Privatter+
Font
Serif
Sans Serif
Color
Light
Dark
auto
Font size
Large
Medium
Small
Language
Japanese
English
Sign in with Google
Sign in with ID and password
Account ID
Password
Sign in
Forgot password?
Create account
MN*B
2025-12-24 03:39:06
14655文字
Public
宗おに:二次創作
Clear cache
Customize name
1868147
Customize name
生贄寸前! 走って祈って救出劇スペシャル ~Xmasディナー in 因習村~
「恐怖!マッチョ宗教勧誘おにいさん」×「村の祠全部食う‼」×「耕せ!因習村」三作品クロスオーバー二次創作小説開幕!
推奨:Privatter+ダークモード、パソコン・スマホなら横画面かも(AndroidOSは明朝体の導入※Privatter+のサイト設定適応不可・なくても読めはする)
注意! なんでも許せる方向け !
1
2
3
4
5
6
咄嗟だった。
私
は身体を持ち上げて身を乗り出し、おにいさんの頭を庇うように抱きしめた。
――
衝撃。
目の前が真っ暗になる。
「嗚呼! なんて
勿体ない
!!」
村人の中から、そう悲鳴があがった。
私
は世界が回るような感覚に酔いながら、「今日、
私
を案内してくれた人の声だな」と気づく。
「
伊鶴
さん!? どうして!!」
あ、おにいさんの手だ。
私
の肩に。
それにほっとして、力が抜けていく。おにいさん、無事みたい。
「俺達に構わないで! クソッ、どけ
――
!!」
おにいさんのこんなに荒れた口調を聞いたのは、初めてかもなぁ。なんて
……
・・・
・・
・
息を乱し、周囲を見回す。動くものは俺以外ない。
木々すらも息を潜めているみたいに、何も聞こえない。俺の呼吸だけが響いていた。
「
伊鶴
さん、もう大丈夫です」
安心させるため? 違う。俺が安心したかった。そのために声をかけていた。
たった今、先程までの間に仕出かしてしまったこと。それに引きずられ、汚泥の如くこびりついた
記憶
トラウマ
が蘇ってきて、二重に吐き気がこみ上げる。
しょうがなかった、正当防衛だ、相手が、だって、仕方ない、
…………
わからない。なにも。答えなんて。
吐き気と痛みと疲労を引きずりながら、腕の中の大切な人を抱え直す。片腕がほとんど動かなくて役立たずでも、この人は俺の片腕で十分なくらい軽くて。軽くて
……
?
「
伊鶴
さん
……
?」
くったりとして、目を閉じている。流れていた血は止まっていた。
顔色が悪いのは、きっと血を流し過ぎたせいだろう。
「寝てるだけですよね。
伊鶴
さん、朝からずっとツイてなくて大変でしたもんね。こんなことになって、疲れちゃいましたよね」
そうですよね。
……
閉じたままの瞼に囁いて、応えないことに堪えた。
傷を触らないように、痛まないように、そっと頭を撫でる。
「
……
疲れたな」
言葉にした途端、身体が重くなった。俺は泥になったみたいに足から崩れ落ちて、それでも
伊鶴
さんを潰してしまわないように仰向けに倒れる。
眠ったままの
伊鶴
さんを胸に抱いて、空を見上げた。冬なのに木々の葉が生い茂っていて、大して空も見えない。
ここには月明りも届かないみたいだ。どうりで、暗い
……
。
……
俺も、もう
……
眠たい。
さむくないですか、
伊鶴
さ
ん
……
最後の一人が
斃
たお
れた。
それを待ちわびていたとばかりに、森が騒めき出す。
血と争いを貪った二柱の巨木が、歓喜にその身を震わせていた。
あーあ
どうせ、これが見たくて選んだんだろ
次は間違えるなよ
タイトルへ
読込
1
2
3
4
5
6
Reaction
If you make a mistake, you can cancel it by pressing the reaction.
Custom color
Reset color
広告非表示プランのご案内