こꯓレ)ろ🌟🦄🌈🌟
2026-01-19 00:06:30
11357文字
Public ハイチャ♀
 

おもしれー男とデキ婚した話

ハイチャ♀のデキ婚の話のチャ視点。



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 名前呼びに変えてからしばらくしてハインラインが挙動不審になった。
 仕事でうまくいかなくてストレスでも溜まっているのか、はたまた具合でも悪いのかと心配していたら、ある日の朝とうとう爆発した。面白い方向に。

 朝、なかなか仕事に行かずに玄関でもだもだしているのが心配になって、子どもを抱いたまま見送るついでに声をかけたら、うるうるの涙目で告白というか、謝られたのである。
「君のことが好きだ。絶対に離婚したくない! 君が外に恋人を作るのも耐えられそうにない。ふざけた条件を突きつけて結婚したことを後悔している。愛している!」
 ツンデレなのかと思っていたらまさかの無自覚だったとは。
 懇々とチャンドラと子どもへの愛を語りはじめる天才。
「多分最初から大好きで一緒にいたくて笑顔がみたくて果物買ってきたらよろこんでくれるしほんとに好きで他の男にとられたくないプレゼントも迷惑だと言われるしどうしたらいいかわからなくて変なことを言って嫌われたら怖くて好きになって欲しい
 いや、めちゃくちゃ好きじゃん。
 天才のくせに語彙力も死んでいる。コイツ、本当におもしれー男だなと思うと笑ってしまいそうになったが、笑い飛ばすのが可哀想なくらい悲壮な顔をしていたので優しくしてやることにした。
「え、そっかー。やっぱ好きなのか。そうかもって思ってたけどちゃんと言ってくれるのはやっぱ嬉しいな。じゃあ今日から普通の夫婦になっちゃいますか」
「えっ」
 ハインラインは驚いたのだろう、目を見開いて固まった。
「な、なっ、なんで僕は、ダリダに恨まれたって、おかしくない事を
 過去の言動を後悔して声が震えるほど罪悪感を抱いてくれているのなら、チャンドラが怒ることは何もない。
 確かにハインラインは最悪最低だったが、選ぶ権利は常にチャンドラにあった。いつでも離れられるように離婚届も持たせてくれていた。それを踏まえてハインラインと結婚することを選んだのは自分だ。
 結局、自分はこのおもしれー男が好きなのだ。趣味が悪いのは自分の方かもしれない。
「いやほんと、結婚の時はめちゃくちゃ失礼なやつだなって思ったけど、でもアンタは結婚してからずっと自分と子どもに対して誠実でしたよ。外で遊んでる風でもないし、毎日早く帰ってきて家事育児してくれるし、すごく大切にしてくれる。もしかしてツンデレか? って」
「は? え? つ、つんでれ?」
 抱いていた子どもを床におろし、困惑するハインラインの両手を取って握りしめ、伝えた。
「ははっ、好きだよアルバート」
「はぇっ!?」
 天才エリートコーディネイターは間抜けな声を上げて、ちょっと泣いていた。

 その日の夜、子どもをしっかり寝かせつけて二年以上ぶり、二度目のセックスに及んだ。
 今度はしつこいくらいに名前を呼ばれ、愛していると言われながら抱かれたので、前よりもっと気持ちよくて嬉しくなったので抱きしめてたくさん頭を撫でてやった。
 どうもこの天才、頭を撫でられるのが大好きらしい。小さな子を褒めるが如くヨシヨシしてやると、うっとりとまなじりを下げ、嬉しそうにへにゃっと微笑む。
 チャンドラはこのおもしれー男のこういうところがたまらなく可愛いと思うし、甘えたな態度に弱いのだ。自覚ならある。