保科
2025-09-30 20:36:56
2370文字
Public スタレ
 

みじかいおはなし

現パロ アグサフェ前提の2本、会話形式 画像で上げてないのと画像で上げてるの



サフェルとアグライア



「ね、ライアってさ、恋人とか作らないの? あんたみたいに綺麗な人なら、良い人とかいくらでも居そうだけど」
……………………………は?」
「へ?」
――それは、どういった意図の問いですか?」
「え、いや、気になって……
 あー……ほら。あたしも流石にそうなったら、この住まいからお暇しないとなあって」
……ここを終の棲家にしてもいいと、貴女にはお伝えした筈ですが」
「? うん。その位の心意気で住まわせてもらってるけど。愛する二人の巣に住むのは気が引けるって」
…………貴女は…………いえ、はい。そう……そういう考えを持つ人ですね、貴女は………
「え、何……めっちゃブツブツ言うじゃん……
――すみません、少しばかり取り乱しました。
 現状、そういった予定はありませんので、どうか安心してください」
「へー、意外。あれ? でもさ、ちょっと前にお見合いのなんか来てなかったっけ?」
……あれは、ええ……実家から来ましたが……すでに断りを入れてます」
「頑なじゃん。何、もしかして密かに狙ってる人でもいんの? なーんて……
…………………………
「うぇ、どしたのライア額抑えて。頭痛い?」
「ええ、そうですね、少々、頭痛が……
「ほんと? 待ってて、頭痛薬取ってくるよ」
「いえ、すぐに治りますので構わず。……貴女の言うとおりですから」
「そう? ………えっと、何が?」
「ですから――懸想している方が、居ますので。そう言った殿方の紹介は、すべてお断りしています」
「へー……………え?」
………………
「え、あ、そ、……そうなんだ……?」
………ええ」
「えっ、と………それ、あたしの知ってる人……?」
……ええ……
――マジかぁ。え、誰だ? あたしとライアの共通の知り合い……? ……いや流石に樹庭の坊やはないでしょ……?」
……セファリア」
……案外セイレンス姉さんとか……? ありそう……え? 大穴で救世の坊や? マジ?」
「セファリア」
「何今ちょっと推理に忙しいんだけど」
「貴女です」
……確かにあたしはセファリアですけど」
「そうですが、そうではなく。
 ……愛していると、折に触れて伝えていたつもりですが……私の真意は欠片も伝わっていなかったようで」
………………………は?」
「よくお聞きなさい。――貴女に想いを寄せているのに、他に靡くことなどあり得ません。何度繰り返しても構いませんよ」
「え? は、――え?」
「セファリア。私が、――すでに半神としての義務もなく、指導者としての立場もなくなった私が。
 何の下心もなく、他者にここまで尽くすと思ったら大きな間違いです」
「や、ライア? あのさ、流石にそれは冗――
…………
………マジ?」
「ええ」
……………………………………まじで?」
「ええ、ですから――一先ず目を合わせて頂いても?」
「ちょっと待ってお願い待って!!」