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こꯓレ)ろ🌟🦄🌈🌟
2026-01-10 19:17:49
17187文字
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ハイノイほにゃっと小説
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天才の学び
ほにゃっと時空の話。
同人誌の3巻に収録しようと思ったけど全然書けなくて行き詰まってお蔵入りになってしまったものをコネコネコネコネ捏ねまわしてやっと完成したもの。
一年越しにもう一度お蔵入りテキストと向き合って何とかキリの良いところまで書きました。
チャ誕に間に合って良かった。チャ♀の総愛され話です。おたおめチャ🥳🎊🎉✨🎂
最後まで書けてないのでそれはまた後日書く。
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4
♦︎
C.E.84、六月。アルバート・ハインラインの第二子、ソーマがプラントで生まれた。
ノイマンがチャンドラに卵子提供を求めて、性別も外見も全く遺伝子調整の手を入れないままに人口子宮技術で作ったナチュラルの男の子だ。ハインラインとの遺伝子上の関係は無いが、実子として認知した。
ノイマンと同じ色の肌、髪、瞳を見てノイマンと自分の子として愛していけると確信した。チャンドラに似ているところが無いことはハインラインを少し安心させた。
ナチュラルの子はコーディネイターの子より弱い。宇宙から地球に安全に移動するために生後六ヶ月をプラントで過ごす必要があった。
結婚後、長期間をプラントで過ごしたのは初めてだった。ナチュラルのパートナーであるノイマンには人種差別の強いプラント本国で不自由な生活を余儀なくさせたが、彼は一年間の育児休暇を取り、ノイマンの遺伝子を受け継いだ子が欲しいというハインラインの希望に寄り添ってくれた。
生後六ヶ月で地球に降り、オーブのオノゴロ島での暮らしを経てソーマが一歳の誕生日を迎え、ノイマンの育休が終わったが、まだ子ども達は手がかかる時期である。
ノイマンは、ひと月も家を空けるような勤務は厳しいとコンパスへの出向をやめ異動を願い出てオーブ軍オノゴロ島空軍基地に転属になった。
世界情勢が比較的安定していることもあり、後進の指導を担当する危険の少ない部署に異動が叶ったがそれでもウィークデーは毎日仕事だし、たまには出張もある。
ハインラインも精一杯仕事をセーブしているが、世界は天才の頭脳を利用することばかり考えているようで、常に忙しい。ナニーだけでは子守りの手が足らずほとんど毎日チャンドラ家に託児を頼んでいる。
♦︎
とある十月某日、二十時。ハインラインがやっと仕事を片付けてチャンドラ家に子ども達を迎えに行くと、リラックスした部屋着姿のチャンドラがリビングのソファで子ども達三人に囲まれて絵本を読み聞かせていた。
リビングとエントランスを仕切るガラスドア越しに見ているので、ハインラインが来たことにはまだ誰も気付いていない。
一歳になって少し活発になってきたソーマがチャンドラの膝の上に座り、左右にセレネとナタルが座る。
ソーマが喜んで絵本をバシバシ叩くので、なかなか次のページが捲れないとナタルが怒るいつものパターンで、チャンドラがナタルをなだめ、セレネがソーマの隙を見てページをめくっている。
「もー! ソーマきらい! あっち行って! 絵本よめない!」
「はいはい、まって。ナタル、うん。もうめくるから」
思うように絵本を読み進められないことにナタルが怒ってソーマを叩こうとするが、チャンドラが上手く止めてくれている。
コーディネイターの娘はもうすぐ三歳。自我が芽生えイヤイヤ期が始まった上に手加減というものが身についておらず、ついカッとなってナチュラルの弟を叩いたらケガをさせるので子守りは常に気が抜けない。
二人を離しておくのが安全だが、そんなことができるわけもなく。ソーマはナタルが大好きで伝い歩きとハイハイで自分から近づいていく。
「ソーマ、次のページめくるから。ね、続き読もう」
セレネがソーマに言い聞かせて小さな手を握った隙にナタルにページをめくるよう促すも、ソーマはセレネの手を振り払って上機嫌で絵本を叩き続ける。
「もーヤダ! ソーマいるとよめない! どうせわかんないんでしょ! ばか! あっち行ってハロとあそんで!」
また弟を叩こうとするナタル。チャンドラはさり気なくソーマをかばってくれながら、ナタルを宥める。
「わかったわかった! ナタル、見て。次のページめくった!」
「やだ〜! ソーマもうやだぁ!」
思い通りにならず、癇癪を起こしてとうとうナタルの方が泣き出してしまう。ソーマは急に泣き出したナタルに驚いて、つられて泣きそうだ。
チャンドラはテーブルの上で転がっていたハロにコノエを呼ぶように頼むと、絵本をセレネに渡しソーマを少し横にずらしてナタルも膝の上に座らせ二人一緒に抱きしめた。
「ほら〜ナタルも膝の上に来て」
「うぇっ
…
うぅ
…
やだ。わたし、赤ちゃんじゃないもん
…
」
最近、姉としての自認が芽生え強がったことを言いながらも泣きやめないままチャンドラに抱きついて額をぐりぐりと押し付けている。
「うん。ナタルはお姉ちゃんだよな」
「泣かないもん
…
」
「え〜、でもお姉ちゃんだって悲しいときは泣いてもいいし、ぎゅってされていいと思うけど?」
「ほんと?」
「うん。大人だってぎゅってされたいときはある。そうだ、ナタルがぎゅってしてくれる?」
「ダリダも?」
「そう。ナタルがぎゅっとしてくれたら元気出るからさ〜、お願い」
「じゃあ
…
ダリダにぎゅってしてあげるね
…
」
ナタルがチャンドラに抱きついたらチャンドラが嬉しそうに言った。
「ナタル、ありがとな。あったかい。嬉しいな」
「ど、どういたまちて
…
」
チャンドラに笑いかけられ、頬を赤らめて嬉しそうにはにかむナタル。
「ぎゅ!」
ソーマもナタルの真似をしてチャンドラに抱きついて笑う。
「ソーマもしてくれたのかぁ、ありがとな〜二人ともあったかいしぷにぷにだな」
二人を抱きしめて順繰りに髪に頬擦りするチャンドラ。
チャンドラのハグですっかり落ち着いたナタルはソーマにごにょごにょと「たたいてごめんね
…
」と謝ったし、そこをすかさずセレネが「ナタルおりこう。えらいね〜!」と褒めてやっている。
「おかえり、アルバート」
背後から声をかけられ振り返るとエプロン姿のコノエが居た。
チャンドラがハロで呼んでいたので、リビングに子守りの加勢に来たのだろう。手にはナタルとソーマの畳まれた服を持っているところからして、ランドリールームでうちの子の分まで洗濯をしてくれている。
「先生、遅くなってすみません」
「いや、構わんよ。ノイマンは出張で遅くなるんだろう、夕飯も食べていきなさい」
「いえ、家に帰れば何かありますから」
「子ども達はもう食べたし風呂も入ったよ。今日はダリダが早く帰ったから全員ダリダと一緒に入りたいと言ってね。ついでに歯も磨いたしあとはベッドに入れるだけだ」
「
…
ありがとうございます」
コノエは常に手際が良い。ハインライン一人では夜のルーティンはこうもスムーズにいかない。
コノエに促されリビングに入ると、子ども達もチャンドラもハインラインの存在に気付いた。
「あっ、アルとうさん、おかえりなさい!」
「あーっ!」
ナタルがチャンドラの膝の上から降りてハインラインに駆け寄って脚に抱きついてくるので、頭を撫でてやり「ただいま」と返した。
「アルバート、おつかれ〜」
ソーマを抱いたチャンドラからも声をかけられる。朗らかな笑顔で仕事帰りのハインラインを労ってくれた。
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