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サクヒ sak-hi
2025-08-06 23:02:06
9141文字
Public
オーレ
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砂上の楼閣
【LOG再公開】
「もしレオがスナッチ団を抜けた理由が だったら」
砂上の楼閣シリーズは他にもいくつかあるのですが、とりあえずこれだけ。
二次創作 ポケモンコロシアム オーレ地方 レオミレ
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2
3
■はじめに - - - - -
レ オ 死 ぬ ので、苦手な方はウィンドウを閉じて忘れ、楽しいことをしましょう。
これは「もし」のお話で、いわゆる自分の脳内で展開する「俺コロシアム」とは違います。
ですが、設定の大半は俺コロシアムの流用です(つまり「俺コロシアム」の分岐パラレル?)。
書きたいところだけを書いているので、緩急なんてありません。「急」だけです。
・ラルガタワーにてヘルゴンザとバトル中
・レオとミレイはらぶらぶの絶頂
・キャラデザさんのまんがから拝借したキャラクターが出ます
以上を踏まえてご覧ください。
※執筆経緯
元々「かわいいやばい」といった風味で描いた絵があったのですが、具合が悪そうな絵にも見えたので、そこからの着想です。
でもその絵が見つからない
……
。アナログかな
……
。
NO Re-Uploading, NO AI Training
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砂上の楼閣
「くっそお! オレさまのエアームドをスナッチしやがるとは
……
!」
ヘルゴンザは自慢の髭をだらしなく垂らし、強く拳を握った。レオは乱れた息を整え、駆け寄るミレイに頬を寄せる。
「悔しいがオレの負けだ。腕をあげたな、レオ!」
鋭くレオを睨むヘルゴンザの目は、どことなく嬉しそうでもある。
「どうだレオ。もう一度オレと手を組んでやりなおさねえか? オレたち二人とスナッチマシンさえあれば、世界は思いのままだ」
「
……
ええ!?」
な? と手を差し伸べるヘルゴンザを、ミレイは驚き、訝しげに見る。ギラリと光るブラウンの目を、レオは静かに見上げた。
「
……
オレにはやることがある。もう昔には戻れない」
ヘルゴンザは差し伸べた手をグッと握り、自分の腰へと持っていく。フー、と鼻を鳴らし、口を開く。
「お前
……
気持ち悪いな。こんなに真っ直ぐな目になっちまってよお。何をそんなに見てるんだ?」
レオはその言葉には動じず、口さえも動かさなかった。
「ふん。ま、いいってことよ。どうせお前はもう後戻りは出来やしねえんだ。さあ、行きな」
「言われなくても」
レオは聞くなりニヤリと口角を上げ、それに呼応するように、ヘルゴンザもフンと鼻を鳴らした。
ヘルゴンザは首を回しながら歩き始め、レオはそれを確認すると目を閉じた。と、ヘルゴンザが付け加える。
「すぐ下の部屋に回復マシンがある。せいぜいポケモンちゃんたちを回復してやるんだな」
ぐわっはっはと笑いながら、ヘルゴンザは階段を下りていった。ミレイはレオのコートの端をつまみながら、広い背中に書かれた“盗”の字が見えなくなるまで目で追う。レオは目を閉じたまま、背中で見送っていた。
「さっきの部屋の事よね? でもどうしてわざわざ
……
?」
きゅるん、と鳴きながら、ブラッキーとエーフィがレオとミレイの足に擦り寄る。先ほどの戦いで毛並みは汚れており、少々疲弊しているようだ。
「さあな。罠という訳でもなさそうだし、アイツの考えていることはいつも分からない。ただ、勝手を知る相手に消耗させてしまったから、回復してやらなきゃな」
ポケモンに向けるレオの優しい眼差しに、ミレイは「そっか」と笑い、ブラッキーとエーフィと戯れながら階下の休憩室へと駆ける。その姿を見守りながら、レオも後を追った。
ポケモンたちの元気な声が、小さな休憩室に響く。
「うふっ、みんな元気いっぱいね! レオも回復お疲れさま!」
ミレイはブラッキーとエーフィを交互に撫でながら、カウンター内の回復マシンに向かうレオの背に投げかける。
「ジャキラは上で待ってるって言ってたけど
……
やっぱり強力なダークポケモンを用意してるのかしら
……
」
怖いね、とミレイはポケモンたちに同意を求める。
「でも大丈夫よね! レオもみんなもいるんだもん! ポケモンたちをこんな目に遭わせたヤツらを、許すわけにはいかないわ!」
言いながらミレイは、“元”ダークポケモンのデンリュウの手を握る。デンリュウもくるくると鳴きながら、ミレイと同様に自分を奮い立たせている様子だ。
「ねえレオ、聞いてるの? さっきからぼーっと立ったままで
……
あ! もしかして、回復マシンの電源の切り方が分からないとか!?」
ミレイがクスクスと笑いながら、カウンター内に一歩踏み入れた時だった。
ばさり、レオは床に吸い寄せられるように崩れた。
「レオ!?」
ばたばたとブーツを鳴らし、レオに駆け寄る。ポケモンたちも異変に気づき、次々とレオの周りに集まってくる。
「どうしたの!? ねえ、レオ!」
床に伏せたまま動かないレオの上体を、ミレイは懸命に起こす。
「きゃあああ!! レっ
……
レオ
……
ち、血がっ
……
!」
レオは口から血を流し、眉を寄せ、ひどく汗をかき、荒く呼吸している。
「レオっ! レオ!? ね、ねえ! どうして!? レオ!」
急な事態に動揺を隠せず、涙を汗を滝のように流しながら必死に呼びかけるミレイ。しかしレオの反応はない。
「ねえレオ!! 返事してよ! ねえってばあ
……
!!」
ポケモンたちもレオを舐めたり、体を摺り寄せたりして目を覚まさせようとしているようだ。重くなっていくレオの体を、ミレイは必死に抱きかかえて支える。
「
……
どうしよう
……
!! きゅう、救急車
……
!!」
冷静になろうと呼吸を整えながら、レオが身につけているであろうP★DAを手探る。と、休憩室の入り口が開く。
「どうしました!?」
黒いスーツに黒いサングラス。綺麗に整った髪型が、怪しさを引き立たせる。しかしその声は、聞き覚えのあるものだった。
「シルバさん
……
! レオが、レオが
……
! 急に倒れて
……
!!」
どうしようとすがるミレイを、シルバはなだめる。
「ミレイさん落ち着いて! すぐに救急車を呼びますから!」
* * * * *
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