超せかちゅ2025の新刊の話など

2025/5/3(土)スパコミday1内超世界中のchu‼2025にて発行した新刊の話


*書式設定


パブリックスクールパロ本
タイトル:Speak of the Fair Folk,
印刷所:ワンブックス
使用ソフト:Word

〈表紙〉
用紙 マットポスト150.0kg
カラー フルカラー
サイズ A6
製本 無線とじ製本、右綴じ
PP加工 ベルベットPP

〈本文〉 
用紙 ソリストSP(ピンククリーム)65.5kg
カラー モノクロ
遊び紙 紀州の色上質りんどう

・文字方向 縦書き
段数 1段
文字数 43字(字送り7.9pt)
行数 17行(行送り13pt)
余白 上16mm、下11mm、内10mm、外10mm、とじしろ7mm
ヘッダー 6mm
行間 固定値、13pt
※用紙サイズ 105mm×148mm(塗り足しなし)で作成

〈フォント〉
表紙 Abuget(タイトル)、Monotype Corsiva(裏表紙)、PMingLiU-ExtB(背表紙・背景)
本文 源暎ちくご明朝 v2(さらら明朝Lightを使いたかったが断念)
文字の大きさ 8.5pt(本文)

・ルビ
配置 均等割り付け2
フォント 源暎ちくご明朝 v2
文字の大きさ 4pt

最近装丁に凝りすぎていたのでシンプルを目指した。でも表紙デザインは過去一凝っています。矛盾。
ベルベットPPをいつかは使いたいと思っていて、本編のしっとりほのかな暗さに似合うと思って。
ベルベットPPを導入している印刷所はいくつかありますが、ワンブックスとコミックモールがダントツでお安く分厚い小説本に適し、印刷冊数と同時入稿の都合から僅差でワンブックスを取りました。コミックモールなんて無料フェア中(期間永遠に延長しているらしい)なんだけど……。コミックモール、ホームページが簡素過ぎてわかりにくいのがネックだったのですが最近ようやっと理解して読めるようになってきた。
薔薇モチーフが好きで、薔薇の装飾を集め続けていて、しかしいままで薔薇っぽい本を書いていなかったので初めて使いました……溜めていた方ではなく新しくダウンロードしたけど。閉ざされた箱庭のイメージ。あと最近『倒立する塔の殺人』(戦時中女学校を舞台にミッションスクールが登場する)を読んだので、そのイメージが入っています。
最初、全面に薔薇が散るデザインにしようかとしていたところ、直前のリト+ポー現パロ本と被ってしまうのと、タイトル字の入れ方に迷いまくりでした。深夜のテンションでなぜか現在の形になりました。背景色+背景の模様+薄いタイトル字+薔薇モチーフ+必要情報と乗っけていて、何層にも重なっています。色味を似せているのがポイント。

タイトルは表紙のイメージから英語にしたく、「Speak of the Devil, and they is bound to appear.」(悪魔について話すと現れる≒噂すれば影がさす)のもじり。悪魔と妖精の両方をかけている。もじりが好きというよりはタイトルのバリエーションが少ない。後半部分は英語では略すもののようですが、伝わらなくなるので本文のタイトルには薄く表記しています。
没タイトルには「失楽園」がありますが英語表記にしたときに「Paradise Lost」と過去作と微妙にかぶる単語になってしまったので没になりました。並べたときに同じタイトルはなるべくしたくなくて……短編だとたまにかぶってる。

表紙は同じジャンルで並べたとき、BOOTHで表示されたときで隣同士の色味が異なるように調整しています。今回は、旅行本はどうしてもブルー系&差し色の赤だったので、薄紫かグリーングレーかベージュか、というところで、ほの暗い雰囲気をとって灰色の濃いベージュです。三冊目のあん怖本がグリーンベースなのは新刊三冊と準新刊まるかいて現パロ本を並べたときのバランスを兼ねています。
同人誌なので、本屋で並べたときの視認性重視の調整はガン無視な地味な色合いの表紙を作ることは多々ありますが、バリエーションは色々作りたいと思っています。

本文の字はクラシカルな雰囲気を出したくさらら明朝Lightを使いたかったのですが、どうしてもPDF書き出しでWordが落ち、最終的にこぶりより細身の源暎ちくご明朝 v2に変更しています。これもちょいちょい書き出しでふりがな文字が消えるんですが。

実物は会場で見て、理想通りでした。遊び紙との組み合わせがばっちり。表紙ベルベットPPのぬるっと感、すばらしい!
本文紙はもっと薄いものでもよかったかもしれない(旅行手記と類似シリーズで、旅行手記の紙の厚さがよかったので)。フォントは迷っただけあって印刷すると違いが歴然としていて優雅にも見えていいですね。





あん怖本
タイトル:あんまり怖くないモンスターたちの寝ても覚めても
印刷所: ちょ古っ都製本工房
使用ソフト:Word

〈表紙〉
用紙 OKカイゼル白155kg
カラー フルカラー
サイズ A6
製本 無線とじ製本、右綴じ

〈本文〉
用紙 ラフクリーム琥珀71.5kg
カラー モノクロ
遊び紙 タント70kうす緑

・文字方向 縦書き
段数 1段
文字数 43字(字送り7.9pt)
行数 17行(行送り13pt)
余白 上16mm、下11mm、内10mm、外10mm、とじしろ7mm
ヘッダー 7mm
行間 固定値、13pt
※用紙サイズ 105mm×148mm(塗り足しなし)で作成

〈フォント〉
表紙 あおさぎR(タイトル字、英字)、クラフト明朝(背表紙)、Yu Gothic UI Semibold(裏表紙字)
目次・奥付・小タイトル・ヘッダー 
本文 源瑛こぶり明朝v6、アプリ明朝(もくじ)
文字の大きさ 8.5pt(本文)

・ルビ
配置 均等割り付け2
フォント 源瑛こぶり明朝v6
文字の大きさ 4pt

突発的な本だったので、ザ・シンプルです。
タイトルが長い。長いタイトルの方が表紙作るときに扱いやすいので。お品書きには扱いにくい。
背表紙の字はあおさぎRが縦書きにうまく配置できなかったからですが、Wordで縦書き、いつもフォント埋め込みがうまくいかないので横書きを無理やり縦書きに見せかけています。
「大きな全面文字を背景から白抜き」という一度はやりたかったデザインです。表紙用紙をクラフトにすると効果が面白いかと思ったのですが、背景色がグリーン&ベージュだったので埋もれそうかと思って白系特殊紙です。
本文用紙にクラフト紙を使ってみたかったけれど、文庫本文クラフト紙ってなかなかないのですね……予算オーバーで素直にいつもの用紙です。以前一回クラフト紙使ったときはプリントオンだったの察した。ワンブックスにはある。
そろそろクラフト紙二色刷り風やワンポイント箔+タイトルのみの表紙デザイン案でやってみたい……

出来上がり時の表紙のバランスが非常によくできていて満足です。特殊紙の毛羽立ちが良い感じだ。あと遊び紙が思ったより黄色味の強い紙だったのですがよりいっそうやわらかい印象になってこれも良い。
左右ページで上下にズレが見られますがたぶん印刷時面付けの都合なので気にしないでください。