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usagipai
2025-10-03 14:44:44
2039文字
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カランカラン、とドアの鈴が鳴った。
現れたのは、可愛らしいお嬢さんが二人。
アブソルのレンと、ヒスイゾロアの恋黎だった。
「まぁまぁ、いらっしゃい。可愛らしいお客様ね。どうしたのかしら、恋黎ちゃんにレイちゃん」
声をかけると、恋黎は落ち着かない様子で口を開いた。
「あ
……
イチゴさん。お久しぶりです
……
。実は、台所を少しお借りできないかと
……
。
その
……
私のところは、自由に使える環境じゃなくて
……
」
台所
――
。
この子達が住んでいるのは、決して気楽な家ではない。
好きに火を使うことも許されないのだろう。
もちろん答えは決まっていた。
「あらそうだったのね。もちろんいいわよ。
……
ふふ、材料を見る限り、クッキーを作ろうとしてるんじゃなくて?」
「えっ、さすがイチゴさん!見ただけでわかっちゃうんだ」
「えぇ、私クッキー作るの得意なの。よかったら、手伝わせてちょうだいな」
途端に二人の顔が明るくなった。
どうやら余程大切な用事らしい。
そんな可愛い姿に、少しおせっかいをしたくなる。
「マジですか!? イチゴさんがいれば百人力だー!」
「
……
ありがとうございます、イチゴさん。実はこれ
……
先日ご迷惑をかけてしまった方々に、お渡ししたいと思っていて」
「まぁ
……
そういう心遣い、本当に素敵ね。きっと喜んでくださるわ」
クッキーの材料を並べると、三人の声と笑いが台所に広がっていく。
――
手伝えることは多くないけれど、これくらいのことなら許してほしい。
たとえ、それが私の自己満足だとしても
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