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すだ
2025-11-08 16:34:52
10553文字
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主スバカグ
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春の里にはキミがいて
交際前の舞手スバルと嫁カグヤ。絆レベル6くらい。
カグヤと過ごすうち、かつて彼女に抱いていた恋心を思い出すスバルのお話。
ひたすら思い悩むスバルがいます。最終的にカグヤの言葉が悩みを吹き飛ばします。
完全なる妄想の産物ですが、婿スバルと同様に舞手スバルもカグヤが初恋だと信じている民です。
カグヤと仲良くなればなるほど、恋愛感情が記憶と共に戻ってきたらいいなと思ってできたお話です。
結婚後の某会話とは矛盾しておりますが、広い心でお読みいただければ幸いです。
#スバカグ
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出立前。
スバルとカグヤは今日、それぞれアズマ救済の使命を果たすため、村を出る。
身支度はすでに整っている。長旅になるため軽装が求められる今回、持っていけるものは多くない。
先程村の皆とオババには挨拶を終えてきた。後は
——
胸元から取り出したのは、旅立ちが決まったときに作り上げた髪飾りだった。村で一番美しく咲き誇っていた白梅の枝を手折り、枯れない呪いをかけたもの。
白梅を選んだのはカグヤのようだと思ったから。厳しい寒さの中耐え続け、寒さが和らいだ頃花開き、春の始まりを告げる。どんなに困難な中でも折れることなく立ち続けるしなやかな姿が重なった。仄かな香りは押し付けがましくなく、白い花弁は高潔な彼女を彷彿とさせる。
『キミのことを、ずっと想っている』
使命の過酷さを思えば、恐らく告げることができないだろう気持ちをこめてしまったことは少々後ろめたい。だが命を落とす可能性があるのだ、このくらいは許して欲しい。
するりとひと撫でした後、再び懐へとしまう。
門へ向かうと、白い背中が見えた。
最後の会話になるかもしれない愛しい人へ向け、スバルは一歩踏み出す。
いつか共に歩む未来があると信じて。
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