sousakuyamamusume
2025-09-27 23:00:39
996文字
Public 悪魔博士の夢小説
 

織姫と彦星

悪アリ 二人とも壊れかけている

 魔法の修行を積んでいる最中、ふと自分が何かを探しているのを自覚した。
 目で追って、手で探って、どれも空振りに終わって。
……はは。」
 心当たりに思い当たって、思わず笑っちまった。
 だって、そうだろ。
 勝手に黙ってヒマラヤの山ん中に来て、それで今更――今更、アリシアを恋しがっているなんて。
……自分で捨てたくせに。」
 ずきん、と顔の古傷が痛む。
 痛ぇ。
 会いてぇ。
 ……あえっこねぇのは、わかっとるけど。