【#深淵覗きの断章】夢叶えし者の、終わりの話

“交信”の能力を持つ星の子『ネモフィラ』と、夢見の町のスケーターの、不穏寄りな短いお話。
ふせったーに掲載していたものの加筆修正版となっております。

⚠原作の諸要素に対する独自解釈・捏造・オリジナル設定あり⚠

Fanmade by チーバオ(QiBao)
#sky創作 #sky二次創作



 土地や器物に宿る、“精霊の記憶”よりも朧気で、儚き残留思念達。
 彼らは普通の星の子には見えず、介入もされず、ただ薄れて消えていくのを待つだけの存在だ。
 だが、“交信者”たる星の子『ネモフィラ』は彼らに呼び掛け、触れることが出来る。





 かの子とその師匠深淵覗きガーベラは知っているのだ。
 峡谷に響く歓声の正体が、黄金時代を生きた観客たちの楽し気な残留思念である事を。
 特に、戦場となった捨てられた地では、淀み穢れた緑の大気に『不明瞭な思念達の霧』が混じり、その霧が“交信”の精度を鈍らせる事を。