『ドラマツルギー』方言や参考文献、設定について
*方言訳まとめ
ノル語録(北海道弁+津軽弁で構成)
3
かちゃくちゃね ごちゃごちゃして乱雑な様子。頭が混乱して考えがまとまらないこと。(津軽弁)
さしね うるさい。
いずい 都合が悪い。状態が悪い。
わや めちゃくちゃ。酷い。ヤバい。
~はんで ~から。
ちょす かまう。さわる。いじる。からかう。(北海道弁~東北弁)
6
任へる(まがへる) まかせる。(津軽弁)
そったら そんな。
ける あげる。(津軽弁)
Gömul Saga
ばって ~けれども。(津軽弁)
北海道の方言・北海道弁の一覧
https://hokkaidodo.jp/dialect/
中標津町 北海道弁
https://www.nakashibetsu.jp/kankou/iju/hokkaido_ben/
津軽弁
https://kuroishi.or.jp/tsugaruben/tuga_dou.htm
デン語録(茨城弁)
5
来る(きる) きない、くる、こおば、こおよ、と活用する。古い言葉で、活用形には他のパターンもある。
そっだ そんな。「そーた」とも訛る。
あっだ あんな。「あーた」とも訛る。
むぎどもねー とてつもなく、手荒に、不相応に、ふつうでなく。
むづがしい 難しい。
見しる 見せる。
ちっと ちょっと。「ちっど」とも。
せやなが 忙しい。
はらくちい お腹いっぱい。
うまがへ 美味いだろう。
みんながして 皆で。
6
寝がる 寝る。
けんちょ けれど。「げんちょ」とも。
けんど けれども。
どごが どこか。
えがっぺ 良かった。
Gömul Saga
えがった 良かった。
ちっと ちょっと。
あよ ねえ。なあ。あのさあ。呼びかけの言葉。
酷い(しどい) ひどい。
昔の茨城弁集/茨城方言入門
http://www1.tmtv.ne.jp/~kadoya-sogo/ibaraki12-hakken.html
昔の茨城弁集/茨城方言大辞典
http://www1.tmtv.ne.jp/~kadoya-sogo/ibaraki01-gojyuon-index.html
面白茨城弁辞典
https://www.ibaraki-hanawa.com/ibarakiben.html
スー語録(福島弁)
だいじ 大丈夫。「だいじけ?」で大丈夫か?の意味。
新しい(あだらしい) あたらしい。
福島弁・訛 辞書
https://alltamura.tv/fukushimaben.html
アイス語録(津軽弁)
なんもけね まったく大丈夫だ。なんにも関係ありません。「けね」で簡単の意味も。
うるへ うるさい。騒がしい。他に、「あへじかじ」という言葉も。
私の津軽語辞典
http://ja7bal.la.coocan.jp/jiten.htm
*参考文献
※webからの参考が多いです。Wikipediaや個人ブログについては複数の証言をあたるなどしていますが、ふんわり捉えています。
VIKING(旅行会社、情報ブログあり)
https://www.vikingtravel.jp/blog
Guide to Iceland(旅行会社)
食べ物について
https://guidetoiceland.is/ja/history-culture/the-worlds-most-disgusting-icelandic-food
サメジマタイムズ(個人の連載、季節についての記述より)
https://samejimahiroshi.com/league-iceland-summer-20210422/
YOSHIMI SAITO(個人ブログ、スーパーの品物について)
https://yoshimisaito.com/2022/12/02/budget-supermarket-prices-in-iceland/
LANTERN(キャンプ記事、アイスランドキャンプ飯について)
https://www.lantern.camp/?p=109788
ソーラブロート(ソーラマトゥル=ごちそうのこと を食べるお祝い) Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BD%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%96%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%88
コールド・フィーパー 氷映画で日本人が主人公 Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%BC
欧州おいしい旅(朝日新聞デジタル、相原恭子連載)
https://www.asahi.com/and/serialstory/europeoishii/
アイスランド魔術博物館(ストランダガルドゥル)Wikipedia英語版
https://en.wikipedia.org/wiki/Strandagaldur
公式サイト(アイスランド語)
https://galdrasyning.is/
トヨタ・ハイラックスラーフ Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%A8%E3%82%BF%E3%83%BB%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%95
デンマーク料理 Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%83%B3%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%AF%E6%96%99%E7%90%86
Here and There Denmark (個人ブログ、デンマーク菓子について)
https://lifehackdenmark.com/omiyage_supermarket_sweets-1448
世界の季節(デンマーク天気についての記述より)
https://world-season.com/weather-denmark-apr/
チボリ
公式サイト(デンマーク語)
https://www.tivoli.dk/
PJERROT SOM TROLDMAND パントマイムシアターの演目
https://www.tivoli.dk/da/kultur-og-program/teater/2024/pjerrot-som-troldmand-2024
5PM Journal(タイ料理の記事より)
https://5pmjournal.0101.co.jp/column/other/a0262/
谷口幸男『エッダとサガ』 新潮社 9784106038136
谷口幸男『エッダ
―古代北欧歌謡集』新潮社 978410313701
中山星香『妖精キャラクター辞典』新書館 9784403220312
*裏設定や元ネタの話など
以下、設定と元ネタ解説。この話だけの設定も入り混じるので、ふんわり見てください。
1
・パフィンとの付き合い 兄ノルより早く出会い、おそらくは最も長く一緒にいると思われる
……。
・極寒の冬戦争 二十世紀半ばの対ロシア戦。この話を聞いたとき、やっぱり一番恐ろしいのはフィンなんだ
……と恐れた。近代戦で全然振るわないデンととばっちりっぷりが凄まじいノル。
・オルゴール おそらくEFTA仲間のリヒテンからの贈り物。ベッドのそばの飾り棚には世界各地のおみやげが並んでいそう。トーテムポールとかコケシとか幸運のパンダとか。
・人間パフィンの外見 好青年風。喋ると残念。イケメンかと云えばアイスと並んでも控えめではないくらい。本家では単色ページなのだが、元のパフィンが黒い羽に黒目なのでそのまま黒髪黒目ということで。
・サウナ フィンです。
・裸でベッドに入って来るノル 夏は裸族だと思っている。冬もあっためるために裸なときはある。
・パフィンの種 ツノメドリ属ぽい。アイスのパフィンは(ときには白く描かれるが)腹が黒いのが特徴らしい。黒かったり白かったりするのは換毛期の違いなのかしらん。
・妖精 妖怪は別。アイスランドの妖精は岩に棲んでいるそう。岩は妖精国の入り口でもある。アイスは本家によると「見えているが見えていないふりをしている」。
・魔女やそれっぽい人たち 職業魔女とか。北欧神話によると魔法は女の技であった模様。ちなみに17世紀アイスランドにおける魔女狩りは記録によると男が多く女は一人だけ。
・どこぞの兄貴 ノル。元ヤンの血が騒ぐと私がおいしい。
・パフィン肉 アイスランド名物料理。小ぶりの鳥なのでまるごといただく。
・バス アイスランドには鉄道がなく、主な交通手段はバス(市内から国内のほとんど)と自家用車。
・運転免許 運転免許が取れるのは20歳~らしい。アイスの外見年齢は16~17歳なのでだいぶ盛っている。
・上司 アイスにはたいがい甘いというか息子というか。そんな関係。たまに自宅に招いて夕食をごちそうしてくれる気安い上司もいるし、演劇のチケットを定期的に寄越す元上司もいる。
・アルシング アイスランドの議会で930年成立の世界最古共和制議会。途中で止まったりもしてる。この話では職場はアルシングと市庁舎、日によってどっちも出入りしているという設定。どちらも徒歩圏。
・イースター休暇 三月下旬~四月上旬にあるキリスト教にもとづく長休暇。アイスランドでは木曜~月曜の五日間(特定日だけの国も多い)。
・ケルドセン デンマークの菓子メーカー。クッキーが有名。上司からの出張土産。
・ピルサ アイスランドでもっとも有名なホットドッグ店『Bæjarins Beztu Pylsur』の名物ホットドッグ。赤い看板が目印。店舗の場所はいくつかあり、たまに変わるが、この話では市庁舎からまっすぐ行ったあたりのところ。アルフレッドは上司と一緒に食べたのが最初で、それ以来小腹が空いたときに寄っては十個くらい食べてる。
・季節 この話は四月上旬。四月中旬~下旬の祝日「Sumardagurinn Fyrsti」(夏の始まりの日)を境に暦は夏となる。
・アイスランドの四月 まだ雪が降る。平均気温五度~六度。天気は雪、みぞれ、晴天、なんでもあり。オーロラが見られる冬シーズンの終わり。白夜が近づき、日の出ている時間は長くなり、日の出が七時頃、日の入りは二十時頃。月初めと終わり頃でもずいぶん変わる。氷が解け、花が咲きみだれる頃。
・チョルトニン湖畔 職場の目と鼻の先。アイスがサッカーしてるのを目撃した職員もいた。
・ペニス博物館 バットとボールの変な博物館。この話ではアイスはおじさんたちと何度も来ている設定。ノルはすごいによによする。アイスは国のバットとボールを提供しないかと館長に誘われているが、どうなるかわからないので断っているといい
……。
・ハットルグリムス教会 レイキャヴィクの高い尖塔の建物。ちなみにもっと高い建物もできた。展望台は公式サイトによると大人一人1400ISK(アイスランド・クローネ)(2024年4月現在)。展望台の営業時間は10:00~16:30。建築家はグジョン・サムエルソン。
・幸運なるレイヴ レイヴ・エイリークスソン。アメリカ大陸に最初に行きついたというヴァイキング。ヴァイキングはアメリカ大陸に少なくとも三度以上訪れたことが『赤毛のエイリークのサガ』『グリーンランド人のサガ』に語られる。この像はアメリカがアイスランド建国1000年祭(1930年)に寄贈で、ハットルグリムス教会より古い。
・アイスの自宅 本家を見る限り一軒家、庭付き、倉庫付き。一人暮らし(+一羽)とのことなので、この話ではかろうじて一人で管理できる家ということで部屋数が少なめな設定にしている。五人がくつろげるリビングとダイニング、客室が二つ、自宅用ホットタブ(温泉が出る風呂)、洗面所、寝室(私室)、物置部屋、書斎(本置き場、散らかっている)、あと大物を入れる庭の倉庫、自家用車(遠出用)みたいな感じのイメージで。ほどほどにどこも散らかっている。
・兄の服 ものぐさというよりはあまりにも頻繫に来すぎて置いて行きなよとアイスが云った。そんなわけで客室の片方はノルの私物がわらわら。デンの寝るところ?
……がんばっている
……。
・フルザスケリル ヨウル(氷語jul ユール、クリスマス)の時期にやってくるアイスランドの12人の悪いトロール、ユールラッズのひとり。扉や窓をガタガタさせる。古来はアイスランドの厳しい冬を表した恐ろしいものの姿で語られていたが、近年は子供を怖がらせすぎることへの禁止と海外のサンタのイメージから、赤い服を着た陽気なトロールの姿で、贈り物をくれるイメージも定着しつつある模様。
・アイスランドの赤子 丈夫な子に育つように、という伝統で赤子のうちからベビーカーに入れて野外に置いておくことがある。犯罪の危険性も少ないので街中でも真冬でも放置。
2
・キョットスーパ Kjötsúpa。ラム肉のスープ。アイスランド料理。味付けも具材も好みで。じゃがいもやカブが入ることが多い。
・ルグブロイス rúgbrauð。アイスランドのライ麦パン。伝統的な調理法だと地熱で蒸し焼きにする。もとより甘めの風味だが、最近の製法では砂糖など甘味を加えてさらに甘い。
・格安スーパー ここではKrónan(クロゥナン)を参考に。総菜の扱いが比較的多いスーパー。アイスランドでは長らく作物が育たず、輸入がメイン。生産物では魚、アイスランディックシープが有名。この後出てくる食材は、アイスランドのスーパーで売っているもの。
・アイスの料理 一人暮らしが長いということで、この話では一人暮らし豪快料理っぽいイメージで。何日も同じものを食べる。フルタイムで働いているので総菜も使う。
・デンの料理 凝り性。週末はアイスやノルが押しかけるのでさらに豪華。
・オムノム アイスランドのチョコレートメーカー。
・スーの子供たち ラドとシー。ませてるので巧妙。ラドからスーは「スー」、シーは「パパ」呼び。常にスーの家にいるわけでなく、月の三分の一くらいの頻度で遊びに来る程度。
・パフィンのつまみ食い パフィンの本来の主食は魚。この話ではアイスのパフィンは、アイスと長いこと過ごすうち食べ物をふたりで分け合うのが習慣になってしまい、人間の食べ物の味を覚えて腹も丈夫になってしまったという設定。なんでも食べる。一人前は食べられていなかったので、人間になったときはここぞと食べている。
・スキール Skyr。アイスランドのチーズの一種。ヨーグルトにも似ている。いろんな味がある。アイスの好物。
・パフィン用の魚 この話では、アイスはできる限り生魚を与えているが、缶詰のときもあるし、パンのかけらのときもある。ないときはふたりでひもじい思いをした。
・アイスランド文学 アイスランドは世界一土地あたりの作家数が多いと言われている。ノーベル文学賞受賞者も排出し、首都レイキャヴィクは英語圏以外の都市として初めてユネスコ文学都市に指定された(2011年)。出版物は商業個人問わず多く、ミステリー小説が特に人気ジャンルで、アイスランド語での出版も盛ん。
・ホー・セー・アナスン デンマーク語で童話作家アンデルセンの愛称。この話では、デンはいい感じの童話集が出版されるたびにアイスに寄越す。アイスはもう子供じゃないと言いながら受け取る。
・白鳥の王子とその末の姫の物語 『野の白鳥』。継母によって11人の王子は白鳥に変えられて追放、末の姫も追放された先で兄王子たちを元に戻すための方法を知り、口をきかずイラクサの鎖帷子を編む。王様に拾われた姫はやがて魔女と疑われ火刑にされそうになるが直前に魔法を解くことができ、幸せに暮らす。民話をアンデルセンが再編した物語で、姫がイラクサを編み始めるのはかなり後半部分。
3
・大魔法使い殿 ノルが魔法が使えるかどうかは本家で明示されていないが、きっと使えるだろうということで。とても目が良い。耳も鼻も良い。
・フライト レイキャヴィク
―オスロまたはコペンハーゲン間は約三時間。なお、国たちはぶっ飛んだ高速移動を成し遂げることがあるが、裏地球クリスマス時のルートヴィッヒ曰く「アーサーは今殴りたい相手にも明日殴ると時間を考慮している」。ぶっちゃけよくわからない領域。この話では、アイスはあまりにも多い国外出張のため保安検査ショートカットや座席ねじ込みの裏ワザを使っている。パフィンが設定上臨時パスポートなので保安検査で止められる可能性も考えたが、シェンゲン協定内だったのと北欧内で止められることもないだろうとカット。
・合鍵 独立後に建てた家。そしてノルに寄越せ寄越せとささやかれて根負けした。デンにはアイスから渡した。
・元ヤンノル 元ヴァイキング(本家だとバイキング)。おそらくは海の男であったので荒れてた。
・パフィンとノル 本家だとパフィンがノルの肩に乗ってたりもするのでそうでもないかもしれないが、互いにアイスをめぐって争っているといいなっていう。幻覚。
・コーヒー ノルウェーのコーヒー消費量は常にトップ十以内(データは毎年、調査によっても順位が変わる)で、ストレート派が多いそう。ちなみにアイスランドもトップ五以内で、フィンランドはほぼ毎年北欧一コーヒー消費量が多い。この話では隙あらばコーヒーをよく飲んでいる。
・裏地球 ある年のクリスマス騒動。フランスがいっぱいあるらしい。このときにはフィンがメインで生放送して北欧+エスト勢ぞろい
……と思いきや、最後になって登場するデン。国たちがなぜか次々行方不明になり、裏地球の国たちがちゅどーんしないために胸か尻に印がある奴を探していた。生放送組はアイスとサディクが場を離れたタイミングで襲われ、アイスは酔いつぶれサディクを介抱しつつ空飛ぶソリで移動してルートヴィッヒらと合流。このときアイスは「胸騒ぎがする」と妙に鋭い勘を発揮している。(リンク切れ)
・魔法の設定 色々混ぜている。主な設定は中山星香『7番目の少年』(アーサー・ロビン物語シリーズ)に影響を受けています。魔法は才能ありきで自然物のエネルギーを利用するので、21世紀には廃れてしまって一般的ではないという設定。
・時間軸 時間軸ショック。国と一緒にいると寿命が延びてしまう。しかし人間には耐えきれず、狂ってしまうという。スパイのハワードはスパイ引退後アーサーの秘書となり同世代より若く長生きしたかもしれないが、幽霊ハロウィンによるとアーサーとの仲は良好なまま大往生だった模様。
・オシーン ブリテン島の伝説に登場する人間の男。妖精ニアヴを妻に迎え、常若の国に滞在したが故郷を見るため帰郷した。しかし故郷は数百年の時が経っており、オシーンは絶望してしまった、という物語。オシーンの最期には諸説ある。ブリテン版浦島太郎。
・ノルン 北欧神話において運命を定めるという三柱の巨人族の女神。ギリシャ神話にも類似の女神が登場する。
・ノルの絞め技 兄弟発覚のときやヘタリアファンタジア2など、何度かデンのネクタイを締めているノル。デンは「照れ屋だな~」と笑っているので二人の距離感らしい。たぶん一般人にやったら死ぬ。
・「お兄ちゃん」 休日になってアイスと遊ぶたびに「お兄ちゃん」呼びを楽しんでいるらしい。ノルのここ十年ほどのマイブーム。国たちは人間の時間感覚と異なるので、気分的には一年くらいマイブームが続いているようなものかもしれない。きっとアイスが「しつこい」とブチ切れるまで、あと三十年くらいかかってもおかしくない。
・じゃがいもとディル 一緒に焼いただけの簡単北欧料理。
・アイスと香 アルフレッド主催ハロウィン仮装コンテストのオチで喋った。その数年後、幽霊仮装ハロウィンパーティーでも喋っていた。この話では連絡先交換もしていてたまに悪戯電話をしている仲。どっちも元保護者の魔法で苦労しているので馬が合う。
・時差 アイスランド
―香港間の時差は八時間。
・パフィンの口調 本家はヤーさんみたいな口調とのこと。サディクは江戸弁べらんめえな喋り方、フランシスは中の人が一緒。
・酔いつぶれたサディク 裏地球クリスマスにて、北欧生放送にサディクが呼ばれたのだが始終酔っぱらっていた。アイスは酔っぱらいなサディクに絡まれつつ、「おじさん」と呼んだり、嫌な直感で惨事を回避したりと世話した。ちなみにサディクもアイスを「坊ちゃん」と呼んでいる。
・エイプリルフール エイプリルフール企画でフランシスはよく脱ぐ。企画でなくても脱ぐ。
・モンスター・ヘヴィ・メタル メタルジャンル。ここではフィンランドのメタルバンド、「Lordi」の歌を替え歌していた。
・クランベリージュース 北欧でメジャーなジュース。
・猫耳メイド服 本家で着ていたことがある。ツインテール。「なにやってるあるか四千歳
……」
・ほあた☆ アーサーの魔法。幼児化したりブリタニアエンジェルになったり。
・欧州筆頭魔法使い 学園ヘタリアにおける魔術部、アーサーとルー。実はノルは北欧外でなかなか喋らない究極の人見知りで、魔術部にも姿がない(同日は北欧部にいるのでその日は欠席だった可能性もある)。妖精が見えてトロールが友達の不思議さんであることはフィンから明言されているのだが
……。もし魔法パワー事件が起こったとしても最初に疑われることはなさそう。でも北欧内では疑われそう。そんなイメージ。
・漁船で乗り込む アイスランドVSイギリスのタラ戦争は、軍を持たないアイスランド側は漁船で応戦した。軍艦で赴いたイギリスは逃げ帰った。
・デンは城暮らし この話では、デンは中世~キール条約まではけっこうでかい城や屋敷に住んでいた設定。見栄。みんなで住むためでもあるが実際に全員が滞在した期間は中世のわずかな期間だけ。アイスもノルもデン宅ではなく自国で一人暮らしが長い。結局色々あって財政縮小で小さい邸宅に引っ越し、21世紀にはコペンハーゲンの観光地ど真ん中な街中の近辺では豪勢な一軒家で一人暮らし。週末にはアイスやノル、北欧全員が遊びに来てくれるので寂しくはない。
・耀の本宅 この話では、少なくとも千年以上は住んでいるところという設定。別荘が至るところにあるので基本は首都圏にいて生活には困らない。時代が経るにつれ魔改造されているので実は耀ですら全容を把握しきれていない。物があふれている原因は省の奴らが不用品を放り込んでいくから。屋敷のどこからかには仙境に繋がる廊下もあるとかなんとか。
・ウィンチェスター・ハウス アメリカの幽霊屋敷。増改築しつづけなければ呪われるとして建てたという由来のある家。扉が繋がっていないとか天井に階段があるとかへんてこな造り。現在は最盛期より縮小しつつも一大観光地。
・アーサーの邸宅 本家によるとロンドン郊外のマナーハウスが本宅。四人で住む用
……のはずだが普段はそれぞれの地方に住んでいる。その近辺では有名な幽霊屋敷(本物)。年中ポルターガイストに見舞われる。妖精や幽霊が同居していて家事も手伝ってくれる。英連邦たちはあまり寄り付かないでアーサーとは外で会う。慣れているフランシスやのんびりなマシュー、鈍感なアルフレッドは普通に来る。ロンドンの街中にサマーハウスもあり、こちらの方が魔法現象は少ない(ないとは言っていない)。
・ノルの自宅 オスロの街中にある。妖精とトロールが同居中。デンは慣れた。昔住んでいた家は森の中で魔女の家とも呼ばれていたけど今の家はお隣さんも妖精がいるのいいわねえくらいの緩い認識。
4
・トヨタ・4ランナー トヨタの海外向け輸出車だった。ここでは「トヨタ・ハイラックスサーフ」の別名のことで、同名の海外専用車もある。地方では道路の舗装が進んでいないアイスランドでは小型車はむしろ違法。アイスランドではトヨタ車が多いということでひとつ。
・放送禁止用語のインコ 元ネタはイギリスの動物園のニュースのあれ。ここではあれとは別。
・法定速度 郊外の法定速度は時速90km。監視カメラで見張っているらしい。
・羊 羊以外にもよく遭遇する。アイス視点では、妖精やゴーストも遭遇する。妖精は後に拗ねられると面倒なので避けるがゴーストは轢く。
・サングラス 日が低く昇るので運転には必須。
・首都から二時間半のホットタブ 参考にしたのは、「グズルナルロイグ」(Gudrunarlaug)のホットタブ。伝統的なホットタブを再現した温泉。常駐管理人はなく、更衣室があるのみ。バスもツアーもないので車でアクセスすることになる。「レイキャビクからリングロードを北に向かい、60号線をウェストフィヨルド方面、その後左折して589号線をしばらく行った辺り」らしい。所要時間はグーグルマップより。近辺にはキャンプ場などが点在する。アイスランドの温泉では水着着用必須。
・ブルーラグーン 世界一の広さを誇る人工温泉。自然を利用した施設が多いアイスランドだが、温泉は適切な温度にしたり大勢がくつろげるようにと手が加えられた施設が大半。逆に立ち入り禁止の温泉も多い。
・スカイラグーン レイキャヴィクから車で十五分、2021年オープンのスパ。
・水道 各家庭に温泉の湯が出る水道が引かれている。
・音信不通になるノル ノルウェーはウィンタースポーツが盛ん、という話からできた幻覚。この話では、ノルは数年おきに山に籠って登山やスキーをしたり、自前の船で遠洋で釣りをしたりして過ごしている設定。アウトドアな趣味があってほしい。昔よく所在不明になっていたのは単に、そもそも頻繫に手紙のやり取りをしていなかったし無事に届かないことも多かったし、ノルが部下をまいてふらっと森を散歩していることもあった。
・電波さえ届けば 電話の発明は19世紀後半ごろ。公共から各家庭に広がるのはさらに百年かかっている。
・放っておいてくれない アイスは引き籠っていた期間も長いが最近はなにかと呼び出されていそう。クリスマス休暇は誰かしらの家に集まっているらしい。ぜんぜん孤独になれない。
・食べすぎなパフィン 毎日しっかり食べているので他のパフィンより丸々肥えている。
・ルートヴィッヒに脱がされた 裏地球クリスマスの出来事。エリザベータ、ルートヴィッヒ、アイス、サディク(寝た)が合流した後、連絡により胸か尻になにか印がないか調べることに。アイスは拒否したがフェードアウトしてルートヴィッヒに脱がされた。酷い、恨むから
……とアイスは睨んだ。やりたくてやったわけではない。
・赤茶の山 アイスランドには森林が1%程度。というのも、ヴァイキングが入植した時代から木材としてほとんど切り倒してしまったから。百年かけて苔が成長する土地。
・旅行会社 本家でも頻繫に北欧ツアーでアイスランドが飛ばされたのを調べてはがっかりしている。知りたくもないけど知りたくなる心理。
・ヴァルキュリヤの鎧 オーロラのこと。アイスランド全体がオーロラベルトにかかっており、空気も綺麗なので首都レイキャヴィク市内でもオーロラを肉眼で観測できる。四月はシーズン終わりごろ(夏は白夜のため観測不能)。北欧では、北欧神話に登場する、死者をヴァルホル(ヴァルハラ)に連れていくという戦乙女ヴァリキュリヤの鎧、甲冑に見立てることがあるが、後年に後付けされた設定らしい。なおフィンランドでは狐火とされる。「オーロラ」の呼び名は英語で、北欧では「北の光」などの単語を使うことも多い。
・兄に似てる 兄と兄代わりの悪いとこばかり似ている、幻覚。
5
・パフィンの声 この話では、パフィンの声はアイス以外には鳴き声として認識されている、という設定。北欧メンバーなので受け入れが早い。ノルも鳥の声を認識はしていないが、妖精によって翻訳がなされているのでだいたい何を言っているか理解していて、喧嘩を売られているのもわかっている。
・デジタル化先進国デンマーク デンマークでは公文書がデジタルに移行しつつある模様。リモートワークデンは似合うと思ったから。デンは自転車通勤してそうだし、観光地ど真ん中に住んでいそう。
・国の仕事 上司(国のトップ)にこき使われる、ということで、秘書か補佐官的なポジション。会議は実は決定権がない(のでしっちゃかめっちゃかしてても問題ない)けど、いるだけで場を持たせられるのでいることが重要。平時は細々した面倒な仕事を振られるし、有事は駆り出される。
・ザクロジュース エジプト産輸入品。甘くて美味い。
・マジパーンボル マジパンにチョコなどをかけたデンマークの菓子。
・フィンとスー入れ替わり まだない。北欧で不思議出来事があってもなんとかなりそう。
・ヘラジカ スカンディナビア半島にも生息。変身の元ネタは中山星香『妖精国の騎士』でエアリアンが失敗したところ。
・デン宅マグカップ 国旗柄人数分、あとはデンの趣味でアナスンシリーズがいくつか。パフィンに出されたのは誰専用と決まっていないひとつ。
・デン宅でくつろぐ 気兼ねしなくていいと言っても遠慮がなさすぎるのをアイスも自覚していないといいなっていう幻覚。スーは身の回りのことは自分で管理したい(ので、自宅の冷蔵庫はフィンにも勝手には触らせない)派。フィンは自分だけくつろぐより一緒に手伝いするのが好き。ノルは昔さんざん世話をしてやったのと、デンにせかせかやらせるのは気分がいいから。アイスは勝手に冷蔵庫を開けるし勝手に本を読むしデンにやらせておけばいいと思っている(スーの家ではちゃんと手伝いをするし、しないと無言で叱られた)。デンは頼られると張り切って、たいがい器用なのでそつなくこなす。なおスー宅だとルールが異なるのでまただいぶ態度が変わる五人。
・キムス デンマークの菓子メーカー。チップス系やディップが有名。
・赤いハート柄 デンマークの国章、王室の紋章にあるモチーフ。土産物などにもハート柄は人気のマークで、クリスマスの紙飾りにもよく使われる。
・スモークサーモンの冷製テリーヌ ここでは、デンはフランシス直伝レシピ。
・ルブロ デンマークのライ麦パン。スモーブロー(オープンサンド)によく使われる。
・エゲケー デンマーク風オムレツ。ニシンを入れるのがデンマーク流。
・ホワイトアスパラガス 四月中旬頃~六月頃のヨーロッパの春の風物詩。産地はイタリア、フランスが有名。よく食している地域は、ドイツの「シュパーゲル」(ドイツ語でホワイトアスパラガスのこと、季節の食べ物として全土で好まれる)、ベルギーのフランドル風が有名。ここでは、デンはルートヴィッヒから聞いた。
・フリカデラ デンマーク風ミニハンバーグ。ソースはかけてもかけなくても。
・じゃがいもとキャベツ どちらも冬が長い北欧では欠かせない食材。じゃがいもはフリカデラの付け合わせの定番。
・デンマークの三食 共働き家庭の多いデンマークでは、家族が揃いやすい夕食に重きを置くことが多いという。
・ウワスラプレート URSULA。初めはデンマークの陶磁器メーカー、ロイヤルコペンハーゲンから発売されたシリーズ。廃盤になったが同じくデンマークメーカー、ケーラーが復刻版シリーズを販売した。デンが持っているのは元はロイヤルコペンハーゲン版だが、割れて買い足したものはケーラー版。
・作法にうるさいデン 兄貴分を名乗るだけあって、アイスに礼儀作法を教え込んだのはデンだといいなっていう幻覚。
・エーブルケーエ デンマーク風冷製リンゴのケーキ。リンゴ煮とクッキーやパンを交互に重ね、甘くない生クリームを乗せる。
・ヒュッゲ 楽しい時間、というような意味。デンマーク発の言葉。おそらくのんびりくつろぐこと全般を指すが、ろうそくの灯りで家族でコーヒーを飲むといった慣習もある。
6
・デンの自宅 少なくともアイスの自宅より広いイメージで。運河沿い一等地で、カラフルで童話のような外観。その代わり庭が狭い。マメな家主によって掃除が行き届いており、たいがいの家具は家主の身長に合わせ高め。客室は四つあるが、一室をノルが占拠しているほかは来客がランダムに利用する。ダイニングの椅子は予備も含めると七つある。やたら可愛い北欧家具でまとめられたオシャレな家。ちなみに、スーの自宅も北欧家具だがこちらは趣味がシンプルでシックでずっしり系統と違うといい。
・寝起きノル なぜかノルは寝起きが悪いイメージがある。
・ヴィナーボズ 日本語でデニッシュのこと。デニッシュはデンマーク風の意味だが、日本に入ってきたときはデンマーク由来だったため。ヴィナーボズはデンマーク語で「ウィーンのパン」の意味。ヒュッゲのおやつなどで食べられる。この話では、朝一で訪れたスーとフィンが手土産にと朝早くからやっているパン屋で大量のヴィナーボズを買ってきて、そのまま朝ごはんになった。
・スモーブロー オープンサンドのこと。休日のちょっと凝った朝食には具材を凝らしたスモーブローを食べることがある。デンマーク名物としてレストランでも食べられる。
・席順 この話では、スーとフィンが隣、ノルとアイスが隣とおおむね決まっている。デンはまちまち。
・花たまごは留守番 エストに頼んで預かってもらった。
・チボリ デンマークの最古の遊園地(テーマパーク)のひとつ。世界最古もデンマーク、二番目に古いものはオーストリアにある。北欧メンバー全員が年間パスのチボリカードを持っている。開業された時代は、長年の相棒時代を解消してノルがスーの家に行き、デンとアイス(そしてグリーンたち)だけが残されたあたり。ホー・セー・アナスンもこの頃(チボリにも訪れた)。この話では、アイスは成長期前(成長期は十九世紀末)と仮定して、十歳~十二歳くらいのイメージで。まだ幼いアイスをカルーセルに乗せてやる兄代わりデンの概念。
・カルーセル フランス語でメリーゴーラウンド(メリーゴーランドは英語→日本語の抜け言葉)。チボリの公式サイトではカルーセル呼びなのでここはひとつ。チボリでは二種類のカルーセルがあるが、片方の古典式は開園初日からある最古のアトラクションのひとつ。
・スイングカルーセル いわゆる空中ブランコ。乗り物が怖すぎて泣いたのはパフィンの思い違いで最初の一回目ではない(スイングカルーセルは1907年開設)が、アイスが忘れているだけ。
・『悪魔』 「DÆMONEN」。絶叫系ローラーコースター(ジェットコースターは和製言葉)。チボリのいくつかの乗り物は、自動で写真撮影される箇所がある。園のアプリで会員登録してから写真をダウンロードするか、紙の写真の購入ができる。一枚で70kr(DKK、デンマーク・クローネ)、二枚 119kr(2024年4月現在)。
・宇宙船 「MÆLKEVEJEN」。宇宙ロケットに乗るというコンセプトのローラーコースター。DÆMONENよりは子供も乗れるタイプ。
・ラクダ、パンダ、ドラゴン いずれも子供向けゆったりアトラクション。
・ソニーカメラ 世界シェア一位。スーは子供と嫁を撮りたくてアルバムを作っているが、ノルに頼まれてアイスのアルバムもある。
・フードホール チボリ併設。園内ではなく外側にあり、チボリの入場料を払わなくても入ることができる(園外側とチボリ側の出入口がある)。ハンバーガーやサンドイッチ、デンマーク料理、イタリアン、メキシコ料理、モロッコ料理、フレンチ、インド料理、スシなど世界各地の料理店が並び、テイクアウトも推奨。ちなみに、園内にもレストランやカフェがある。
・タイ屋台飯 ここでは、TIVOLI FOOD HALLの「WOKWOK」という店を参考に。タイの屋台料理をメインに出す店。ヨーロッパの味覚に合わせてアレンジしてあり、本場風に自分で四種の調味料クルアンプルンも足せるという。
・庭園 区画に分けて世界各地の景色をイメージした庭園が広がる。チボリの見所のひとつで、市民が求めて訪れるのはアトラクションよりはこちら。春には八万本以上のチューリップが咲く区画もあるという。詳しくはわからなかった
……。
・チュロス ここでは「CHURROS」という店参考に。いくつかチュロスを提供するカフェはあるっぽい。
・ホーンテッド 「VILLA VENDETTA」。おそらくは殺人ピエロが徘徊する幽霊屋敷ツアーに参加するコンセプトのアトラクション。アイスはホーンテッド・ハウスのうちいくつかで「本物」を見ているしそれをノルにわざわざからかわれるので普通に怖いといいなって(マジでヤバイものはノルが近づけさせない)。
・神話 現存する北欧神話は、アイスランドで保管されていた文書や口伝が大半。長年記録をし続けた記録国家でもある。
・パントマイムシアター 道化師が登場する大衆笑劇の劇場。パントマイムとは日本語では無言劇を指すが、これは英語のマイムに当たる。現チボリの最古の建物。ほとんど毎日、18:30~と20:00~に上演される。この話では「PJERROT SOM TROLDMAND」という演目を参考にした。
・イタリアン ここでは、園内の「LA VECCHIA ITALIA」を参考に。
・夢 サガが語られた時代は夢から予言を読み取ることがあった、という話から。
7
・スモースナイル デンマーク風シナモンロール。
・里帰り ローマ爺ちゃんは何度か神様に頼み込んだり縛ったりして孫に会いに来ている。そうでなくてもイタリア観光するときもある。
・クリスマスの花たまご 確かフィンが生放送して後で裸祭りになったときのクリスマスで、初っ端から喋った。フィンは驚きつつも普通に受け入れた。
・不思議国家フィン 現本家では妖精が見えないとされるフィンだが、たまに無意識に見えているし魔法を使えるとの噂。そうでなくても自然と一体化して行方不明になるあたり不思議。空飛ぶソリは枢軸トリオが使ってることもあったので、ソリそのものが不思議なのかもしれない。
・フィスキスーパ 魚のスープ。アイスランド家庭料理。クリーム風にすることが多いが、決まった作り方なくお好みで。
・大国が挟んで睨み合って レイキャヴィク米ソ首脳会談のこと。冷戦の終わりを象徴する出来事のひとつ(1986年)。
・ヨーロッパの動向 2009年の金融危機。幻冬舎版のキャラ設定「最近風邪を引いた」はおそらくこれ。
Eintal
・クマ アイスランド北部にはシロクマが流れ着くことがある。数年に一度くらいの頻度。アイスランド本土でもっとも大きな生物はホッキョクギツネ。
・人の集落 『エッダとサガ』に注釈される『アイスランド人のサガ』の分布図を見ると、北部や西のフィヨルド沿いに集落が多くあったことが窺える。この話では、季節は春、アイスは無意識に兄がいる大陸の方向、南東側の崖にいたことにしている。
・生まれたばかりの国 本家では着用物に多少違いがあるものの、なぜか全員、白い布をまとった裸足の姿で描かれる。アイスは「目覚めたときは」という表現をしていて、誕生~自我が芽生えるまでに時間差がありそう。自分自身を認識するまでは妖精みたいな存在で、まだ寒暖差や空腹を感じられないのかな、と思って。
・数日会話していた ここでは、この時点ですでにパフィンの時間軸は影響を受けている。アイスはまだ不安定で、人よりも妖精寄り。
・パフィンの出生 おそらくごく普通のパフィンとして、アイスランド生まれ。
・イナカゴ パフィンによく捕獲されている小魚の一種。
・上司が突然死んでしまって 12~13世紀の政治家・歴史家、スノッリ・ストゥルルソンのこと。アイスランド支配をしたいノルウェーと内で覇権争いをするアイスランド島民の間の争いのうちにノルウェー側刺客に真夜中に暗殺され(1241年)、その後まもなくアイスランドは属国になった。著作の方が有名で、北欧神話の第一資料となった『スノッリのエッダ』、ノルウェー王朝史『ヘイムスクリングラ』を著した。
・熱で浮かされて この話では、火山が噴火するたびに熱を出している設定。ここでは1783年のラーカギーガル噴火のこと。
・すげえ怒った兄貴 パフィンなにかやらかしたんだと思う。ノルがアイスのために用意したプレゼントを引き裂いて巣材にしてしまったとか。
・ちょうど千年 本家のアイス幼少期が時系列順なら、パフィンと出会ったのは1000年の全島キリスト教化より後の話。このときパフィンは成鳥だとして、2000年~2020年頃に1000歳になってもおかしくないな、というざっくり計算。長生きだなパフィン。長生きすると不思議な力が備わる、という伝説はどちらかというと東洋の伝説。
・妖精 ふんわり存在。アイスが大好き。悪戯も大好き。
・魔法の素質 アイスが魔法を使えるかどうかは本家には言及がないが、妖精が見えるのとノルウェーの弟ということでひとつ。『アイスランド人のサガ』には予言の読み解きをする女や、魔法使い、予知夢をみる男が多数登場する。また、現在でも妖精や魔法の存在は信じられている(妖精に合わせて道路建設するなど)。
Gömul Saga
・デンの屋敷 城と呼べるほどではない。時代はデンがノルの家の税金上げる交渉の話の頃(ざっくり)。
・ノルの長期滞在 普段はノルもアイスも自国で過ごしている、という設定。船で行き来しやすい春~夏頃に、用向きがあればデンの屋敷に滞在する。ノルは毎年のように訪れては補佐のようなことをしているが、アイスは距離が遠いのと子供で与えられる仕事が少ないのもあって、ほとんど忘れられたように島暮らしをしている。ここでは、デンとノルが対スー戦線に行ったのでアイスは早く戻ってくるものと思って留守番していた。
・大陸の法 身分制度のこと。
・使用人たち みな行くところのない天涯孤独の人たちばかり六人ほど。よく気がつくのでデンが気に入って雇っている。農民というよりは読み書きができる程度には学がある階級の出身。
・子供のアイス 時代や地方、身分や性別等によるが16~25歳頃で成人。この話では、アイスは甲冑を着られる年齢に達していないうえに初戦経験がない。デンとノルはすでに18~19歳、子供の頃からヴァイキングとして戦いの術を身につけたので上司に呼び出される(カルマル同盟時で16~17歳だったことにする)。アイスが戦知らずなのは、ノルの甘やかし。
・アイスへ甘やかし この話では、デンが貴族寄りの生活なので、主人が養う子供もすなわち貴族の子とあまり変わらない扱い、という設定。しかも可愛くて大人しい。
・瀉血など治療法 瀉血は18世紀頃まで頻繫に使われた治療方法。ただし、21世紀における瀉血よりもより幅広い用途で使われ、これがもとで死に至ることもよくあった。清潔の概念が生まれたのはもっと後の時代。体力次第では包帯の替えすぎも悪い。薬(麻薬)も瀉血(痛い)も嫌だ寝ていればどうせ治る、と主張するノルと、それに賛同したデンだが、結果的に最適ではないし並みの人間なら死んでいたが国はある程度自力で治癒することをみると間違ってはない、という設定。
・古株の使用人 オリキャラ。デンに長く仕えたが、時間軸の影響を受けながら期を逃してしまった。この数年後神経を病み、食事を拒否しつづけて旅立ち、共同墓地に葬られた。バッドよりはトゥルー。のちにノルはアイスに、老衰でボケたのだと説明した。
・上質な上着 本家の中世アイスが田舎の島らしからぬ流行りの服だったことからの妄想。アイスが島で使っているものがあまりに古びているので、しょっちゅうデンとノルが与えている。流行りの衣服はあまり喜ばなかったが、防寒具は断らず大事にしているのを見てデンは気を良くしている、みたいな。皮はノルが狩って持ってきたもので、加工はデンの手配。
・編み物 ロパペイサはアイスランディックシープ、アイスランド生産、などの規定がある。アイスもきっと自分で編めるだろうと思って。アイスはデンの屋敷でこそ子供扱いだが、島では一人暮らしなので最低限の身の回りはできる。
・ユール 冬至祭。元は土着の風習だが、おおまかにクリスマスを指すこともある。21世紀においてはクリスマスのことで良い。
・髭 デンは髭が濃そうだと思って。若くてあんまりきれいに揃わないから剃ってる。
・日がな一日薄暗い 極夜に近い。北欧の冬は日が昇る時間が短く、まるで出ない日もある。
・ヴァリキュリヤの鎧 オーロラのこと。
・パフィンは人前で喋らない 本家では家の外では喋らないことにしているらしい。
・魔法の禁止 17世紀にはアイスランドにも魔女狩りが持ち込まれた。アイスランド魔術博物館によると、告訴には男が多く、大陸に比べ実刑まで至った件数が少ないのが特徴。魔術書の所持で鞭打ちや学問所追放の刑の記録もあり、処刑に至った記録は21件(当時の人口は約5万人)。一方で、ノルウェーやデンマークでは激しい魔女狩りがあったとされる。