通り大丈夫……。さっきのは気まぐれ、気にしなくて大丈夫……)
二筋樋:キョウ、居るか?
桔梗:ピャッァイッ!?
二筋樋:!!??ふっ、なんだその、変な鳥みたいな声は?
桔梗:ひっ、ひさ……!?な、な……な、なんでしょう?
二筋樋:明日の勤務の件でなんだが……って、やけに挙動不審だな。どうした?
桔梗:いや、ちょっと……考え事を大丈夫
二筋樋:考え事?何か悩みでもあるのか?俺でよければ話を聞くが?
桔梗:大したことない?と、思うから?大丈夫???
二筋樋:なんで全部疑問形なんだ
桔梗:そう言われましても……
二筋樋:それより、なんでさっきから顔隠してるんだ
桔梗:いや、ソレは……今、変な顔してるので
二筋樋:変な顔?このタイミングで?
桔梗:変顔じゃないからね?表情筋がおかしいと言うか、恥ずかしくて見せられない
二筋樋:さっきから本当に挙動がおかしいぞ?本当に何かあったんじゃないか?
桔梗:だって、ヒサが……
二筋樋:……俺か?
桔梗:あ、いや……なんでもないです
できれば一旦、お引き取りいただければ。落ち着いたら、こちらからお呼びいたしますので
二筋樋:………
ズカズカズカ
桔梗:無言でこっち来ないで!
※後退りする
二筋樋:キョウ、ちょっといいか?
桔梗:良くないです!(逃
二筋樋:待てっ!
桔梗:待てと言われて待つ人いません!!!(だっ
※部屋の中をぐるぐる回る
二筋樋:出口は塞いだぞ?さ、どうやって抜け出すんだ?
※柱を2回叩く
二筋樋:隠し扉か!?行かせるかっ!
桔梗:きゃっ
二筋樋:はい、確保。残念だったな。ここからは行かせないぞ。観念してこっち見るんだ
桔梗:〜〜〜っ……ばか(顔真っ赤
二筋樋:あんたの方が顔赤くなってるな
桔梗:だって、ヒサがあんなことするから……。あとになって恥ずかしくなってきちゃって
二筋樋:はぁ……。ホント、時間差だな。もう、1時間ぐらい経ってるぞ?
桔梗:冷静になってみて、考えてみると、どうしてあんなことしたんだろうって不思議で……。でも、ヒサが場所はどうあれ、キスしてきたから……その……
二筋樋:もう一度聞く、いや……だったか?
桔梗:不思議と嫌じゃなかったから困ってるの。嫌だったら、拒めばいいだけ、なのに……イヤじゃないって思ったから、拒むほどでもないけれど、でも……困るの
二筋樋:困る?立場的な問題でか?
桔梗:それもそうだけど、それよりも……。頭のなかが『どうして?なんで?』ってずっとヒサのことでいっぱいになって他のことに手がつけられなくなる。それと、不意に思い出したら、普通の態度でいられなくなるから
二筋樋:……っ!(自惚れてもいいのか、これ?ここまで理解しておいて【自覚】がないのも不思議なもんだな。いや、無意識のうちに【自覚】したくないのか?【あいつ】の存在がそうさせているんだろうな)
桔梗:ヒサ……
二筋樋:キョウ、俺は試したいことが一つある
桔梗:な、なに……
二筋樋:今から俺がすることに対して、嫌なら本気で拒んでほしい。あの時のように蹴り飛ばしても構わない
桔梗:ん?ん??
二筋樋:俺はあんたが嫌がることはしたくない。だから、あんたが嫌がらないことを教えて欲しい
桔梗:は、はい……??
二筋樋:髪にキスをするのが嫌ではなければ、ここは大丈夫か?(瞼にキスをする
桔梗:っ!?そ、そういうこと……
二筋樋:ああ、そういうことだ
桔梗:困るって言ってるのに……
二筋樋:だが、嫌ではないんだろう?
桔梗:そう言ったけど……でも、んっ(頬にキスされる
二筋樋:ここは?
桔梗:も、もう勘弁して恥ずかしい……
二筋樋:嫌かどうか聞いているんだ
桔梗:嫌じゃない、です
二筋樋:よかった……。なあ、キョウ
桔梗:ふぁ、はい
二筋樋:あんたが俺のこと以外に考えられないように満たしたらどうなる?……満たしてもいいか?(桔梗の指に自分の手を絡ませ、手の甲にキスをする
桔梗:はっ、あっえっと、それって……だめ。だめ……だって、ずっと考えるって、そうると私、ヒサのことす……
二筋樋:『す』?
桔梗:駄目、言えない、やだ……
二筋樋:どうしてだ?
桔梗:だって、私には雄一がいるから好きになれないよ
二筋樋:認めたくない、か?
桔梗:………
二筋樋:これ以上は聞かないよ。驚かせて悪かった(頭撫でる
桔梗:……
二筋樋:最後に1つだけいいか?
桔梗:ん
二筋樋:抱きしめてもいいか?
桔梗:……うん
二筋樋:抵抗、しないんだな。あの時みたいに
桔梗:これは……、いいの。落ち着くから
二筋樋:そうか
(俺も、ここまでしといて何も言わないんだ。狡いのは分かっている。ただ、キョウが求めてないことは応えたくない、これ以上のことはしない)

自分の想いを伝えたとして、あいつの気持ちに自覚を持てたとき、その唇に触れることができなら、俺とあんたの関係はどう変わるんだろうな?



【相棒】として桔梗の期待に応えそばで支えたい気持ちと、【相棒】と言うにはあまりにも男としての欲が強すぎてしまって、その揺れ動く感情と葛藤する二筋樋。