うおっ、はつさき大学文学部の2024年度入試問題じゃん
…
◇◇◇
「
……、っ!? ご、ごめんなさい
……っ!」
一拍遅れて状況を把握したらしいさきちゃんが、慌てて身を起こそうとする。それを、さきちゃんに抱きつくようにして押さえ込む。
さきちゃんの下半身、脚の付け根と向かい合うような体勢になる。そしてそれは、さきちゃんの方も同じということで。足元から、ひゅッ、と息を呑む音が聞こえた。
……事情聴取、しなくっちゃね?
「さきちゃん
……私が寝てる間に、何してたの?」
「っ! な、なにも、してませんわっ
……!」
「
……本当に?」
「ほ、本当ですっ!
……ほんとうに、わたくしは、なにもっ
……」
さきちゃんの声はだんだん小さくなって、最後には消え入りそうな大きさになってしまった。
……たぶん、だけど。何もしてないというのは、本当なんだと思う。
いや、正確には
……、「何もできなかった」、のかな。
その答え合わせのように、さきちゃんは内腿をすり
…♡ と僅かに擦り合わせた。満たされることのなかった熱が、その奥でまだ燻っている。
昨夜のさきちゃんを、想像する。
真夜中に目が覚めて、切なさに身を焦がして、私を求めて
……。でも、寸前で思いとどまってくれたのだろう。寝ている私を起こすのは忍びないと、気遣ってくれたのだろう。だから、何もせず我慢して。一人きりでずっと、熱に耐えて
……。
そのいじらしさに、胸が締め付けられる。
こんなに頑張ってくれたさきちゃんのことを
……見過ごせるわけがない。
ドルフィンパンツから覗く、さきちゃんの素足。その太腿に、軽く歯を立てる。そしてそのまま、れろぉ...っ♡ と舐め上げて。
「ひぅ
……っ!?」
「
……ねぇ、さきちゃん。昨日の夜、何しようとしたか。何、してほしかったか。全部、教えて?」
「ぁ、あ
……っ!♡ は、はつ、ね
……?」
さきちゃんの身体が震える。その身体に手と舌を這わせながら、言う。
「
……してほしかったこと、全部してあげる♡」
……その日、私達は二人揃って練習に大遅刻して、海鈴ちゃんに号泣されたわけだけど
……。
……不可抗力だったということで、どうか許してほしい。
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