呪里
2025-05-18 23:13:29
6879文字
Public Code_Abyss 小話
 

〈君と秘密の約束を〉

呪里と荊が休日に買い物に出かけた時の小話


 翌日、呪里は荊に買ってもらった貯金箱に千円を一枚入れ、机に置いてある卓上カレンダーにシールを貼った。

 「これでよし」

 五人での旅行の為の第一歩。

 どれだけかかるかは分からないが、今後の楽しみが一つ増えたなと笑みを浮かべる。

 「お姉ちゃん、そろそろお仕事行く?」

 開けていたドアの向こう側から、憐が顔をひょこっと出した。

 「うん、もうちょいしたら行くよ」

 呪里は残ったシールをカレンダーの近くに置き、ヘアピンを付けるためにアクセサリーケースを取り出す。

 「あれ?お姉ちゃん、その黒いのなぁに?」

 憐は貯金箱を指さした。

 「あぁ、これ?これはね…………






























 「未来への投資………だよ」