『ニゲラの硝子籠』RPGパロ設定メモ

RPGゲーム風メモ。プレイヤーという概念がある。鬼畜仕様ばかり。
残酷・ホラー描写あり。





神秘的な洞窟の奥で朔叶さくとが遭難しているところをプレイヤーが発見。そのときに朔叶を探しに来ていたすぐるが後から来るが、プレイヤーが朔叶に害をなしたと見なし問答無用で攻撃してくる。
プレイヤーがレベル15くらいなのに対し傑のレベルは40。確実に負けイベ。
だが途中で朔叶が防御魔法でプレイヤーと傑の間にバリアを張り「僕の話を聞いて!」と中断させる。


傑はプレイヤーの指示とは関係無しに守るべき対象-朔叶だけ守る。
たとえHPが残り1でも必ず守りに入る。


戦闘不能になっても完全な死ではないため、眼光の鋭さだけで敵を威圧する。敵にダメージは入らないが、硬直や恐怖などの状態異常なら与えられる。




旅の途中で朔叶が行方不明になっても傑なら正確に後を追える。しかしプレイヤーを簡単に置いていくためすぐに見失ってしまう。
チームメンバーに瀬那せながいるなら詰まない。彼は傑が残した足跡の痕跡を辿れる。それを急がず徒歩で辿っていく。
プレイヤーが駆け出そうとすると「走るな。お前の足跡と傑の足跡が混ざる」と静かに止められる。


普通のゲームなら逐一止められるが、このRPGパロでは止めない。
そのためプレイヤーは好き勝手に走り回れる。だがその代わり足跡が消えてしまい追跡が不可能になり、朔叶と傑がチームメンバーから抜けてしまう。
後々合流するかもしれないが、合流できるとしたらそれはたまたま(奇跡)




水鳥川みとりがわはふわふわした不思議ちゃんで、気づいたら加入してるし、気づいたらいなくなってる。
特定の素材を取ってくるクエストで目当ての物が見つからなくて、失敗で終わりかけたときに「面白いもの見つけたからこれあげる〜」と、いなくなったはずの水鳥川が突然現れて、目当ての素材を渡してくれる。


しかし例外として朔叶が引き止めたときだけ、水鳥川はしばらく残ってくれる。大抵「特定のクエストをクリアするのに君の知識が必要だから」みたいな理由。無事クリアしたら「よかったね〜」とだけ言ってまた消える。
ちなみに同じようにプレイヤーが頼んでも残ってくれない。朔叶だけ特別。





傑は戦況が危ういと察したら、プレイヤー含む他のメンバーを置いて朔叶だけ抱えて逃げる。


傑は朔叶しか守らないが例外がある。
それは魔物に襲われている人が誰かの妹だった場合、彼は朔叶が制止しても助けに行く。判定方法は誰かが「私の妹が取り残されているんです!」と叫んだとき。それが傑自身に向けられた叫びじゃなくても声が聞こえた瞬間に体が勝手に動く。
そして助けたあとは礼を聞く前に立ち去り、朔叶の元へ戻っていく。


※傑には2人の妹がいる。RPGパロでも本編軸と共通の設定。





久東くとうは前線に出て戦うメインアタッカー。と同時にトラブルメーカーなため、不要な言動で災い(魔物やトラップ)を引き寄せる。
しかし彼は逃げずに立ち向かうし、終わったあとは真剣に謝る。
瀬那からは「謝れるなら普段の言動も改めろ」と正論を言われる(本気で怒ってはいない)





久東と傑は本編同様、衝突が多い。仲が悪いわけではないが、ケンカがしょっちゅう発生する。ほぼ価値観の相違が原因。
このときプレイヤーが仲裁に入ることもできるが、成功率は5%とかなり低い。
代わりに選択肢が提示される。


①瀬那を呼ぶ
調月つかつきを呼ぶ
③朔叶を呼ぶ

結論から言うと最適解は③の朔叶。瀬那は一時的に止められるが解決には至らない。調月はプレイヤーと同じく成功率が低い。
朔叶は傑が一歩退くし、仲直りさせることができる。
しかし朔叶は大抵遠くにいる(傑が朔叶の近くで争いを発生させたくないため)。


そのためプレイヤーが探しに行く必要があるが、その際に画面の上部に制限時間が表示される。時間内に朔叶を見つければ後は自動で進行するが、中々見つからない場合は画面端がどんどん暗くなっていき、最後まで見つからないと画面真ん中にヒビが入り、イベントが強制的に進行。
次の戦闘からは、傑と久東の足並みが揃わないデバフが発生している。
(互いの足を引っ張り合ったり、連携が出来なくなったりする)




RPGなのにホラー要素もところどころある。これは作者の趣味が反映された結果。そのため魔物はもちろん、状態異常に陥った仲間の動きが不規則でホラーチックになる。不規則なリズムで体が跳ねたり、突然走り出しては止まったり倒れたりを繰り返す。


たとえば、混乱状態に陥った傑が仲間を容赦なく攻撃する中、朔叶にだけは直前で止まる。しかもその理由が朔叶の引きつった歪んだ表情(恐怖)を見たから。混乱状態は思考回路がぐちゃぐちゃで正常な反応ができない。けれど朔叶の表情の意味だけは分かった。だから止まる。
しかし止まる=状態異常解除ではない。そのため傑は攻撃対象を朔叶から自分に変えて、自傷し始める。それも仲間たちへの攻撃よりも高火力。その自傷で戦闘不能に陥ることもある。


朔叶が混乱状態に陥ったときは、誰も攻撃せずその場でうずくまって動かなくなる。HPが満タンでも実質戦闘不能に近い。何もできない。
そしてこの状態になると傑は朔叶を守るために離脱するか、防戦一方になる(朔叶のそばで攻撃すると怯えさせて、恐怖という状態異常が追加される可能性があるためできない)
そしてプレイヤーが回復させようと近づこうとすると、傑がプレイヤーを敵認定して近づけさせてくれない。


このときプレイヤーは途方に暮れてしまうけど、そこに瀬那が「あいつらを助けたいならまず敵を片付けろ。元凶を潰せ」と短く指示してくる。瀬那は普段あまりこういう助言をしない。だがプレイヤーが途方に暮れすぎていると、無防備なプレイヤーが敵にとっては格好の的になってしまう。
朔叶は傑がいるから大丈夫。傑も本当にどうしようもなくなったら攻撃の一つはする。だからプレイヤーの方を先に動かす。





ゲームによってはこちらの選択が終わるまで敵も動かないタイプがあるけど、ニゲラの硝子籠版RPGでは敵はこちらの選択を待ってくれない。回復アイテムを取り出す時間すら惜しい。


回復アイテムは説明文だけ見れば確実な効果が保証されてるのに、実際に使うと失敗率の方が上になる。これは不良品ではなく、戦場という場所で使うと用量を間違えたり、効き目が出るのに時間がかかる(個人差あり)という現実的な仕様。


即効性があるのは治癒魔法だけ。
ニゲラの硝子籠メンバーだとヒーラーは朔叶のみ。しかし朔叶は繊細な性格が災いして状態異常にかかりやすい。肉体的(毒や麻痺)、精神的(恐怖や混乱)を問わず。
状態異常中でも治癒魔法は使えるが、平常時より効果は半減する。成功率が低い回復アイテムを使う方がマシなときさえある。そのため普通のRPGと違って、ヒーラー頼りの戦術だと苦戦を強いられる。


傑は肉体的な状態異常(麻痺や眠り)のときに近くに朔叶がいれば、かかってすぐに自主解除する。しかし朔叶がいないときは回復アイテムを使っても、すぐに戦いに復活しない。回復はしているらしいが、今自分がいないと戦いが回らない、という状況ではないから動くまでにタイムラグがある。





ニゲラの硝子籠版RPGには好感度システムがある。朔叶、調月、久東、瀬那は比較的上げやすい。しかし水鳥川と傑は一筋縄ではいかない。しかも得られるリターンが少ないor地味。


水鳥川は単純にいない期間の方が長いから、好感度イベが発生しにくい。それに最適な選択肢の難易度が高い(不思議ちゃんのツボが分かりにくい)。
得られるリターンは、激ムズクエストをさりげなく補助してくれる確率が30%上がるだけ。その補助が成功に繋がるとも限らない。


そして傑は単に朔叶以外に対して好感度を上げない。水鳥川よりは選択肢が分かりやすいが、正解を選んでも0.1くらいしか好感度が上がらない。
好感度の数値の上限は100だが、傑の場合10あったらかなり頑張った方。
100まで上げるのはもはやエンドコンテンツ並みに鬼畜な挑戦になる。
だがその割にリターンは無し。あるとすればわずかに表情やプレイヤーとの会話に変化が出る程度。





戦闘不能を回復する魔法はある。そしてこれはヒーラーの朔叶にしか使えない。しかしこの世界では戦闘不能を回復する技は法律で禁止されていないが、人体にそれなりの代償を払う必要があり、リスクが大きい。


蘇生魔法を使った者は
・その場でHPとMPが80%削られる
・一部の知識が欠如(特定の魔法が使えなくなる。しかも一時的ではなく永久に)
・一度の戦闘で2回以上使った場合は1ヶ月の眠りにつく(回数が多ければ多いほど眠りの期間が長い)


蘇生用のアイテム(ほぼ薬)もあるが、これは蘇生される側への負担が大きい。
生き返る代わりに
・しばらく重めの体調不良に見舞われる
・混乱状態になる
・最初の数ターンは戦闘ステータスが全て初期化(ターンが経つと元に戻る)


生き返り自体現実にはありえないからね。現実をゲームに持ち込むのは世知辛いけど、元の世界観を犠牲にしたくないからこその鬼仕様。
生き返りなんて絶対術者と死んだ本人は無事では済まない。
無理やり起き上がらせているのだから、体と心に何かしらの負担は必ずかかるはず。


ちなみに傑は朔叶が生きている限り、本格的に死亡することは無い。瀕死で留まり続ける。おそらくいや必ず自分が本格的に死んだら朔叶は自己犠牲に走って傑を助ける。だがそれで救われることを傑は良しとしない。そのため意地と執念だけで生き続ける。


仮に朔叶が死亡した場合はアイテムを使うしかないが、アイテムは死んだ本人への負担を強いる。それに朔叶は繊細故にアイテムの効果が過剰に出る。
生き返った直後に高熱が出たり吐血したり、混乱が大きく出やすい。
だから朔叶が死んだときは傑が彼を抱えて戦線離脱し、静かな場所で生き返らせる。そこで朔叶が苦しんでも傑が抱きしめて守るから大丈夫。
このときばかりはいなくなりやすい水鳥川が、傑たちの近く(死角)で敵を近づけないように守ってくれる。


このときの傑(朔叶を蘇生させたとき)は真顔だけど内面では精神ダメージが大きく入っている(朔叶が苦しむ姿を間近で見るため)。
そのため戦闘が終わったあとにシステム画面を確認したら、元は100あった精神力が20まで下がっている。しかし本人の挙動に変化は無し。
システム画面を確認しない限り変化には一切気づけない。


この精神力を回復できるのは朔叶だけ。しかし一発で全快しない。じわじわと時間をかけて元に戻していく。これをするには朔叶と傑をパーティメンバーから外して静養させる必要がある。朔叶と傑はメインアタッカーではないけど、戦いでは必要不可欠な存在だから、外すには覚悟がいる。この選択をできるのはあのシステム画面を見たプレイヤーだけ。もしくは知らなくても縛りプレイの一環として外すこともありうる。
精神力を回復する方法についてはゲームをロード中のTIPS(ランダム表示)やチュートリアル画面で確認できるためヒントはどこかに必ずある仕様。


精神力がゼロになると二度と戻らない。
そのため他キャラも精神力の確認は随時行う必要がある。しかも精神力が減った原因については明記されないため、知らないうちに下がっていることが多いため、システム画面を確認する癖はつけておいた方がいい。


精神力が下がったときの挙動の変化は朔叶、久東、調月が分かりやすい。表情が暗くなる、視線が泳ぐ、意味深なセリフが増える等。
一方で傑、瀬那、水鳥川は分かりにくい。傑と瀬那は無表情のまま。水鳥川は両目隠れなため、表情が元から分かりにくい。セリフにも変化なし。


朔叶が蘇生後に混乱したとき、普段は感情を乱さないのに、このときばかりは子どものように泣きじゃくるし「苦しい」「助けて」と叫ぶ。
しまいには重めの体調不良による負荷がつらくて「殺して」と懇願までする。
生き返らせたあとにこれを言われたら傑は精神力が大きく削れる。でも彼は殺さず、朔叶を抱きしめて守り続ける。たとえそのときに精神力がゼロになっても、朔叶を守り続ける行いだけは変わらない。