sousakuyamamusume
2025-09-08 21:16:49
1035文字
Public れいさんの二次創作
 

百年

九重さんとセラさんで夢十夜パロ


 私はそれから庭に降りて、真珠貝で穴を掘った。土をすくう度に貝の裏に月の光が差してきらきらした。湿った土の匂いがした。
 そして、落ちていた星の破片を軽く土の上に乗せた。星の破片、丸いのね。大空を落ちている間に角が取れ滑らかになったのかしら。
 私は苔の上に座る。これから百年、私はこうしているのね。
 大きな赤い日が東から出て、赤いまま西へ落ちていった。一つ。
 しばらくするとまた唐紅の太陽が昇って、沈む。二つ。
 ……あら、今何回目だったかしら?ずっと同じ調子だからどこかで数え間違えたかもしれない。
 彼の事だから私を騙した、なんてことはないはずだけれど。