いを
2025-12-17 16:03:58
1555文字
Public タグ、掌編、その他
 

タグまとめ33-④(了)

くらくら
刀神
それぞれフォロワーさんのお子さんお借りしています。


 目を開くと見慣れない天井だった。――というよくある感覚だけれども、この天井は見慣れていないだけで知ってはいる。悲鳴を上げる節々に顔をしかめながら、のろのろと起き上がるとブランケットがゆっくりと落ちていく。床につく前に反射的に掴んで、そのままソファから立ち上がった。
 おはよう満欠ちゃん、という声に「すみません、ソファ使ってしまって」そういいながら目礼をした。ブランケットを畳み、ソファに置く。
「ああ、もうこんな時間なんですね。仮眠もすんだことですし、そろそろお暇します」
 あたたかい色の髪の毛を揺らしながら、気をつけてねと彼はいった。
「ええ。武器の手入れもありがとうございました」
 ドスを白木でできた鞘から少し抜くと、照明に反射してまばゆく輝く。鏡のように、自身の赤い目が映っていた。