─その日の夜
高級カラオケレストラン
松林閣
《トトコちゃんは最近おかしい!!
僕達に近すぎるっ!ヒック!》
《チョロ松!マイクで大声出すな!
うるさいだろ~っ!?》
おそ松兄さんが一番うるさいよっ!
歌わない時はマイクの電源切って?
フッ。では俺が一曲披露するか。
ここは熱いバラードで・・・
次、『突撃六角形』
入りましたー!!
《は~い俺~!!舞台あがります!
『♪毎日会っても 週に6日でも
♪解けない無理ゲー
♪アッハ~ン》
カラ松兄さんには、これ!
イベリコ豚の揚げ物!
一松兄さんもどうぞ!美味しいよ!
どうしたの?これ。
今日で営業終了になっちゃった、
大犯大の三ツ星レストランで
テイクアウトして来たの!どう?
うんま。なんで営業終了なの?
僕が店ごと逮捕しちゃったからね。
あー・・・。そういうこと。
マネーロンダリングの温床か。
まあ、この店も同じ役割だけどね。
(ムグムグ)ん~!これは旨いな。
ナイス十四ま~つ!!(ガリッ!)
ぶ!?あがっ?何だ!?・・・弾?
あー!銃弾が入ってた?
大当たり~!!あはははは!
なんで銃弾が入ってんの!?
僕のかわりに豚が撃たれちゃった!
え?一般人がいるレストランで
敵が撃ってきたの?・・・
やっぱり最近、街全体がキナ臭いな。
そういえば今日は、
何か収穫あったの?一松兄さん?
東六角(ロッコクイースト)で、
頭に旗を立てた連中が発砲してた。
最近多い・・・明らかに増えてる。
旗頭会(フラッグソサエティ)か?
トップが若いが、やり手らしいな。
カジノの共同経営を募ってるとか。
うちはどうするの?親父さん。
・・・・・・。
お前達は気にしなくていいって?
そりゃ何不自由なくくらしてるけど
・・・僕達だって、気になるよ!?
大犯大と組まれたら面倒だな。
そうだね。
僕が全部しょっぴくかぁーー!?
あははははは!親父さんも
大笑いしてるーーーッ!
《『♪七不思議にちょろっと
♪足りない~』
『♪あなたひとりだけゾッコン!
♪絶命~!!』
わ!?え~!?
何で最後だけ歌っちゃうの!?
ヤな奴だね~っ!?》
ねえ、親父さんの弟16人の中で
大犯大とつながっている人って、
いるのかな。
・・・・・・父さん。
親父さんも考えてるんだな。
その事。
信用しない訳じゃないけど・・・
俺も他の17H幹部の動きは
気になる。
・・・そういえば、今日の場所を
書いて渡したメモは?
まさか、落としたりしてないよね?
俺は見てすぐにチョロ松に渡した。
チョロ松がシャツのポケットに・・・
あ・・・!いや、まさかな。
そのまさかなんじゃないの。
幼なじみでも誰でも事情がある。
だから信用は出来ない。
《えー!?チョロ松がまた
やらかしたのー!?》
え゛!?
・・・というか・・・
ステージから聞こえるのか?
ホント、どういう耳してんのっ!?
あ、チョロ松兄さん。
僕がどうかした?え?メモ?
あ・・・!