Le diable est mort
フランス語で「悪魔は死んだ」。元ネタは芥川龍之介『歯車』の一文から。ドッペルゲンガー話ということで、芥川は『二つの手紙』『歯車』でドッペルゲンガーを登場させているという縁で。香の怪談話はほぼ『歯車』のレエン・コートからきています。芥川もドッペルゲンガーを二度見たとか。私は芥川晩年作品は死の匂いに引きずられるので読まないようにしているのですが、作品では『蜃気楼』が好きです。
設定上北欧メンバーが出せず、アジアンメンバーも出しづらい、ということで、エストに出番を回してみたら思った以上にはまり役で面白かったです。ラトはお家騒動が似合いすぎる。ところでドッペルゲンガーで著名な登場人物に実在不明のエミリー・サジェがいますが、ラトビアでの出来事だったので色々仕込んでいます。
当初は書く予定がなかったのですが、せっかく学校なのに授業風景ないともったいないと思って幽霊騒動で書き始めたらなかなか筆が進まず、仕切り直しながらエストを登場させたらみるみる動き出したのでほぼエストのおかげです。