万丈
2025-06-16 00:36:38
3896文字
Public 小説
 

偽りの玉座、渇望の獣

【AI生成】【二次創作】【R18】【天空戦記シュラト】
インドラ様×アカラナータ(第一話)
殺伐カップリング、血の気の多いアカラナータに分からせH。本音が漏れるインドラ様の話。
コメ欄に後書きアリ。

第二話→その指は、絶望に触れる


意識が戻った時、アカラナータはインドラの私室にある寝台の上に投げ出されていた。喉にはまだ灼けるような痛みが残っている。
身を起こそうとしたが、背後から伸びてきた腕に強く押さえつけられ、再びシーツに顔を押し付けられた。

「何しやがるインドラ!」

「吠えるな、これからお前の身体に教えてやろう。私を怒らせたことの意味を」

抵抗は許されなかった。衣服は乱暴に引き剥がされ、むき出しになった肌にインドラの冷たい指が這う。それは愛撫とは程遠い、獲物を検分するかのような仕草だった。

痛みと屈辱が全身を走り、アカラナータは歯を食いしばる。インドラは一切の躊躇なく、準備も無しにアカラナータの身体を貫いた。

「ぐ、ぅぅっ……!」

引き裂かれるような激痛に、声にならない悲鳴が漏れる。
インドラはそんなアカラナータの苦痛を意に介さず、執拗に腰を打ち付け始めた。激しい情交は、罰そのものだった。痛みで思考が白く染まる。

だが、その暴力的な律動の合間に、アカラナータは聞いた。インドラの、押し殺したような吐息に混じる、心の叫びを。

「なぜだ……ヴィシュヌ様……なぜ、私のような者を……

シヴァ様のためだけに生きてきた。心を殺し、ただあの方の影として在るはずだった。なのに、貴女は私に光を与えた。安らぎという名の、呪いを。

「私が欲しかったのは……こんな場所では……っ!」

激情と自嘲が入り混じった行為。与える痛みは、そっくりそのままインドラ自身に跳ね返っているかのようだった。アカラナータを責めながら、同時に自らを罰している。

その矛盾した衝動が、皮肉にもアカラナータの身体の奥に、疼くような熱を生み出していく。痛みと屈辱の中に、抗いがたい快楽の芽が生まれる。最悪の気分だった。


どれほどの時間が経ったのか。嵐のような行為が終わり、インドラはアカラナータの上から崩れるように身を引いた。シーツは乱れ、二人の汗と体液で湿っている。
静寂の中、アカラナータは荒い息を整えながら、ゆっくりと身体を起こした。そして、背を向けて虚空を見つめるインドラの広い背中に、呟いた。

「おまえ、死にたがってるな」

インドラの肩が、微かに震えた。

「誰かに殺されたくて、こんな茶番を演じてやがる。世界を壊す? 違うな。おまえは、おまえ自身が壊されたいんだ。あの女を石にしたのも、八部衆のガキどもを焚きつけてるのも、全部そうだ。自分を殺してくれる誰かを、ずっと待ってる」

図星だった。インドラはゆっくりと振り返る。その顔には、先程までの激情は消え、いつもの氷のような無表情が戻っていた。だが、瞳の奥に宿る深い絶望は、もはや隠しようもなかった。

「貴様などに、何がわかる……

か細く、絞り出すような声。それは、アカラナータが初めて聞いた、インドラの弱さそのものだった。
アカラナータは、口の端を吊り上げて不敵に笑った。身体はまだ痛む。だが、それ以上に、目の前の男に対する新しい感情が芽生えていた。
それは、純粋な破壊欲でも、戦いへの渇望でもない。もっと複雑で、執着にも似た――興味。

「わかるさ。面白えじゃねえかインドラ。いいぜ、付き合ってやるよ。おまえが壊れる、その最後までな」

暗雲の切れ間から月光が差し込み、二人の歪んだ影を床に長く伸ばしていた。
破滅を願う男と、破壊に魅せられた獣。二つの孤独な魂が、初めて確かに交錯した瞬間だった。